「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。
人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
6月12日はこんな日でした。
恋人の日、日記の日、バザー記念日、宮城県民防災の日
さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【恋人の日】
全国額縁組合連合会が1988(昭和63)年から実施。
ブラジル・サンパウロ地方では、縁結びの聖人アントニウスの命日の前日6月12日を「恋人の日」として、恋人同士が写真立てに写真を入れ交換しあう風習があることから。
【「白い恋人」奇跡の復活物語】石水創 宝島社 2017年
賞味期限切れの改ざんでピンチに陥った白い恋人の石屋製菓。
食品偽装が相次いで、中にはそのまま潰れてしまった企業もある中で、見事立て直した危機管理のお話です。
※【日記の日】
1942(昭和17)年、ユダヤ人の少女アンネ・フランクによって「アンネの日記」が書き始められた。
アンネの家族は、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害を逃れて、アムステルダムの隠れ家に身を隠した。
日記は隠れ家に入る少し前の13歳の誕生日に父から贈られたものだった。
1944(昭和19)年8月1日、アンネらは隠れ家から連れ出されて、ポーランドのアウシュビッツに送られたため、日記はこの日で終わっている。
そして、1945(昭和20)年3月31日にドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所で病死した。
【”1日3分”で幸せを引き寄せるほめ日記】手塚千砂子 主婦の友社 2018年
言葉には力があります。いい言葉にはいい日々、悪い言葉には悪い日々がついてきますよね。
【きっとあの人は眠っているんだよ(穂村弘の読書日記)】穂村弘 河出書房新社 2017年
現代の歌人、穂村弘さん。去年、隣町の芽室町で講演が開かれ、ボクも参加しました。短歌というと自然の美しさを詠んだりするイメージだったのですが、思いのほか率直な気持ちを詠んでいいんだ、とずいぶん親しみを持てました。
言葉をつむぐには、とにかく読書で語彙を増やすこと、大事です。
【美術館で働くということ(東京都現代美術館学芸員ひみつ日記)】オノユウリ KADOKAWA 2015年
学芸員さんの普段の仕事、なかなか分からないですよね。こちらで垣間見ることができます。
※【バザー記念日】
1884(明治17)年、日本初のバザーが開かれた。
鹿鳴館で上流階級の女性たちが手工芸品を持ち寄って開いたもので、3日間の入場者は1万2千人に上った。
【こぐま学校のバザー】ミシェル=カートリッジ 偕成社 1982年
学校のバザーというと、中学校の文化祭の時に食券でおでんとかおそばとかいも団子を食べた思い出が…。懐かしいです。
あ、こちらは絵本になります。
※【宮城県民防災の日】
1978(昭和53)年、M7.5の宮城県沖地震が発生し、死者28人を出す大惨事となった。
県民の防災意識を高めるため、宮城県各地で防災訓練が行われる。
どうしても、災害は繰り返し起きてしまうのですね…。
【地震・津波防災のひみつ(東日本大震災を忘れない)】工藤ケン 宮城県 2018年
東日本大震災の本は本当にたくさんあるのですが、一番新しいのはこちらでした。子どもたちに伝えていかなければならない大事なことが、学研まんがでよくわかるシリーズでまとめられています。
今日も幅広いジャンルの本と出合えました。
図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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