おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月21日はこんな日です。
クロスワードの日、遠距離恋愛の日、かぼちゃの日、回文の日、 漬物の日(毎月)
「クロスワード」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。
あるかな、ないかな。
あった。三冊です。
「遠山顕のクロスワードの謎」日本放送出版協会
クロスワードパズルと言えば、銀河英雄伝説に出てくる、戦闘機のパイロット、ポプランの無口な同僚が、よくクロスワードパズルを趣味としていたような、そうでなかったような。
「超おもしろ! クロスワードパズル(大人にはないしょだよ)」ポプラ社
この、「ないしょ」という言葉、魔力があります。気になりますね。
「マリア探偵社魔女のクロスワード」川北享司 岩崎書店
これは結構な人気シリーズだったような。違ったかな。
「遠距離恋愛」で蔵書検索。
遠距離恋愛がテーマの小説はいっぱいあるのでしょうが、タイトルに入っている本はあるのでしょうか。
あ、一冊ありました!
「一四歳の遠距離恋愛」丘本野ばら 集英社
一四歳ということは、親の転勤か何かで、遠距離恋愛になってしまうのでしょうか。2009年の刊行なので、インターネットで知り合うというストーリーもあるのかな。
「かぼちゃ」で蔵書検索。
16冊、ありました。
絵本が多いのですが、小説もありました。
「かぼちゃの馬車」星新一
ボクの大好きな星新一さんです。タイトルだけでは、読んだことがあるのかないのかわからなくなるのが星さんの作品の特徴です(ボクだけ?)。
自分で買った以外に、友達から借りて読んでいた方が多いということも理由の一つかも。牛ちゃん、元気かな。
「いも栗かぼちゃ料理と菓子(野菜の王様たちのおいしさ!)」森洋子
料理の本も人気です。
「14ひきのかぼちゃ」いわむらかずお 童心社
むむ、これは有名作品の予感。
「おおきなおおきなかぼちゃのおはなし(ももちゃんとはくちょうさん)」竹内宏 北海道佐呂間町・佐呂間町教育委員会
えっ? 気になったのは、タイトルではなく、町と教育委員会で絵本を出しているというところ。やってみたいな・・・。うちの町でもいろいろなテーマでできそうだし。
「回文」で蔵書検索。
正直、これはないかなと思ったら、4冊ありました。
「みんなでグルグル回文あそび 赤の巻」ながたみかこ
このほかに、黄の巻、緑の巻があります。
「超サ・カ・サ・マ・!! メチャウケ回文大全集(どっぷりさかさ言葉)」ながたみかこ
こちらも大人にはないしょだよシリーズのようです。
クロスワードや回文、ちびっ子が遊びながら語彙を増やすのにいいのでしょうね。
関連して思い出したのですが、読書が苦手な子どもは、どんな教科も教科書が読みづらいので成績は低くなりがちという傾向がある、と何かで読みました。何だったかな・・・。
確かに、教科書が読めないと勉強は嫌になりますよね。
頭が悪いから成績が低くなる、というわけではなく、文を読むのが苦手で勉強にも苦手意識を持つ、というのはもったいない話です。ちびっ子が読書の楽しみを知る機会を、どんどん増やしていければいいな。
今日はここまで。月曜日は休館日なので、お休みです。
年内は、30日まで開館予定です。お正月は6日から、開館しますので、その間に読む本、たっぷり借りていってくださいね。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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