今日は何の日? 12月30日(2015) 地下鉄の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

 

さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

12月30日はこんな日です。

 

地下鉄記念日、取引所大納会

みその日(毎月)

 

 

少ないですね。

「地下鉄」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。

 

12件ありました。思ったより多い!

 

 

「東京地下鉄(メトロ)殺人事件」西村京太郎 1992年刊行

西村先生、おはようございます。

 

「横浜地下鉄殺人事件」斎藤栄 1991年刊行

斎藤先生もおはようございます。

 

「地下鉄のできるまで(みるずかん・かんじるずかん)」加古里子

昔、地下鉄はどうやってあの狭い入り口から入ったのか、不思議に思ったことはないですか? そんな疑問に答えてくれる図鑑です。

 

「地下鉄のゴースト(編集長ジェロニモ)」郷田千鶴子 フレーベル館

この話は読んだことはないのですが、ジェロニモという響きは、マンガ「キン肉マン」に出てくるレスラー、ジェロニモを連想させますが、地下鉄とも編集長とも関係がないので、多分まったく別のお話だと思います。

 

「それでも生きていく(地下鉄サリン事件被害者手記集)」地下鉄サリン事件被害者の会 1998年刊行

地下鉄に乗っていたら、無差別テロに出会って命を落としてしまった・・・。本当に恐ろしい事件でした。「それでも生きていく」というタイトルからすると、命が助かった方も、後遺症や、ともに乗っていた方を失ったりして大変な苦しみがあったことでしょう。つらい記憶ですが、後世の為に残してくださっています。

こんなことを書いていいのかは迷いますが、小説家の想像の上をいくような事件が、現実に起こってしまうのですね。

北海道に住んでいると、「東京の地下鉄」ということでさえ、「ブラウン管の向こうのもの」で、現実感がなかったのですが、さらに理解を超えた事件で、当時は毎日ワイドショーに、表現が正しいかどうかわかりませんが、釘づけでした。

理不尽なテロが起こらないように、祈るしかないのでしょうか。

 

 

取引所大納会ということで、「取引」で蔵書検索してみます。

3件ありました。

「兵器マフィア(武器秘密取引の内幕)」江畑謙介

「インサイダー取引(証券市場と日本人)」森田章

「死体闇取引(暗躍するボディーブローカーたち)」アニーチェイニー

なんだか、三冊ともそれぞれ、きなくさいですね。年末にはもう少し別の本を紹介したかった気分です。

 

田中さんのメルマガを読み進めると、

  • 足利義満、室町幕府の第3代将軍に(1368)

とありました。

 

「足利義満」で蔵書検索。

3件ありました。

 

「足利義満」臼井信義 吉川弘文館

「獅子の座(足利義満伝)」平岩弓枝 中央公論新社

「足利義満(花の御所と金閣寺)学研まんが人物日本史室町時代」 学研

とあります。

足利義満といいますと、アニメ「一休さん」の将軍様でおなじみの、あのイメージしかないのですが、多分新右衛門さんも桔梗屋さんも、あのアニメ以外には出てこないのではないだろうか、と思っていますが、読んで確かめるのも、子どものころの思い出が壊れる気がしてためらいがあったりします。読んだ方は教えてくださいね。

 

 

今日はここまで。

 

 

当館は、本日30日は開館していますが、午後5時までとなります。

 

お正月明けは6日から開館しますので、その間に読む本、たっぷり借りていってくださいね。

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。