「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。
「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。
そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。
だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。
ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。
これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。
しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。
決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。
もっと自分の町の図書館の本がわかるようになるため、ブログを書くことにしました。
あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。
多くの本たちの中から、「今日は何の日?」の切り口で探してみています。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
10月17日はこんな日でした。
貯蓄の日、貧困撲滅のための国際デー、上水道の日、オンラインゲームの日
沖縄そばの日、カラオケ文化の日、神嘗祭、
さて、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【貯蓄の日】
日本銀行貯蓄増強中央委員会(現在の金融広報中央委員会)が1952(昭和27)年の同委員会発足の際に制定し、翌年から実施。
戦前まで実施されていた神嘗祭に因んで。
勤労の収穫であるお金を大切にする日。
【節約の9割は逆効果(貯蓄体質になるお金の習慣とコツ)】横山光昭 朝日新聞出版 2017年
テレビでもおなじみの横山さん。節約が逆効果とは…? 気になるタイトルです。
※【貧困撲滅のための国際デー】(International Day for the Eradication of Poverty)
1999(平成11)年の国連総会で制定。国際デーの一つ。
【東京貧困女子。(彼女たちはなぜ躓いたのか)】中村敦彦 東洋経済新報社 2019年
【ルポ中年フリーター(「働けない働き盛り」の貧困)】小林美希 NHK出版 2018年
【孤立していく子どもたち(貧困と格差の拡大のなかて)】しんぶん赤旗社会部 新日本出版社 2017年
【老人に冷たい国・日本(貧困と社会的孤立の現実)】河合克義 光文社 2015年
【生活保護vsワーキングプア(若者にひろがる貧困)】大山典宏 PHP研究所 2008年
うーん、日本は貧しい国なのかも…。
【ムハマド・ユヌス自伝(貧困なき世界をめざす銀行家)】ムハマド・ユヌス 早川書房 1998年
この方に助けてもらいましょうか…。
※【上水道の日】
1887(明治20)年、横浜の市街地へ日本初の近代的上水道による給水が開始された。
イギリスの工兵中佐パーマーの設計指導により、相模川から野毛山の貯水地へ引水し、市街地へ給水していた。
【水道の民営化・広域化を考える】尾林芳匡 自治体研究社 2019年
どうなんでしょうね。
【下水道のひみつ】ひろゆうこ 学研 2016年
学研のひみつシリーズです。ふむふむ。
※【オンラインゲームの日】
1997年、日本初の月額課金型、多人数同時参加型オンラインRPG「ウルティマオンライン」の英語版パッケージが発売された日を記念して、エレクトリック・アーツ株式会社が制定。
【オンライン!】雨蛙ミドリ KADOKAWA 2011年
子どもたちに人気の児童小説シリーズです。現在18巻まで所蔵しています。息が長いシリーズです。
※【沖縄そばの日】
1978(昭和53)年、「沖縄そば」の名称が公正取引協議会が正式に呼称認定され、また、全国麺類名産・特産品に指定された。
【沖縄】JTBパブリッシング 2019年
ココミルのシリーズ、旅行ガイドです。沖縄に行こうかなー、どこに行けばいいかなー、という方は一度は御目通しを。
※【カラオケ文化の日】
カラオケ機器の販売及びリースに係わる事業者の全国協議機関である全国カラオケ事業者協会が制定。
「カラオケは我が国が生んだ最大の娯楽文化」との認識から、
20年余りにわたり、その普及に努めてきた事業者が集まる同協会の設立記念日。
【関連】
カラオケの日 1月19日(NHKが制定)
ファミリーカラオケの日 9月第2土曜日
【カラオケを発明した男】大下英治 河出書房新社 2005年
日本の娯楽を超えて、世界でもカラオケ文化が広がっています。スゴイ。
ボクはちょっと苦手なんですけどね、カラオケ。
※【神嘗祭】
1947(昭和22)年までの祝日。
天皇が、その年の新穀を伊勢神宮に奉納する祭。
1871年に定められたときは9月17日に実施されていたが、1879年にこの日に改められた。
【図解ふしぎで意外な神道】岡田明憲 学研パブリッシング 2013年
初詣や秋祭りなど、神社は身近ですが知らないことも多いです。ふむ。
今日も様々なジャンルの本が見つかりました。
そして図書館の書棚では、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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