おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月6日は、こんな日です。
姉の日、音の日、シンフォニー記念日、ラジオアイソトープの日、サンタ・クロース・デー
手巻きロールケーキの日(毎月6日)、電話放送の日(毎月6日)
「姉」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。
・・・大変です。1061件、ヒットしました。
一番上に出てきたのは、「北の本三○○」札幌市教育委員会 という本です。
なにか想像と違う感じ・・・。
次にならんでいるのは
「三角関係の超・心理」畑田国男
三角関係に姉が入ってくると、いろいろ考えてしまいますね。
「三万年の氏の教え(チベット『死者の書』の世界)」中沢新一
これも意味合いが違うけど、いろいろ深そうな本です。
「川端康成・三島由紀夫往復書簡」川端康成
文豪同士のやりとり、どんなことがあったのでしょう。二人の関係は不勉強でよくわからないのですが、フランクな友人同士のやりとりか、はたまたお互いの文化的な立場を意識した鎬を削るような文章や表現が並ぶのか、想像がつきません。読めばわかるんですけどね。
「冠婚葬祭の事典」三省堂編修所
北海道は、開拓の為に各地から集まってきた移民が多いので、結婚式が会費制だったり、まあ、結果的に合理的と言えば合理的な土地柄なので、他の地域の冠婚葬祭に出るときは勉強しておく必要がありそうです。本州では、お通夜は礼服ではないと聞いたことがあるのですが、はたして・・・。
リストを見ていくと、
「三毛猫ホームズの推理」
「三毛猫ホームズの怪談」
「三毛猫ホームズの四季」
と、赤川次郎さんのシリーズが続きます。「姉」で検索しているのに三姉妹探偵団シリーズより先にホームズが出てくるのはなぜなのか。
よくわからないまま、「音の日」でもあるので、今度は「音」のキーワードで蔵書検索します。
415件がヒット。これまた多いですね。
「寂聴観音経(愛とは)」瀬戸内寂聴 1990年刊行
テレビなどでもお姿を目にすることが多い、瀬戸内さんの著書です。
「幼児と音楽」音楽之友社
「子どものための音あそび集(ガラクタ楽器の世界)」音楽之友社
保育士さんにもおすすめ、かな。
「モニカ(音楽家の夢・小説家の物語)」坂本龍一・村上龍
名だたるお二人の合作らしいです。
「不安な録音機」阿刀田高
気になるタイトルです。面白そう。阿刀田さんの話、好きです。あまり読めてないけど。
「いつも音楽があった」倉本聰
倉本さんも音楽について書いていました。せっかくの音の日、読んでみようかな。
「ノックの音が」星新一
この一言で、いろんな想像をしてしまいます。名タイトル。
「音更町議会史」1990年刊行
あ、そういえば音がつきますよね。北海道以外の方が読んでくれていたら難読地名かもしれません。「おとふけちょう」と読みます。
あ、もしかして・・・。鹿追町は「しかおいちょう」と読みます。念のため。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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