104、ジューC、古書、天使、イワシ、陶器、都市景観、里親の日でした。2019.10.4

「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

 

「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。

「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。

そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。

だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。

ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。

これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。

しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。

決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。せっかくですのでボクだけではなく、ネット上でも誰かに必要な本に出会ってもらいたいと思ってブログを書くことにしました。

あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。

 

多くの本たちの中から、「今日は何の日?」のきっかけで新たに出会ってみよう。

そんな試みで、本を紹介しています。

 

今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。

10月4日はこんな日でした。

104の日、ジューCの日、古書の日、天使の日、イワシの日、陶器の日、都市景観の日、里親デー、
宇宙開発記念日、探し物の日、証券投資の日、徒歩の日

 

さて、このタイトルで探して、どんな本がありますか…。

キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。

 

 

※【104の日】
電話番号案内サービス「104」番を広くPRしようとNTT番号情報株式会社が制定。
104番は名称または業種、住所などから早く、簡単に電話番号を検索できるサービス。
日付はサービスのダイヤルナンバーの104から。
「ダイヤル」で蔵書検索。

 

【七つのダイヤル】アガサ・クリスティ 東京創元社 1981年

【殺人予告はリダイヤル】山村美紗 文芸春秋 1992年

ふむ、ダイヤルはミステリの入り口かもしれません……。

 

※【ジューCの日】
「ジューC」は1965年から販売され、40年以上もの間ロングセラーを続けている日本を代表する清涼菓子。
「子どもたちに夢と希望を」の精神でお菓子づくりをしている製造・販売元の岡山県岡山市に本社を置くカバヤ食品株式会社が制定。
日付は10と4で「ジューC(シー)」と読む語呂合わせから。

50年間で50種類以上の味が発売されております。

スゴイ。

なつかC。

 

【ふしぎ駄菓子屋銭天堂】 廣嶋玲子 偕成社 2013年

こんな所に、お店、あったっけ……?

迷い込んだ人が手にするお菓子で不思議なことが……。

 

※【古書の日】
全国古書籍商組合連合会(全古書連)が2003(平成15)年に制定。
【関連】
古書月間 10月1日〜10月31日

【ビブリア古書堂の事件手帖】三上延 アスキー・メディアワークス 2011年

ドラマにもなりました。こちらも評判のいいシリーズです。

 

※【天使の日】
婦人下着メーカーのトリンプインターナショナルジャパンが2000(平成12)年に、同社の製品「天使のブラ」の1000万枚販売達成を記念して制定。
「てん(10)し(4)」の語呂合せ。

【「残業ゼロ」の仕事力】 吉越浩一郎 日本能率協会マネジメントセンター 2007年

元トリンプ代表の吉越さん。

残業をしなくても効率が上がる、いや、しないから上がるのである。うんうん。

仕事、スムーズに仕上げられるように読んでみよう。

 

【てんしのおとしもの】 藤田ひおこ PHP研究所 1997年

てんしが落とすもの、何だと思いますか?

……、そう、アレです!

やさしい絵本です。

 

※【いわしの日】
10月4日で104、これをイワシと読ませる。大阪府の多獲性魚有効利用検討会(いわし食用化協会)が1985年(昭和60年)に提唱した。
栄養豊富なイワシをもっと食べようというわけ。
【クリスティーヌといわし】エレーヌ・レイ ほるぷ出版

絵本にいわしはなかなか登場しない気がするので、ちょっとめずらしい本です。
クリスティーヌはいわしがきらい。でも、食べなさいと言われてクリスティーヌが泣いていると……。

 

※【陶器の日】
愛知県瀬戸市の提唱により日本陶磁器卸商業協同組合連合会が1984(昭和59)年に制定。
古代日本で、陶器を「陶瓷」と言っていたことから、「とう(10)し(4)」の語呂合せ。

はじめてから、玄人まで幅広くありますね。

【週末陶芸家になろう!】 林寧彦 双葉社 2001年

【陶芸やるゾ(コミックで楽しくわかる陶芸入門)】 のがみけい 集英社 2000年

難しそうなイメージがありますが、はじめはみんな初心者です。

 

※【都市景観の日】
都市の景観を見直し、人々の景観に対する意識を高めようと1990年(平成2年)に建設省(当時)が制定した日。
「10(と)4日(しび)」(都市美)の語呂合わせ。「美しいまちなみ賞」が募集される。

【写真で見るあの日の札幌 街並み編】北海道新聞社 2018年

【釧路街並み今・昔】永田秀郎 北海道新聞社 2005年

札幌はどんどん発展、釧路は漁業最盛期から、両方の街もかつては今とは違う風景です。ノスタルジーに浸れます。

 

※【里親デー】
厚生省(現在の厚生労働省)が1950(昭和25)年に制定。
1948(昭和23)年、里親制度の運営についての厚生事務次官通告が施行された。

【本気で叱って抱きしめて(60人の子どもを育てた里親夫婦)】奥本千恵 日本放送出版協会 2003年

60人…。スゴイ。

 

※【宇宙開発記念日】
1957年(昭和32年)のこの日、ソ連科学アカデミーにより開発された人類初の人工衛星「スプートニク1号」が、ロシア宇宙庁(現在のロシア航空宇宙庁)によりバイコヌール宇宙基地チュラタム射場より打ち上げられたことを記念したもの。
スプトーニク1号は直径58cm、重さ83.6kgと極めて小型で、丸型のカプセルに4本の長いアンテナがついていた。
アメリカとの間で熾烈な宇宙開発競争が始まった。

【夢を実現する発想法(iPS細胞×はやぶさ)】川口淳一郎 致知出版社 2013年

山中伸弥さんとの対談です。宇宙と人体。このまだまだ未知であるテーマに挑む二人の研究者の思考、間違いなく面白いので読んでみよう。

※【探し物の日】
NTTの電話番号案内が104番であることから。
失くした物をもう一度本気で探してみる日。

【小さなまじょのさがしもの】星谷仁 岩崎書店 1986年

幼年童話です。大人もちょっと疲れたときに読むといいかも。

 

※【証券投資の日】
日本証券業協会などが制定。
証券市場や株式市場への理解を深めてもらうことを目的に、東京証券取引所などからなる証券知識普及プロジェクトによるイベントが各地で行われる。
「10(投)4(資)」の語呂合わせ。

【投資デビューしたい人のための資産運用のはじめ方がよ~くわかる本】前田通孝 秀和システム 2017年

うーん、成功すればいいけど失敗はコワイですよね。どうぞ慎重に…。

※【徒歩の日】
日常生活で歩く習慣を取り戻し健康になろうと宮崎市の徒歩を楽しむ会代表の貞原信義氏が制定した日。
日付は10と4で「ト・フォ」と読む語呂合わせから

 

【ゼロから始める「医師が教える」ウォーキング】西田潤子 KADOKAWA 2014年

歩くのは健康にいい、と誰しもがいいますよね。でも、北海道の田舎暮らしは意外と歩かない……。車の移動が多いのです。意識して歩くようにしたいですね。

 

 

テーマが多い日は、本もどんどん出てきます。今日はなかなか多かったです。

そして図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しください!

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。