おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月20日はこんな日です。
霧笛記念日、道路交通法施行記念日、デパート開業の日、シーラカンスの日、ブリの日、
ワインの日(毎月)、発芽野菜の日(毎月)
「霧笛」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。2冊ありました。
「霧笛」大仏次郎
「霧笛荘夜話」浅田次郎
鹿追は海から遠いので、あまり霧笛のイメージは広がりませんでした。
続いて「道路」で蔵書検索。
34件ありました。
「囚人道路」安部譲二
いきなり気になるタイトルです。
「有料道路」丹波文雄
「海岸道路」立原正秋
なるほど、道路もいろいろありますね。
「北海道道路53話」北海道新聞社
道路にまつわる実話がこんなにあるんですね。さらに
「道路にかかわる北海道の碑物語」三浦宏
この本は気がつかなかったな。興味ある人がいるかも。
「道路をどうするか」五十嵐敬喜
今後、ますます先鋭化する、人口減少、少子高齢化社会ではどうしていくべきか。
「高速道路に出るおばけ」(ほんとうにあったおばけの話) 日本児童文学者協会
一気に趣が変わりました。
そして「デパート」で蔵書検索。4冊ありますね。
「デパートを発明した夫婦」鹿島茂
今は苦戦が続くデパート業界。ボクが子どものころには帯広の中心部にイトーヨーカドー、藤丸、ニチイがあり、月に一回くらい親が連れて行ってくれたなぁ。ガチャガチャのカプセルおもちゃ、好きなのが出なくて「もう一回」とねだったり、喫茶店でハンバークランチを食べたりした思い出があります。
「デパートへ行こう!」真保裕一
小説のようです。平和な話なのか、大事件が起こっていくのか、ちょっと読めないタイトルですね。
「せとうちたいこさんデパートいきタイ」長野ヒデ子
「すっぽんぽんのすけデパートへいくのまき」もとしたいづみ
絵本ですね。なかなかインパクトのあるタイトルです。
さらに、「シーラカンス」は一冊だけありました。
「シーラカンス(はるかな古世代の証人)」上野輝弥
3億年くらい進化していないのでしたか、3万年だったかな。多分、読むとわかります。全然違ったりしてね。
今日はここまで。
年内は、30日まで開館予定です。お正月は6日から、開館しますので、その間に読む本、たっぷり借りていってくださいね。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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