今日は何の日? 12月7日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

12月7日は、こんな日です。

 

神戸港開港記念日、クリスマスツリーの日、国際民間航空デー、ラグビー国際試合記念日

 

「神戸」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。

・・・21件ありました。

 

「神戸・心の復興(何がひつようなのか)」NHK神戸放送局 1999年刊行

阪神・淡路大震災は、二十年を経ても記憶に残っています。最初にニュースで見たとき、ヘリコプターから撮影された倒れた高速道路は衝撃でした。

 

「暗い森(神戸連続児童殺傷事件)」朝日新聞大阪社会部 1998年刊行

これも日本中に衝撃を与えた事件です。2015年の今なお、「絶歌」の取り扱いで書店や図書館で議論になりました。

 

「神戸新聞の100日(阪神大震災、地域ジャーナリズムの戦い)」

「震災下の『食』(神戸からの提言)」

震災からの貴重な教訓が得られます。教訓という言葉でよいのか、迷いますが・・・。

 

「神戸愛と殺意の街」西村京太郎

西村先生、ごぶさたしております。リストに先生の著作が現れると、それだけでなんだかうれしくなります。

 

「神戸殺人レクイエム」山村美紗

「神戸摩耶山殺人事件」斎藤栄

「神戸異人館恋の殺人」大谷羊太郎

「神戸殺人事件」内田康夫

 

ミステリーが続きます。ミステリーが多いということは、作家さんが筆を走らせたくなる刺激のある街、ということなんでしょうね。

 

そんな街、神戸が気になるあなたにこの本を。

「神戸」JTBパブリッシング

神戸の魅力がつまった一冊です。

 

うまくまとめたつもりになって、次のテーマ「クリスマスツリー」の日、ということで蔵書検索。

あるかな。あった。

 

「クリスマスツリー」ジュリー・サラモン

クリスマスツリーを介して出会う二人を描いた小説のようです。読んでいるとボクのようにやさぐれた心がほぐれる、地味ながらいいお話のようです。

 

「ねんどでミニチュア コースターに飾る季節の小物(おせち料理からクリスマスツリーまで、シーズンごとのかわいい飾りが簡単に作れる!)」

キーワードを書いておくことで検索に引っかかってきますね。どんなにいい本、中身でも、興味を持ってもらわなければ読んでもらえない。サブタイトルって大事だな、と思いました。

 

「マッチうりのしょうじょ(ほのおのなかにクリスマスツリー)」アンデルセン

絵本ですね。このお話は知らない人はいないと思う。けど、ほのおのなかにクリスマスツリー、と書かれると、雪の降る中凍える手でマッチを擦り、そのほのおの中に、存在しないはずの、しょうじょの憧れるツリーが映る光景を想像してしまい、せつない気分になりました。

 

絵本が続きます。

「ふたりのクリスマスツリー」

「ぎんいろのクリスマスツリー」

「おもいでのクリスマスツリー」

などなど、サンタさんが来る前に、子どもたちが寝る前に、お母さん、お父さんが読んであげてほしいな。しあわせな時間。

 

 

今日は月曜日なので休館日なのですが・・・、

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。