今日は何の日? 12月10日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなに面白いことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

12月10日はこんな日です。

 

世界人権デー、3億円事件の日、ノーベル賞授賞式(ストックホルム)、

アロエヨーグルトの日

 

「世界人権」で鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。

あ、ホームページから誰でもできますよ!

 

そして、2件ありました。あるんだ。

 

「地球はひとつ(アートによる世界人権宣言)」

「世界人権宣言(あたりまえにいきるための)」

いずれもアムネスティ・インターナショナル日本支部によるものです。

 

昨日に続き、テーマが大きいですね。世界の為になにか、ということはなかなかできませんが、一人ずつ、身近な人のためになにかできることをしよう、と時々思うのですが、これもなかなかできてないのです。

 

次に、「三億円」で蔵書検索してみます。

あ、一冊ありました。

 

「三億円事件」一橋文哉 1999年刊行

そのものずばりの本がありました。結局、何だったのでしょうか。昭和43年に起きた事件で、昭和50年に時効になっています。この事件以降、多くの会社が給料の支給を手渡しから口座振り込みに切り替えた、とのことですので、我々にも大きな影響があった事件です。お父さんが、給料明細一枚持って帰るのと、分厚いボーナス袋を持って帰って奥さんに「ボーナス出たぞー」と手渡すのとでは、不思議にお父さん自体のありがたみ(の感じられ方)が変わってきたのでは、と考えます。

 

でも、気が大きくなったお父さんが酔っぱらって落としたりして、大変なことが起きていたことも想像できるので、振り込みが安心ですね。

 

 

次に、「ノーベル」で蔵書検索してみます。

18件、ありました。

 

「ノーベル平和賞(90年の軌跡と受賞者群像)」堤佳辰 1990年刊行

 

「ノーベル賞10人の日本人(創造の瞬間)」読売新聞編集局

あ、この創造の瞬間、というところ、気になりました。世界中でのちにすごい! と言われる発明や研究、活動はいかにして生まれるのかが書いてあると思います。

 

「ランダウの生涯(ノーベル賞科学者の知と愛)」マイヤ・ベサラブ

むむむ、ランダウさん、お名前も初耳かも。恥ずかしい。

 

「ひらめきの導火線(トヨタとノーベル賞)」茂木健一郎

トヨタがノーベル賞に関係しているのか、それとも、ひらめきの発生ということでトヨタとノーベル賞が別々に語られているのか、著者はテレビでもおなじみの脳科学者、茂木先生です。

 

「鈴木章ノーベル化学賞への道」北海道大学CoSTEP/著

研究内容はボクが読んでもさっぱりわからないと思うけど、すばらしい成果に至った道のりは学んでみたいですね。

 

「ノーベル(世界をかえた火薬王)」学研まんが伝記シリーズ 1979年刊行

このシリーズ、好きなんです。刊行年からすると、子どものころに読んだ本そのものかもしれません。なつかしいなぁ。

 

「キュリー夫人(ノーベル賞を二度受賞した)」学研まんが伝記シリーズ 1980年刊行

ボクの中でノーベル賞と言えば、キュリー夫人なのですが、それはこの本の影響だと、今気がつきました。

 

「ぼくもノーベル賞をとるぞ!!」高分子学会

なんだか勇気のでるタイトルです。これからの学生さんに読んでもらいたいな。

 

まだ気になる本はありますが、今日はここまで。

 

 

「アロエヨーグルト」は、蔵書検索してみたけど、これがタイトルの本はありませんでした。おいしいですよね。大好きです。

 

 

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識があなたをお待ちしております。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。