「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。
人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
6月11日はこんな日でした。
国立銀行設立の日、雨漏り点検の日 、梅酒の日、傘の日
さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【国立銀行設立の日】
1873(明治6)年、日本初の銀行、第一国立銀行(後の第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)が設立された。その後の5年間に153もの国立銀行が発足した。
「国立」という名前がついているが、これはアメリカのNational Bankを直訳したもので、実際には民間の銀行だった。
国立銀行はすべて第○国立銀行のような名前になっていて、ナンバー銀行と呼ばれた。
【大合併(小説第一勧業銀行)】高杉良 講談社 1989年
金融小説の第一人者、高杉良さんの作品がありました。
【銀行大統合(ドキュメント・ノベル「みずほフィナンシャルグループ」)】高杉良 講談社 2001年
合併、統合と金融業界も変遷していきます。
【銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術】高橋忠寛 日本実業出版社 2015年
これも気になるところです。
【妄想銀行】星新一 新潮社 1976年
ショートショートの神様、星新一さんの作品がありました。読んだような記憶はあるのですが、表題作の結末が思い出せません。また読んでみようかな。
※【雨漏りの点検の日】
全国雨漏検査協会が1997(平成9)年4月6日に制定。
本格的な梅雨のシーズンを前に、うっとうしい雨漏りの被害にあわないようにと建物の雨漏りの点検をする日。
【心が雨漏りする日には】中島らも 青春出版社 2002年
いい日もあれば、悪い日もあります。書くのが一種の癒しなのでしょうか、果たして…。
※【梅酒の日】
入梅の日は食中毒対策や夏バテ予防に家庭で梅酒を飲用したり、青梅の需要期に当たることから、梅酒のトップメーカーであるチョーヤ梅酒株式会社が制定
【新梅酒・梅干し・梅料理】遠藤きよ子 グラフ社 1984年
疲れたときに、すっぱいものが美味しいです。
※【傘の日】
この季節の必需品である傘の販売促進を願い、傘メーカーの団体・日本洋傘振興協議会が、1989年(平成元年)に制定した日。
暦の上の入梅にあたることから6月11日としたが、傘のPRだけでなく、雨の日の傘の使い方などモラルの向上も訴えたという。
【かさちゃんです。】とよたかずひこ 童心社 2017年
おさないころに、自分の傘をはじめて買ってもらったときにずいぶん嬉しかった思い出があります。小さい子がカラフルな傘をさしているのをみると、ほほえましく思うのもそんな思い出があるからかも知れません。
今日も幅広いジャンルの本と出合えました。
図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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