「へーっ、こんな本、あるんだ!」と、思ってもみないジャンルの本との出会いになる(かもしれない)、そんなブログです。
おはようございます。北海道は十勝、鹿追町図書館で働いている石川誠です。
「本離れ」が、どんどん進んでいる感があります。面白い本がいっぱいあるんですけどねー。
「ふだん、本は読まないんだよね」という方でも、なにかしら趣味や興味のあることはお持ちですよね。
そのジャンルの本なら、「ちょっと気になるな」ということがあるかもしれません。
だいたいの公共図書館は、すべてのジャンルに対して満遍なく収集するようになっています(まあ、偏りは多少あるかな…)。
ボクの勤める、鹿追町図書館(北海道の十勝にあります)は約8万冊の蔵書。
これだけあれば、誰かしらにピッタリくる本があるはずです。
しかし、しかしです。数が多いだけに、そのピッタリくる本に「出会えるか出会えないか」ということがあります。書架にあっても埋もれてしまうのですね。
決して広い図書館ではないのですが、働いているボクでさえ、「あ、これ面白そう」という本に、急に出会うことがあります。
もっと自分の町の図書館の本がわかるようになるため、ブログを書くことにしました。
あ、本題までの話が長い、とよく言われます。ごめんなさい。
多くの本たちの中から、「今日は何の日?」の切り口で探してみています。
今日が何の日の解説は、田中みのるさんのメルマガ・ホームページから。
10月30日はこんな日でした。
香りの記念日、初恋の日、ニュースパニックデー、卵かけご飯の日、マナーの日
さて、どんな本がありますか…。
キーワードで鹿追町図書館の本を蔵書検索してみます。
※【香りの記念日】
石川県七尾市が1992(平成4)年に制定。
1992(平成4)年、七尾市で第7回国民文化祭「世界香りのフェアIN能登」が開催された。
なお、七尾城跡の遺跡からは香炉が発掘されるなど、「香りのまち・七尾」と呼ばれている。
「抹茶」で蔵書検索。
【抹茶BOOK(いにしえの香り、新しい味わい。)】主婦の友社 2018年
ふだん飲まないけど、抹茶は美味しいですね。
【はじめてのアロマテラピー(香りを楽しむ癒される)】梅原亜也子 学研パブリッシング 2014年
リラックスするのにいいですよね。
【柑橘レシピ(香り豊かな味わい献立)】本多京子 日東書院本社 2013年
柑橘系の香り…。独身男性の孤独な食事からは遠く感じました…。
※【初恋の日】
島崎藤村ゆかりの宿である長野県小諸市の中棚荘が制定。
1896(明治29)年、島崎藤村が『文学界』46号に『こひぐさ』の一編として初恋の詩を発表した。
毎年、初恋をテーマとした「初恋はがき大賞」等のイベントを行っている。
「初恋」……もう、何冊か思い浮かびますね。
蔵書検索すると、51件がヒット。
【友情・初恋】武者小路実篤 集英社 1992年
そうそう、初恋と言えはこの作品。
【初恋】イワン・セルゲーヴィッチ・ツルゲーネフ 角川書店 1979年
まずはこの作品が頭に浮かんだ人も多いのでは。
【北の国から87初恋】倉本聰 理論社 1987年
こちらも、初恋ワードが印象的です。
【十津川警部「初恋」】西村京太郎 祥伝社 2002年
これはちょっと思い浮かびにくいかも。
あの警部にもロマンチックな思い出が…。
※【ニュースパニックデー】
1938(昭和13)年、アメリカ・CBCラジオでオーソン・ウェルズ演出のSFドラマ『火星人来襲』が放送された。
その中で、演出として「火星人が攻めてきた」という臨時ニュースを流した所、本物のニュースと勘違いされ、アメリカ中で120万人以上が大パニックになった。
【きのう、火星に行った。】笹生陽子 講談社 1999年
なんか、銭湯に行ってきた感じであっさりとしたタイトル…。
【ムーミン谷に火星ジン!?】トーベ・ヤンソン 福武書店 1993年
平和なムーミン谷に忍びよる影…。
【となりの火星人】工藤純子 講談社 2018年
忍び寄るどころか、となりにいました。
【男は火星人 女は金星人(すべての悩みを解決する恋愛相談Q&A)】ジョン・グレイ ソニー・マガジンズ 2003年
となりどころか、火星人でした。
※【卵かけご飯の日】
2005年、島根県雲南市において卵かけご飯の魅力を語り合うシンポジウムが開かれ、その中で制定される。
【卵専門カフェのたまごレシピ】えい出版社 2014年
卵かけご飯はカフェにはないかもしれませんが美味しそうですね…。
※【マナーの日】
ビジネスマナー、一般マナーなど、あらゆる場面において必要不可欠な「マナー」について見直し、生活に役立ててもらうことを目的にNPO法人・日本サービスマナー協会が制定。日付は協会が設立された2008年10月30日から。
協会では接客サービス研修、認定資格、検定試験など、サービスマナーの普及と向上の活動を行っている。
【テーブルマナーの絵本】高野紀子 あすなろ書房 2011年
マナーといえば、まずテーブルマナーが思い浮かびます。ナイフとフォークのあれですね。
【これで解決!大人の仕事マナー】主婦の友社 2007年
電話のかけ方とか名刺交換とかいろいろありますよね。
【女性の美しい話し方と会話術(好感を持たれる言葉のマナー)】下平久美子 成美堂出版
品のいい話し方、憧れますね。
今日もいろいろな本が見つかりました。
みなさんのお近くの図書館の書棚で、さらに多くの本たちがお待ちしています。ぜひお越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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