「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。
人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
5月8日はこんな日でした。
世界赤十字デー、松の日、ゴーヤーの日、ごはんパンの日、童画の日、万引き防止の日、スートブロワ記念日、声の日
ふむふむ、さて、うちの図書館にはどんな本がありますか…。
鹿追町図書館の本をキーワードで蔵書検索してみます。
※【世界赤十字デー】
1948(昭和23)年にストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会で決定。
赤十字の創設者、アンリ・デュナンの1828年の誕生日。
デュナンは、敵味方の区別なく苦しむ兵士を助ける中立・博愛の団体の創設を提唱した。
1864年にジュネーブ条約が結ばれて国際赤十字が誕生、日本も1886年(明治19年)に加盟した。
【ナイチンゲール(赤十字の母)】村岡花子 講談社 1981年
クリミアの天使は、患者さんに優しく声をかけるだけではなく、患者の病室の環境改善など、一つ一つ手を打って死亡率を激減させました。スゴイ。
※【松の日】
日本の松を守る会が1989(平成元)年に制定。
1981(昭和56)年、初めて同会の全国大会が奈良で開催された。
日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的としている。
「松」で蔵書検索。
こんな感じで松浦武四郎さんの本が結構出てきました。
【松浦武四郎の生涯(北海道と名づけた男)】更科源蔵 淡交社 2018年
北海道命名150年を機に、武四郎本がたくさん出版されましたね。
※【ゴーヤーの日】
JA沖縄経済連と沖縄県が1997(平成9)年に制定。
「ゴー(5)ヤー(8)」の語呂合せと、5月からゴーヤー(苦瓜)の出荷が増えることから。
【育てて楽しむはじての緑のカーテン(ゴーヤー ヘチマ アサガオ ブドウ パッションフルーツ)】緑のカーテン応援団 家の光協会 2011年
【ゴーヤー、オクラ、とうもろこし、枝豆のおかず(野菜パワーの健康料理108の品)】小川聖子 グラフ社 2004年
楽しく育てて、おいしく食べよう!
うん、うまくまとまった感。
※【ごはんパンの日】
長野県小海町に本社を置く有限会社「高原のパンやさん」が制定。
天然酵母の生地に、信州りんごを堆肥にして土づくりをし、無農薬で育てた「信州りんご米」をふっくらと炊きあげたごはんを30%練り込み、おからや野沢菜などを具に包み込んでおやき風に焼き上げた同店の人気商品「ごはんパン」を多くの人に知ってもらうのが目的。
日付は5と8で「ご(5)はんパ(8)ン」の語呂合わせから。
また、ごはんとパンは母のイメージから「母の日」に近いこともその由来のひとつ。
【子どもに食べさせたいすこやかごはん】おかあさんの輪 暮しの手帖社 2017年
お米の消費が減っているそうですが、日本人、お米をたべましょう。今日のボクの朝食はパンでしたけど…。
【世界に一軒だけのパン屋(地産地消で年商十億円北海道『満寿屋』三代の奇跡)野地秩嘉 小学館 2018年
今日もこちらが検索で出てきました。本になるのは大事ですね。
※【童画の日】
童画の生みの親、武井武雄の出身地である長野県岡谷市が制定した日。
1925(大正14)年、東京銀座・資生堂ギャラリーで「武井武雄童画展覧会」が開かれ、この時、童画という言葉が日本で初めて使われたことから、この日になった。
岡谷市ではイルフ童画館を中心に童画による児童文化、市民文化の発展を目指している。
【保育と絵本(発達の道すじにそった絵本の選び方)】瀧薫 エイデル研究所 2018年
子どもの喜ぶ絵本、成長を促す絵本、勉強していきたいですね。
※【万引き防止の日】
防犯カメラなどを活用したセキュリティシステムを幅広く手がける株式会社ジェイエヌシーが制定。
万引きは犯罪であるとの意識を高め、被害の減少を進めることで、安全な社会を築く一助とするのが目的。
日付は5と8で犯罪者を捕まえる「御用」(ごよう)の語呂合わせから。
【万引き家族】是枝裕和 宝島社 2018年
話題作、本で読めます!
※【スートブロワ記念日】
ボイラーなどの内部でゴミが固まり熱効率が落ちるのを防ぐために使われるスートブロワ(煤吹装置)の普及と知名度を高めるためにフコク機械工業株式会社が制定した日。
ゴミ処理場などで使われると高温を保てるため、環境を守る一助にもなる。
日付はスートブロワの英文Soot Blowerの頭文字SとB=5と8に見立てたところから。
これはなかなか知られていない日なのではないでしょうか。
【ストーブのふゆやすみ】村上しいこ PHP研究所 2007年
児童書です。さすが、名うての作家さんだなと思ったのが、ストーブのなつやすみではなくて、ストーブがふゆに休んじゃうという問題作です!
この発想、素晴らしいです。気になりますよね。
※【声の日】
声総研が2011年に制定
【声のサイエンス(あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか)】山崎広子 NHK出版 2018年
そういえば、同じセリフでも、人によって伝わり方が変わってきますよね。内容は同じはずなんですが…。その不思議をこの本で。
【メンタルトレーナーが教える子どもが伸びるスポーツの声かけ(子どもの心を整える36の言葉)】辻秀一 池田書店 2017年
辻さんの文体、読みやすくて好きです。
【クトゥルーの呼び声】H.P.ラヴクラフト 星海社 2017年
再ブームが来ているようです。あ、「声」を蔵書検索したらみつかりました。本屋さんでもクトゥルフ神話大系の本、結構見かけます。
今日も多くの本と出合えました。気になる本が一冊でもありましたでしょうか?
図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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