【蔵書の勉強】引っ越し、サツマイモ、豆、麻酔の日でした。2019.10.13

「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。

おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。

 

「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。

「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。

そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。

だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。

ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。

これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。

しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。

決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。

もっと自分の町の図書館の本がわかるようになるため、ブログを書くことにしました。

あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。

 

多くの本たちの中から、「今日は何の日?」の切り口で探してみています。

 

今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。

10月13日はこんな日でした。

 

引っ越しの日、サツマイモの日、豆の日、麻酔の日

 

さて、どんな本がありますか…。

キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。

 

※【引越しの日】
引越専門協同組合連合会関東ブロック会が1989(平成元)年に制定。
1868(明治元)年、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城された。

ひらがなで「ひっこし」と検索すると絵本が多めに出てくるシステムです。
いろんなひっこしがありますねー。

【おうさまのおひっこし】牡丹靖佳 福音館書店 2012年

絵本が見つかりました。なんだか大荷物で、たくさんの家来と共に大さわぎな予感がしますが…。

 

【ひっこし おおさわぎ】スザンナ・グレッツ 岩崎書店 1984年

なにか、引っ越しは大さわぎなイメージがあるのですが、もしやこの絵本からかな…。

 

【ひとり暮らしの教科書 理想のお部屋に引っ越し編】森真奈美 毎日コミュニケーションズ 2007年

どんな部屋に住むかで、日々の暮らしは変わってきます。つまりは、人生が変わってきます。ボクの理想は、とにかく本がたくさん置ける部屋です。うん。

 

※【サツマイモの日】
埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会が制定。
10月はさつまいもの旬であり、江戸から川越までの距離が約13里なので、さつまいもが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と言われていたことから。
【まるごとさつまいも】八田尚子 絵本塾出版 2018年

【さつまのおいも】中川ひろたか 童心社 1995年

【サツマイモの絵本】たけだひでゆき 農山漁村文化協会 1997年

【農家が教えるジャガイモ・サツマイモつくり】農山漁村文化協会 2014年

絵本や実践書が見つかりました。北海道民だからジャガイモを食べる機会の方が多いですが、さすがサツマイモ。多くの本があります。

※【豆の日】
陰暦の9月13日には「十三夜」として名月に豆をお供えし、ゆでた豆を食べる「豆名月(まめめいげつ)」という風習があったことにちなみ全国豆類振興会が制定。
日付は暦どうりの「十三夜」とすると毎年日付が大きく変動してしまうので、新暦の10月13日とした。
豆類に関する普及活動などを行う。

【そらまめくんこんにちは】なかやみわ 小学館 2019年

人気のシリーズですね。そらまめくんのベッドですよー。

 

【豆の上で眠る】湊かなえ 新潮社 2014年

豆の上で眠ると、どんな感じでしょうか。そば殻のまくらが気持ちいいのだから、豆のベッドも気持ちいいかもしれませんねー。って、そんな話じゃない気がします。たぶん。

 

【十津川警部西伊豆変死事件】西村京太郎 講談社 2009年

西村先生おはようございます。

「豆」で検索したら「伊豆」が入ってきました。なるほど。

 

【コーヒーの事典(豆の選び方、淹れ方、自家焙煎の楽しみ方)】田口譲 成美堂出版 2008年

こちらも豆でした。これでコーヒーライフがさらに充実するかも。コーヒー好きの方に一度は読んでほしいなと思いました。あ、ボクはふつうです。

 

※【麻酔の日】
日本麻酔科学会が制定。
1804年、華岡青州が世界で初めて全身麻酔による乳癌手術を成功させた。

 

【麻酔科医】江川晴 小学館 2008年

小説を発見。なかなか知られていない麻酔科医の仕事の様子、葛藤の様子が描かれています。

 

【手術室の中へ(麻酔科医からのレポート)】弓削孟史 集英社 2000年

こちらはお医者さんが書いてくれた本です。

ふだん健康な方が、「手術」するとなると漠然とした不安を感じますが、病気やケガに対しての不安と、「手術」そのものに対する不安があると思います。

「手術」するとき、手術室の様子はこうですよ、リスクはこうですよ、実際はこんなことが行われますよと説明してくれています。

あれもこれもお医者さんに聞けない…、という遠慮がちな方はこちらを読むといいかもしれません。

 

 

手術室の中へ、気になりました。

そして図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しくださいねー。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。