「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。
人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
5月16日はこんな日でした。
旅の日、性交禁忌の日
なんと…。
さて、このタイトルで探していって、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【旅の日】
日本旅のペンクラブ(旅ペン)が1988(昭和63)年に制定。
1689(元禄2)年3月27日(新暦5月16日)、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅へ旅立った。
せわしない現代生活の中で「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直す日。
「旅」のキーワードで蔵書検索。
914件。さすがに多いですね。新しめの本から…。
【星の旅人(伊能忠敬と伝説の怪魚)】小前亮 小峰書店 2018年
伊能隊と少年の旅。フィクション交じりの伝記で、史実のみの伝記とは違うのですが、その分読みやすくなっているそうです。面白そう。
【旅の絵本 9】安野光雅 福音館書店 2018年
世界の各国を絵で旅するこのシリーズの9冊目は、スイス。豊かな自然やスイスの町並みを、絵本を開いて楽しめます。
【幕末を生きた旅の巨人 松浦武四郎 見る、集める、伝える】北海道博物館 勝毎光風社 2018年
伊能忠敬さんもすごいですか、松浦武四郎さんもすごい。この方たちの旅の情熱は、どこから来るのでしょうか。
※【性交禁忌の日】
江戸時代の艶本『艶話枕筥』にて、この夜は特に性交禁忌の日とされた。
禁忌を破ると3年以内に死ぬと記載されていた。
うってかわって、スゴイ日でした。さすがにこのタイトルの本はなかったのですが、「禁忌」の本は発見できました。
【神話・禁忌・漂泊(物語と説話の世界)】広川勝美 桜楓社 1982年
昔から、「~~をしてはいけない。もし破ったら、お前は死ぬ」とか、「鶴のおんがえし」の、「決して覗いてはいけません」もタブーでしょうか。破ってはいけないと言われると、破りたくなる誘惑があったりします。
今日も様々な本と出合えました。
図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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