「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。
「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。
そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。
だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。
ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。
これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。
しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。
決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。
もっと自分の町の図書館の本がわかるようになるため、ブログを書くことにしました。
あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。
多くの本たちの中から、「今日は何の日?」の切り口で探してみています。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
10月11日はこんな日でした。
鉄道安全確認の日、リンゴの唄の日、ウィンクの日(オクトーバーウインク)、レーシックの日、「獣医と一緒に!」の日
さて、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【鉄道安全確認の日】
1874(明治7)年、新橋で日本初の鉄道事故が発生した。
【軌道(福知山線脱線事故JR西日本を変えた闘い)】松本創 東洋経済新報社 2018年
テレビで事故の現場を見たときは驚きました。今でもあの衝撃的な脱線のイメージがありありと甦ります。日本の鉄道ダイヤは他の国と比べて異常なほど正確と聞きますが、それを当たり前と思いすぎてもいけないのかもしれません。
※【「リンゴの唄」の日】
1945(昭和20)年、戦後初めて制作・公開された映画『そよかぜ』が封切られた。
並木路子が歌う挿入歌「リンゴの唄」は戦後を象徴する大ヒットとなった。
【「リンゴの唄」の作曲家 万城目正 北国に光をささげた人々35】下山光雄 北海道科学文化協会 2017年
むむ、記念日にふさわしい本がありました。スゴイ。
※【ウィンクの日(オクトーバーウィンク)】
10と11を倒して見ると、ウィンクをしているように見えることから。女子中学生の間ではやったおまじないで、この日、朝起きた時に相手の名前の文字数だけウィンクをすると、片思いの人に気持ちが伝わる・・・・とのことです
【ゴジラのウィンク(なけちゃう宅急便)】日本児童文学者協会 童心社 1996年
タイトルからどういうおはなしか、全く先が読めません。感動の物語なのか?
※【レーシックの日】
医療用のレーザーを目の角膜部分にあてて、視力を矯正する角膜屈折矯正手術(レーシック)の認知度を高めることを目的に、SBC近視レーザークリニックが制定。
日付は10月10日の「目の愛護デー」の翌日に当たり、10と11で「目がいい」と読む語呂合わせから。
レーシックの先生が眼鏡をかけている、なんて話をどこかで読んだ記憶がありますが、それだと「あれ?」って思いました。
【メガネと視力のひみつ】ひろゆうこ 学研 2019年
ひみつシリーズはこちらのジャンルにも。
メガネと言えば、この間オンデーズの田中社長さんの講演を聞きました。
【破天荒フェニックス】という田中さんの書いた小説が面白くて聞きにいったのですが、哲学がしっかりあって、魅力的な方でした。
※【「獣医と一緒に!」の日】
動物病院と動物医療をサポートする「株式会社ベッツホールディングス」が制定した日。
獣医師とともにペットの健康管理・育成・発展を願いたいとの気持ちから「獣医と一緒に!」の日としたもの。
日付は10と11で「獣医と一緒に!」と読む語呂合わせから。
2006年のこの日には100%自然食で作られた疾患を持つ犬向けの健康管理食「マンマリゾメディコ」を発表。
【獣医師の一日】WILLこども知育研究所 保育者 2017年
こどもたちに、いろいろな仕事を知ってもらいたいというシリーズ、獣医師編です。
【動物と向きあって生きる(旭山動物園獣医・坂東元)】坂東元 角川学芸出版 2006年
坂東さんの本を発見。チラ見しただけなので今度しっかり読んでみよう。
今日も、いろいろな本が見つかりました。
そして図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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