今日は登山、山、ドイツ統一の日 2019.10.3

「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

 

「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。

「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。

そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。

だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。

ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。

これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。

しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。

決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。せっかくですのでボクだけではなく、ネット上でも誰かに必要な本に出会ってもらいたいと思ってブログを書くことにしました。

あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。

 

多くの本たちの中から、「今日は何の日?」のきっかけで新たに出会ってみよう。

そんな試みで、本を紹介しています。

 

今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。

10月3日はこんな日でした。

 

登山の日、山の日、ドイツ統一の日

 

さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。

キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。

 

※【登山の日,山の日】
山に登ることで雄大な大自然に触れ、その素晴らしさを知って、自然を尊び、愛し、自然からの恩恵に感謝する日。
社団法人、日本アルパイン・ガイド協会の重野太肚ニ氏が発案し1992年10月3日に協会が制定したもので、日付けは10(登)3(山)の語呂合わせから。また、1905年(明治38年)の10月に、日本山岳会が発足したという歴史的事実もふまえている。

「登山」で蔵書検索します。

登山、登山…。
インドア派のボクが普段手に取らない本がずらり。

 

【北海道登山口情報400】全国登山口調査会 北海道新聞社 2018年

うちの図書館は北海道の十勝にあるので、北海道の本や十勝の本が多めです。

鹿追の近くの山はどのくらい載っているか、今度見ておこう…。

 

【田部井淳子のそこに山があるから(大人の山歩き・登山の愉しみ)】田部井淳子 洋泉社 2016年

登山…、ボクは高校の時に近くの白雲山に登ったっきり、登山はしていないのであります。この本で山の魅力に目覚めるかも…。

 

【バテない体をつくる登山食(山登りに必要な栄養と食べ方がわかる)】 大森義彦 誠文堂新光社 2016年

「そうだ、山に行こう」と思い立つのもいいですが、体づくりも必要ですよね。普段とは使う筋肉や体力が違いますよね。

 

【山に登る前に読む本(運動生理学からみた科学的登山術)】 能勢博 講談社 2014年

同じ山を登るのでも、体の使い方で疲労などが変わってくるみたいですよ。

 

【山で正しく道に迷う本(リスクマネジメントの専門家が書いた登山の本)】昆正和 日刊工業新聞社 2013年

山はなにせ自然の中ですので天候の変化や野生動物との遭遇など様々なことが起こりえます。転ばぬ先の杖を。

 

【マタギに学ぶ登山技術(山のプロが教える古くて新しい知恵)】 工藤隆雄 山と渓谷社 2008年

こちらはレジャーでの登山というより、山で生きるという観点で役に立つ本のようです。ふむふむ。

 

※【ドイツ統一の日】
1990(平成2)年、東西ドイツが45年ぶりに統一され、ドイツ連邦共和国が誕生した。
ベルリンの壁が崩壊してからわずか11箇月後だった。

 

ベルリンの壁の崩壊、テレビで観ました。大きな歴史の一ページですよね。

ドイツのキーワードで検索します。

 

【ようこそ、難民!(100万人の難民がやってきたドイツで起こったこと)】 今泉みね子 合同出版 2018年

困っている人を助けたい、という気持ちはあれど、価値観や生活様式の違いからも摩擦が起きることがある…。

簡単にはいかないようです…。

 

【タニアのドイツ式整理術・完全版(モノ・情報・時間の持ち方・しまい方・考え方)】門倉多仁亜 集英社 2012年

人気の整理術、最近いろいろありますが、自分の感覚にあったものを選ぶと続きますよね。

 

【ナチ・ドイツと言語(ヒトラー演説から民衆の悪夢まで)】宮田光雄 岩波書店 2002年

ドイツの分断を語る上で避けて通れない、ナチス。

ボクが大人になって知って驚いたことに、歴史の教科書でとんでもない悪だと書かれているナチスの政権は、選挙で選ばれたということがあります。

アウシュビッツの件だけでも、そんなとんでもないことをするのはクーデターで無理やり国を支配したのだと、思い込んでいました。

その恐るべき手口というか、演説、広報の凄さが載っています。

 

【夜と霧】 ヴィクトール・E.フランクル みすず書房 2002年

ナチスの話が出たので…。

ボクはまだ読んでいない、読むべき一冊の一つです。

手を出すのに勇気がいります。

 

【統一ドイツのゆくえ】坪郷実 岩波書店 1991年

30年近く前の本になります。

このときのゆくえにたどり着いたのでしょうか。

 

今日も読みごたえのある本と出会えました。

図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。