おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
12月24日はこんな日です。
クリスマスイブ、納めの地蔵、
かつお節の日(削り節の日)(毎月)、キャラボの日(毎月)、地蔵の縁日(毎月)、愛宕の縁日(毎月)
子どもたちの楽しみにしている、大人たちもウキウキしている、クリスマスイブですね。
「クリスマスイブ」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。
2冊ありました。あら、2冊とは、思ったより少ないですね。
「クリスマスイブの懺悔」ダイアナ・ハミルトン ハーレクイン
ハーレクインから出ている本は読んだことはないのですが、なんとなくですが、子どもの喜ぶクリスマスの話ではないような気がします。むむ。
「クリスマスイブの出来事(星新一ショートショートセレクション)」星新一
これは見てのとおり、星新一さんの作品ですね。
子どもに読ませても心配はないのでしょうが、普通にサンタさんがやってきて、普通にプレゼントを置いていく、という普通のクリスマスのストーリーではないでしょう。子どもが困るような話ではないとは思いますが、読んだこと、あったっけか、なかったっけか、はて・・・。
ちょっと気になって、「サンタ」で蔵書検索しました。
こちらは、86件が該当しました。
いろんなドラマが書かれてますね。
「サンタクロースのせいにしよう」若竹七海
どんなことがサンタのせいにされてしまうのでしょうか。煙突からの不法侵入罪でしょうか。
「ふりむいて!! サンタさん(―海の贈り物―)」広尾町長泉耕治/編者兼発行者 広尾サンタランド
鹿追と同じ十勝の広尾町は、ノルウェーから日本で唯一のサンタランドとして認定されています。以下、広尾町のホームページから引用します。
広尾町はサンタの故郷ノルウェーが認めた国外初、日本で唯一のサンタランド。
サンタクロースのふるさとであるノルウェーのフログン市と友好交流提携を結び広尾サンタランドは、さらに全国の人たちに夢と希望を届けています。
なんでも、広尾の水族館ができたことからノルウェーの水族館と交流が始まり、それがきっかけでノルウェーから広尾町がサンタランドとして認定されることになった、とのことです。
クリスマスイブのようなあったかいイベントに、町ぐるみで携われるのは、なんか、いいですね。
小説も、いろいろな方がサンタをテーマに書いていますね。
「サンタクロースの嘆き」赤川次郎
「サンタのおばさん」東野圭吾
「サンタ・エクスプレス」重松清
などなど、気になる作家さん、いらっしゃいませんか?
「サンタの友だちバージニア(『サンタはいるの?』と新聞社へ投書した少女))」村上ゆみ子 偕成社
あ、これ、気になりました。
絵本もいっぱいです。
「わすれんぼうのサンタさん」堀尾青史 童心社
「サンタさんからおへんじついた!?」若林ひとみ ポプラ社
「サンタクロースライオン」とよたかずひこ 筑摩書房
「ふとりすぎですよサンタさん」さくらともこ 岩崎書店
「サンタクロースのさいごのプレゼント」鈴木純子 ブックローン出版
などなど、ご家庭でのクリスマスパーティーの前に、薄明りにして、子どもたちに読んであげてはいかがでしょうか。素敵な時間になりそうですよね。
世界中の子どもたち、みんなに、サンタさんがやってきますように。
メリー・クリスマス!
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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