おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
9月1日から図書館で働いています。何かみなさんのお役に立てることをしなくては、と思っております。
図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
10月14日は、こんな日です。
鉄道記念日(鉄道の日)、世界標準の日、PTA結成の日、プラレールの日、くまのプーさん原作デビューの日、
ひよ子の日(毎月14日,15日)
鉄道についてはこのあいだ書いた気がするので、
「標準」の日で蔵書検索。
「薔薇作戦(戦時標準船荒丸)」谷恒生
思いもよらない本が出てきました。小説のようです。
薔薇作戦とは・・・。
「江戸語・東京語・標準語」水原明人 講談社現代新書
なるほど。言語の時代による変遷が書かれたもののようです。
「世界標準で生きられますか」竹中平蔵 1999年刊行
世界標準が書名にあるとは思わなかったので、「標準」で検索しましたが、ありました。小泉構造改革のブレーンの一人、竹中平蔵氏の著書です。世界標準に否定的なタイトルにみえますが、それとも、「世界の平均した生活より、日本はだいぶ上でしょうから、今より生活水準を落としても暮らしていけますか。いけないでしょう。だから経済成長が必要なのです」という内容でしょうか。いずれにしても、刊行から16年経っているので、経済書については答え合わせができそうです。
「標準音楽辞典 補遺」音楽之友社
これは、音楽を学ぶ人は目を通すべきですが、楽器から入っていく人はこの本は敷居が高いでしょう。
「最新標準パソコン用語事典PC/IT完全図解 2011-2012年版」
これは仕方のないことなのですが、パソコンやインターネット関係の本はすぐ古くなってしまいますね。
「最新日本食品成分表(日本食品標準成分表2010・アミノ酸成分表2010・五訂増補脂肪酸成分表完全収載)」医歯薬出版 2011年刊行
これはパソコンほど古さを感じません。不思議。
「よくわかる情報リテラシー(標準教科書)」2013年刊行
まず、情報リテラシーがなんのことかわからなかったので、ネット上の事典、ウィキペディアで調べてみました。「情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことである」
情報が洪水のようにあふれる世の中で、自分に必要な情報を探し出し、うまく使う能力ということでしょうか。
「エリック・シュミット」という方を、みなさんご存知でしょうか。私もよく知らなかったのですが、「Google」は聞いたことがあると思います。
その「Google」を作った人がエリック・シュミット氏なのですが、氏はこんなことを言っていたそうです。
人類の夜明けから2003年まで生み出された情報を 現代社会は1日で生み出している
最初にこの話を聞いた時は、「ええーっ? ウソだろ?」と思いましたが、考えてみると、メール(は最近減ったかも)、ライン、ツイッター、Facebook、ブログ、YouTubeなどなど、個人からの発信もどんどん増えています。
世界中の人の発信している情報を全部足すと、そうなってしまうのですね。
情報があふれて、これまで資本力のある企業の発信、テレビ・雑誌・新聞などのマスメディアが目立っていた時代から、個人の発信している情報に触れることが多い時代になっているようです。
確かに、テレビ・雑誌・新聞はどれも以前より見られなくなっていますね。
そんな中で、わざわざこのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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