こんにちは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
さて、10月22日はこんな日です。
平安遷都の日、時代祭、パラシュートの日、絹婚記念日
※【平安遷都の日】
794(延暦13)年、桓武天皇が長岡京から山背国葛城郡宇太村の新京に移った。
「平安京」と命名されたのは、その年の11月8日だった。
平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に創建された平安神宮の例祭・時代祭はこの日に開催される。
「平安文学でわかる恋の法則」高木和子 筑摩書房 2011年刊行
「伊勢物語(平安の姫君たちが愛した最強の恋の教科書)」石崎洋司 岩崎書店 2016年刊行
「更級日記(日記に綴られた平安少女の旅と物語への憧れ)」濱野京子 岩崎書店 2016年刊行
「今昔物語集(今も昔もおもしろい!おかしくてふしぎな平安時代のお話集)」令丈ヒロ子 岩崎書店 2014年刊行
平安とは見事に良く言ったもので、おかげで文学が多く花開きました。
一千年、読みつがれるのがすごいです。
※【パラシュートの日】
1797年、フランスのパリ公園でアンドレ・ガルネランが高度900mの気球から直径7mの布製の傘のようなものと一緒に飛び降り、これが世界初のパラシュートによる降下となった。高度は2400mとの記述もある。
「木のはをつかってパラシュート」ピーター・クロス 金の星社 10987年刊行
さすがに木の葉では試さなかったけど、子どもの頃にタオルとかで、ちょっとだけ高いところからジャンプしてパラシュートごっこはやりました。
※【絹婚記念日】
日本ネクタイ組合連合会と日本スカーフ協会が制定。
ネクタイやスカーフ等の絹製品のPRのため、結婚12年目の「絹婚式」を迎える夫婦に絹製品のプレゼントをと呼びかけている。
「絹婚式」阿久悠 文化出版局 1994年刊行
阿久悠さんの小説が見つかりました。12回目の結婚記念日でディナーの約束。しかし、その場所に夫が来なかった…。波乱ですね。
※【中原中也忌】
『在りし日の歌』『汚れつちまつた悲しみに』などで知られる中原中也の命日。享年30。
古風な格調の中に近代的な哀愁をたたえた彼の歌は死後評価され、中原中也賞も制定された。彼が生まれた山口市湯田温泉には中原中也記念館が設けられている。
「中原中也詩集」中原中也 角川書店 1979年刊行
30歳で亡くなったのですか…。早すぎる死です。
※【鞍馬の火祭】
京都・鞍馬山に所在する由岐神社の例祭。大小の松明をかかげた男衆が、「サイレイ、サイリョウ」の掛け声を繰り返しながら、鞍馬の集落内を練り歩く。
「京都鞍馬火祭の里殺人事件」和久俊三 光文社 1992年刊行
なんということでしょう。ここでも惨劇が…。有名な祭りではほぼ悲劇がおきているのではないでしょうか。
今日はこのあたりで。
それでは~。
投稿者プロフィール
-
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
最新の投稿
- 未分類2020.11.01【リモートや動画の時代こそ『離見の見』】
- エクスマ2020.09.25「ブログ書けない病」にかかっていました。
- 橋本亨さん2020.05.22自分のことより相手のことを先に、という考えはうまくいかない。
- ブックカバーチャレンジ2020.04.24ブックカバーチャレンジ1日目 メルニボネの皇子