「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになるブログです。
人が生きると物語が生まれ、それは本に記されます。多くの人が生きれば多くの本が生まれる。多くの本たちの中から、今日は何の日?のきっかけで新たに出合ってみよう、そんな試みで、本を紹介しています。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
6月20日はこんな日でした。
健康住宅の日、難民の日、ペパーミントデー
さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【健康住宅の日】
住宅の健康とそこに住む人の健康を守るために、業種を超えた専門家が集まり研究活動などを行っている大阪に本部を置くNPO法人日本健康住宅協会が制定した日。
研究活動の成果は住宅関連の問題解決などに役立たれている。
日付はカビをはじめとしたさまざまな健康被害が懸念される梅雨の時期であるところから。
記念日に合わせて住宅見学会やセミナーなどを行う。
【アレルギーの人の家造り(シックハウス・住宅汚染の問題と対策)】足立和郎 緑風出版 2017年
夢のマイホームができても、建材や塗料などが体質に合わないと苦しいですよね…。
※【難民の日】
国連が2000(平成12)年12月に、それまでの「アフリカ難民の日」を改称して制定。
1974(昭和49)年、「アフリカ統一機構難民条約」が発効した。
【国境なき助産師が行く(難民救助の活動から見えてきたこと)】小島毬奈 筑摩書房 2018年
【ようこそ、難民!(100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと)】今泉みね子 合同出版 2018年
【自分とは違った人たちとどう向き合うか(難民問題から考える)】ジグムント・バウマン 青土社 2017年
【難民を知るための基礎知識(政治と人権の葛藤を越えて)】滝澤三郎 明石書店 2017年
なにをどうすれば解決するかは、問題が絡み合いすぎて決定打はないのでしょうが、知ることからはじめるのは大切です。
※【ペパーミントデー】
ハッカが特産品の北海道北見市まちづくり研究会が1987(昭和62)年に制定。
6月の北海道のさわやかさがハッカそのもので、20日ははっかの語呂合わせから。
【薄荷物語(北の華)】砂田明 北見観光協会 1986年
かつて北海道で盛んだった、亜麻や薄荷は、産業構造、社会の変化でかつてより作られなくなりました。しかし、人々の生活を支え、時に左右した作物。そこには単に植物の性質に留まらない、人の『物語』があります。
今日も幅広いジャンルの本と出合えました。
図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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