今日は何の日? 12月5日(2015)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

12月8日は、こんな日です。

 

太平洋戦争開戦記念日、レノンズデー、御事納め、針供養

屋根の日(毎月)、果物の日(毎月)、歯の日(毎月)、米の日(毎月8日,18日,28日)

そして、鹿追町の画家、神田日勝さんの誕生日です。

 

「レノンズデー」って何だろう、と思ったら、ジョン・レノンが亡くなった日、ということでした。

えっ!?

ファンに撃たれて亡くなったんですか・・・・。音楽関係はさっぱり知識がなくて、今、初めて知りました。

 

「ジョン・レノン」で鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。

4冊ありました。

 

「誰がジョン・レノンを殺したか?」フェントン・ブレスラー

ファンの誰々が殺した、ということではなく、殺されるに至った経緯を分析した本かと。もちろん、ジョン・レノンが悪くて撃たれたという話ではないのだろうと思います。なぜそう思うのかというと、

 

「ジョン・レノン暗殺(アメリカの狂気に殺された男)」フィル・ストロングマン

という本のタイトルが目に入ったからです。歌で平和を訴える彼の活動を、よく言えば世界の警察、ひいき目なしで言えば軍事大国アメリカがよく思わなかったということでしょうか。アメリカという国がどうとかいうことではなく、彼の大きな影響力が不都合で、最後に、一ファンから暗殺されるという結果になったのでしょうか。日本にも「かわいさ余って憎さ100倍」という言葉があります。ここまで書いていて気になってきました。

 

他の2冊も

「ジョン・レノン(その生と死と音楽と)」

「ジョン・レノン(永遠に語りつがれるスーパースター)」マイケル・ホワイト

と、間違いなく人々に大きな影響を与え、もしかすると与えすぎてしまったことで早すぎる死を迎えたのかと想像してしまいます。

 

奇しくも、太平洋戦争開戦の日でもあります。

「太平洋戦争」で蔵書検索します。70冊が該当しました。

70冊すべて紹介はできませんが、列挙してみます。

 

「私の遺書(アジア太平洋戦争)」NHK出版/編

「ドキュメント太平洋戦争」

「最前線の戦闘(米軍兵士の太平洋戦争)」J・ハーシー

「太平洋戦争、五つの誤算」奥宮正武

「下士官たちの太平洋戦争(中堅戦力は何を思い、どう行動したのか)」

「日本軍の小失敗の研究(現代に生かせる太平洋戦争の教訓)」三野正洋

「石油で読み解く『完敗の太平洋戦争』」岩間敏

「あの日夕焼け(母さんの太平洋戦争)」鈴木政子

「神風特攻隊(壮烈な体あたり作戦)」

 

などなど、まだまだ気になる本は多いのですが・・・。

 

70冊・・・、「70」という数字、何か聞き覚えがあるなと思ったら、また奇しくも今年で終戦70年でした。

先人の記してくれた書がこれからの人類の叡智となり、戦争で不幸になる人がいなくなりますように。

 

 

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。