おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
「えっ、こんな本あったんだ。ちょっと読んでみようかな」と思っていただければ、とても嬉しいです。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月22日はこんな日です。
改正民法公布記念日、労働組合法制定記念日、 夫婦の日(毎月)
今日はなにか固いですね。
「民法」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。
こ、これは・・・。
「メモ式ふりがな六法早わかり(民法/親族法・相続法)」三修社 1994年刊
「メモ式ふりがな六法早わかり(民法/債権法総論・各論)」三修社 1994年刊行
「メモ式ふりがな六法早わかり(民法/総則・物件法)」三修社 1994年刊行
ふ、古い。
あ、次の一冊はちょっと新しい。
「民法がこんなに変わる! (知っておきたい債権法大改正の基礎知識)」自由国民社 2010年刊行
2010年は新しいというべきか、古いというべきか。でも、毎年買えないしなぁ。
利用者さんのご意見も伺いたいですね。
続いて「労働組合」で蔵書検索。
おっと、一件だけあります! しかも読みやすそう!
「働く人たちのひみつ(みんなを守る労働組合)」学研まんがでよくわかるシリーズ 2011年刊行
まさか、学研のまんがシリーズで労働組合が学べるとは。ボクが子どものころ、好きだったシリーズで、30~40冊くらいの中に、このタイトルはなかった気がする。すごいなぁ。おそらく、マンガなので簡単に読めると思います。固くなりがちなテーマ、どういう風にまとめられているのか、気になります。はたしてちびっ子は借りてくれているのでしょうか。
毎月22日は夫婦の日なのだそうです。
「夫婦」で蔵書検索します。
49件、ありますね。
「子育てが終わった夫婦のための本(一緒にいて楽しい関係とは?)」円より子
子はかすがい、と言いますから、その子どもが巣立った後の夫婦関係をどうしていくかがテーマですね。
「茂田さんの子離れ夫婦の幸福学」斎藤茂田
茂田さんも同じテーマで書いていますね。夫婦の間に共通する話題があれば、会話もありますが、長年一緒にいると、いかにコミュニケーションをとるか、または、取らなくても自然にいられるか、なんでしょうか。なんとなく、ペットを飼うのもいいのかなと思いました。
「デパートを発明した夫婦」鹿島茂 講談社現代新書
これはこの間も「デパート」を検索したときに見たような記憶が。何回も出てくると、だんだん愛着が湧いてきます。
「本気で叱って抱きしめて(60人の子どもを育てた里親夫婦)」奥本千絵
これは60人も育てるって、すごいですね。
一年で一人育てても60年かかります(←?)。
「定年夫は、なぜこんなに『じゃま』なのか?(大量定年時代の夫婦学)」西田小夜子
夫の立場からすると、定年まで勤めあげてやっと第二の人生、というところで奥さんから邪魔もの扱いでは、悲しい。
この本、こういうタイトルで手に取らせて、でも実は、どうやれば夫婦で幸福に暮らせるかを書いた本。であってほしい。頼むよ。
「イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか」井形慶子
「夫婦の危機(『これ』がわかれば9割やり直せる!)」吉岡愛和
みんな、これで幸せに暮らしてください! どうか、先人の知恵があなたのピンチを助けてくれますように!!
今日はここまで。
年内は、30日まで開館予定です。お正月は6日から、開館しますので、その間に読む本、たっぷり借りていってくださいね。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。
気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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