おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなに面白いことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月10日はこんな日です。
世界人権デー、3億円事件の日、ノーベル賞授賞式(ストックホルム)、
アロエヨーグルトの日
「世界人権」で鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。
あ、ホームページから誰でもできますよ!
そして、2件ありました。あるんだ。
「地球はひとつ(アートによる世界人権宣言)」
「世界人権宣言(あたりまえにいきるための)」
いずれもアムネスティ・インターナショナル日本支部によるものです。
昨日に続き、テーマが大きいですね。世界の為になにか、ということはなかなかできませんが、一人ずつ、身近な人のためになにかできることをしよう、と時々思うのですが、これもなかなかできてないのです。
次に、「三億円」で蔵書検索してみます。
あ、一冊ありました。
「三億円事件」一橋文哉 1999年刊行
そのものずばりの本がありました。結局、何だったのでしょうか。昭和43年に起きた事件で、昭和50年に時効になっています。この事件以降、多くの会社が給料の支給を手渡しから口座振り込みに切り替えた、とのことですので、我々にも大きな影響があった事件です。お父さんが、給料明細一枚持って帰るのと、分厚いボーナス袋を持って帰って奥さんに「ボーナス出たぞー」と手渡すのとでは、不思議にお父さん自体のありがたみ(の感じられ方)が変わってきたのでは、と考えます。
でも、気が大きくなったお父さんが酔っぱらって落としたりして、大変なことが起きていたことも想像できるので、振り込みが安心ですね。
次に、「ノーベル」で蔵書検索してみます。
18件、ありました。
「ノーベル平和賞(90年の軌跡と受賞者群像)」堤佳辰 1990年刊行
「ノーベル賞10人の日本人(創造の瞬間)」読売新聞編集局
あ、この創造の瞬間、というところ、気になりました。世界中でのちにすごい! と言われる発明や研究、活動はいかにして生まれるのかが書いてあると思います。
「ランダウの生涯(ノーベル賞科学者の知と愛)」マイヤ・ベサラブ
むむむ、ランダウさん、お名前も初耳かも。恥ずかしい。
「ひらめきの導火線(トヨタとノーベル賞)」茂木健一郎
トヨタがノーベル賞に関係しているのか、それとも、ひらめきの発生ということでトヨタとノーベル賞が別々に語られているのか、著者はテレビでもおなじみの脳科学者、茂木先生です。
「鈴木章ノーベル化学賞への道」北海道大学CoSTEP/著
研究内容はボクが読んでもさっぱりわからないと思うけど、すばらしい成果に至った道のりは学んでみたいですね。
「ノーベル(世界をかえた火薬王)」学研まんが伝記シリーズ 1979年刊行
このシリーズ、好きなんです。刊行年からすると、子どものころに読んだ本そのものかもしれません。なつかしいなぁ。
「キュリー夫人(ノーベル賞を二度受賞した)」学研まんが伝記シリーズ 1980年刊行
ボクの中でノーベル賞と言えば、キュリー夫人なのですが、それはこの本の影響だと、今気がつきました。
「ぼくもノーベル賞をとるぞ!!」高分子学会
なんだか勇気のでるタイトルです。これからの学生さんに読んでもらいたいな。
まだ気になる本はありますが、今日はここまで。
「アロエヨーグルト」は、蔵書検索してみたけど、これがタイトルの本はありませんでした。おいしいですよね。大好きです。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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