【本の紹介】6月13日 小さな親切、鉄人、FM、無意味、はやぶさの日から

「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。

人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

 

今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。

6月13日はこんな日でした。

 

小さな親切の日、鉄人の日、FMの日、無意味の日、はやぶさの日

 

さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。

キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。

 

※【小さな親切の日】
1963(昭和38)年、「小さな親切」運動本部が発足した。
その年の東京大学の卒業式の告辞の中で、茅誠司総長が「小さな親切を勇気をもってやってほしい」と言ったことがきっかけとなって、6月13日に茅氏を始めとする8名の提唱者が、運動を発足させた。
“できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように”、“人を信じ、人を愛し、人に尽くす”をスローガンに運動が進められている。

【「あいさつ」っていいな(「小さな親切」作文コンクール)】「小さな親切」運動本部 1995年

小さな親切、大切ですよね。あいさつも、ときには勇気がいる場合もありますが、気持ちよくやっていきましょう。

 

 

※【鉄人の日】
1987年(昭和62年)のこの日、プロ野球広島東洋カープの衣笠祥雄選手が、アメリカ大リーグのルー・ゲーリック選手が持っていた記録を抜き2131試合連続出場の世界記録を作った。
足かけ18年、6082日目の大記録は、まさに鉄人と呼ばれるにふさわしい強靭な肉体があってのもの。
記録は2215試合まで伸びた。
その後、アメリカ大リーグのカル・リプケンが、1998年に2632試合連続出場を記録した。
ちなみに、カル・リプケンが持っていた903試合フルイニングス出場世界記録は金本知憲が更新し、連続試合フルイニング出場の記録は現在、1,492試合が世界記録であります。

【衣笠祥雄(フルスイングにかけたロマン)】永島直樹 ぎょうせい 1991年

名球会コミックスシリーズとして、往年のプロ野球選手の、幼少時代や野球と関わるきっかけ、プロになってからの栄光と挫折などがマンガで描かれたシリーズです。もちろん、長嶋さんや王さんの巻もあります。面白いのですが、今の子どもたちは年代が離れているので書庫に大事に置いてあります。ぜひ、読みたいとスタッフまでお声かけくださいね!

 

【鉄人衣笠】関屋敏隆 くもん出版 1992年

こちらは、衣笠さんの絵本です。

プロ野球界の歴史的偉業ですよね。

 

※【FMの日】
「F」がアルファベットの6番目、「M」が13番目であることから。
FMといえば、ラジオを連想します。AMとFMの違いもよく分からないのですが…。

 

【NHKラジオ深夜便絶望名言】頭木弘樹 飛鳥新社 2018年

絶望的な状況に陥るのは、自分一人ではないことを知ることで救われることがあるかもしれません。絶望と希望は切り離せない、そう信じたいです。

 

※【無意味の日】
「む(6)いみ(13)」の語呂合わせ。

タイトルのキーワードで、興味深い並びになりました。書棚では離れて置いてあったりするこの2タイトル。

【無意味な人生など、ひとつもない】五木寛之 PHP研究所 2017年

【人生なんて無意味だ】ヤンネ・テラー 幻冬舎 2011年

ときどき、まったく正反対のタイトルの本に出合うことがあります。

しかし、タイトルだけで判断しては内容を見誤ることがあります。

このタイトルの場合は…。
2冊一緒に読むのも、ありです。

※【はやぶさの日】
2010年(平成22年)6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」は宇宙空間60億キロ、7年間の歳月をかけたミッションを成し遂げ、地球に奇跡的な帰還を果たした。
この偉業から学んだ「あきらめない心」「努力する心」の大切さを伝えていこうと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある
4市2町(秋田県能代市・岩手県大船渡市・神奈川県相模原市・長野県佐久市・鹿児島県肝付町・北海道大樹町)で構成する「銀河連邦」(本部・神奈川県相模原市)が制定。

 

【小惑星探査機「はやぶさ」宇宙の旅】佐藤真澄 汐文社 2010年

日本中が沸いたはやぶさの帰還、あきらめないチャレンジ精神を何度でも学びましょう。

 

今日も幅広いジャンルの本と出合えました。

図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。