「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。
人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
5月9日はこんな日でした。
呼吸の日、アイスクリームの日、黒板の日、メイクの日、チャリティーメイクの日、ゴクゴクの日
ふむふむ、さて、うちの図書館にはどんな本がありますか…。
鹿追町図書館の本をキーワードで蔵書検索してみます。
※【呼吸の日】
新緑の美しいこの季節、風のそよぎに深呼吸すると自然への感謝と生きる喜びを感じる。
生き物全てに与えられる「よりよい呼吸を考える日」にと、NPO法人・日本呼吸器障害者情報センターが制定した日。
日付は5月9日で「呼吸」の語呂合わせでもある。
【図解睡眠時無呼吸症候群を治す!最新治療と正しい知識】白浜竜太郎 日東書院本社 2015年
自分一人ではわからないのですが、眠っているとき、呼吸が止まるというあれですね。
【最強の呼吸法(ストレス、パニックを消す!)】北川貴英 マガジンハウス 2011年
これは学んでおこうかな…。
【呼吸するだけダイエット(1分間、上を向く+深呼吸でやせる!)】佐藤万成 広済堂あかつき株式会社出版事業部 2010年
この本もいいですね。
考えてみれば、毎日確実にするものですから、呼吸の質が高まれば毎秒毎秒今までより良くなるんですよね。呼吸って、スゴイ。
※【アイスクリームの日】
日本アイスクリーム協会が1965(昭和40)年に制定。
その前年の1964年のこの日に東京アイスクリーム協会が記念事業を行い、諸施設へアイスクリームをプレゼントしたことから、翌年から「アイスクリームの日」として、各種のイベントを実施するようになった。
また1869(明治2)年、町田房蔵が横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で、日本初のアイスクリーム「あいすくりん」を製造・販売したことが由来のひとつに説明されることが多いが、これは旧暦6月(現歴7月)のことで5月9日には実は関係がない。
ついでに「あいすくりん」の1人前の値段は2分、現在のお金で約8000円と大変高価な物だった。
冷蔵庫や電気のおかげでいつでも食べられるようになったアイスクリーム。昔はそんなに高かったのですね。
【アイスクリームのあゆみ(日本アイスクリーム協会創立50周年記念)】日本アイスクリーム協会 2016年
アイスの歴史がこれ一冊で!
【日本懐かしアイス大全】アイスマン福留 辰巳出版 2015年
このシリーズはノスタルジーに浸れて、いいですよね。
※【黒板の日】
全国黒板工業連盟が、創立50周年を記念して、2000年7月に制定した日。黒板の有効性をアピールし、そのPRに役立てることを目的としている。
日付けは明治の初年、アメリカより最初の黒板が輸入されたのがこの時期といわれていることと、5と9で黒板の黒(こく)の語呂合わせから。
【不思議な黒板】山の仙蔵 バロル舎 2010年
誰も書いていないのに、いつのまにかメッセージが現れる。そんな黒板がクラスで話題になり…。
【手書きチョークのアイデア&テクニック(プロのアーティストが教える黒板描画のAtoZ!)】佐藤真理 日東書院本社 2016年
チョークでこんな絵が描けるんだ、と驚くほどの作品が生み出されます。
【kisobar西麻布黒板物語】木曽信介 ネットプリントジャパン
毎日書かれる黒板のメッセージがとても面白い、木曽さんの厳選した黒板写真集です。この本を所蔵している図書館は北海道ではうちくらいじゃないでしょうか。
街の2階でバーをはじめて、お客さんがどうしたら店に興味を持ってもらえるかということを考えたときに、木曽さんがやってみたのが黒板でのメッセージでした。お店に来てねとか、料理が美味しいとかはあんまり書いていなくて、独り言なのですが、しかし無視しがたいメッセージ性。たぶん、「この黒板を見てお店に来てくれなくても、道を歩く人がちょっと楽しい気分になってくれればいいや」って、肩の力を抜いて書いているのではないでしょうか。
試しにFacebookに写真をアップしてみたら友達がみんな喜んでくれたので、毎日投稿していたら自然とお店も人があふれるようになったとのこと。木曽さんの魅力が伝わったのですね。
行きつけの短パン社長によると、「ドリンクの味はいたってフツー」とのこと。でも、木曽さんに合う時間が楽しみで訪れる。
商売がうまくいくかは、人の魅力とそれを伝える力・取り組みをコツコツやっているかどうかなんだな、と学びました。味に自信があるけどお客さんが来なくて…、とお悩みの方は気軽に真似してみるといいのかもしれません。
ふざけているようで、毎日コツコツ書いているので真剣に遊んでいるのだと思います。バーはリラックスしにいくところですしね。遊びの要素がないと人が来ない…。図書館も半分はそうなのかもしれません。マジメで堅い空間だけではなく、知的にリラックスできる空間・時間が求められています。
読んでないと思うけど、木曽さん、勉強になります。
【「北の国から」異聞(黒板五郎独占インタビュー!)】倉本聰 講談社 2018年
黒板違いで検索されてきました。ある意味有名な黒板ですよね。
※【メイクの日】
「メイ(May)ク(9)」の語呂合せ。
※【チャリティーメイクの日】
ハンディキャップを抱えた人や高齢者の人、自分を美しすることに時間や余裕が持てない人に、プロフェッショナルのメイクアップアーティストがチャリティーやボランティアを行う日として日本スマイルメイク協会が制定。
菅原麗子代表(株式会社ビジュファクトリー代表)は「自分の美しさを再発見していただく日に」と話している。
日付は5と9でメイ(May=5月)ク(9)と読む語呂合わせから。
【メイクのヒント(毎日可愛くなれる)】千吉良恵子 講談社 2018年
メイクで変わりますよね。自分に合うメイクを見つけましょう。
【アニメ&ゲームコスプレMAKE&PHOTO (メイクも撮影も、この1冊ですべて悩み解消!)】主婦の友インフォス情報社 2016年
最近人気ですよね。メイクや衣装は自分であるけど自分でなくなる感覚が楽しいかも。
※【ゴクゴクの日】
初夏の日ざしが気持ちよくなる5月9日に、家や屋外でビールなどをゴクゴク飲んで爽快感を味わいたいと「きき酒師ちえの料理と酒の相性研究」のホームページを主宰する池田千恵氏が制定。日付はゴクゴクの語呂合わせから。
【ビールが飲みたくなる本】えい出版社 2012年
ビールが美味しい季節がやってきましたね。あ、年中おいしいか…。
【麦酒(ビール)のつまみ】太田潤 家の光協会 2003年
ボクは食いしん坊なのでビールよりおつまみが気になります。ビールだけだとなかなか飲めないんですよね…。
今日も多くの本と出合えました。
図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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