「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。
「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。
そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。
だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。
ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。
これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。
しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。
決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。
もっと自分の町の図書館の本がわかるようになるため、ブログを書くことにしました。
あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。
多くの本たちの中から、「今日は何の日?」の切り口で探してみています。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
10月14日はこんな日でした。
鉄道記念日(鉄道の日)、世界標準の日、PTA結成の日、プラレールの日、くまのプーさん原作デビューの日
さて、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【鉄道の日】
1922(大正11)年に「鉄道記念日」として制定。
1872(明治5)年9月12日(新暦10月14日)、新橋駅(後の汐留貨物駅・現在廃止)
〜横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)を結んだ日本初の鉄道が開業した。
「鉄道記念日」のままでは国鉄色が強いということで、1994(平成6)年に運輸省(現在の国土交通省)の提案により「鉄道の日」と改称し、JR以外の民間鉄道も巻き込んだ記念日となった。
【北海道鉄道旅おうえんブック2019夏/秋】北海道新聞社出版センター 2019年
広い面積と本州より低い人口密度、そして雪や凍結によるコストアップ。北海道の鉄道は苦しいと思いますが、なんとか残ってほしいです。
【鉄道とトンネル(日本をつらぬく技術発展の系譜)】小林寛則 ミネルヴァ書房 2018年
山の両側から掘り進めて、ピタリとお互い行き当たるトンネルの貫通。スゴイと思います。
※【世界標準の日(World Standards Day)】
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が制定。
世界標準を策定した人たちに感謝し、労をねぎらう日。
アメリカ合衆国では10月11日、フィンランドでは10月13日、イタリアでは10月18日をそれぞれ世界標準の日と定めている。
【コウケンテツのだけ弁(これが世界標準!)】コウケンテツ 扶桑社 2019年
タイトルだけ見ると、何の本か謎ですね。
方言の本……、ではなく、料理の本です。
人気料理家の著者が、「あんまり難しいお弁当をつくるのも毎日しんどくなりますので、シンプルでいいんです!」と、「○○だけ」のシンプル弁当の提案です。
自身で世界各地の家庭料理を見てきたからこそ、世界標準を名乗れるスゴイ自信です。
※【PTA結成の日】
1952(昭和26)年、PTAの全国組織、日本父母と先生全国協議会(現在の日本PTA全国協議会)が結成された。
【関連】
PTA週間 10月14日〜10月20日
【となりのPTAの実践このPTAがすごい!(全国活動事例集)】日本PTA全国協議会 ジアース教育新社 2017年
【PTA、やらなきゃダメですか? 山本浩資】小学館 2016年
この2冊の落差……。
PTAを取り巻く環境も年々変わっていっていますし、一筋縄ではいかないですよね。
※【プラレールの日】
1997年に制定され、トミー(現タカラトミー)より「特別限定復刻版ちんちんでんしゃ」が発売された。
毎年10月14日にはこれを記念して限定復刻版が発売される。
【プラレールジオラマ大図鑑(日本全国鉄道の旅)】永岡書店 2013年
走るだけで楽しいプラレールですが、背景も組み立てたら大人でもずっと見ていたくなる魅力があります。
ここ2年、ご厚意により夏休み期間に図書館にプラレールを展示させていただいていますが、すごい人気です。ありがたいです。
※【くまのプーさん原作デビューの日】
世界中で愛されている「くまのプーさん」の原作が発売された日(1926年10月14日)を記念日として制定したのは「ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社」。
プーさんとゆかいな仲間達が楽しく暮らす100エーカーの森にちなみ、環境・森林保護を考える日としている。
【くまのプーさん小さなしあわせに気づく言葉】PHP研究所 2011年
みんな大好きプーさんに、さらに癒されてみましょう。
今日も様々なジャンルの本が見つかりました。
そして図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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