今日は何の日? 1月1日(2016) 元日とか、いろいろ

あけましておめでとうございます。

北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。

 

ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。

 

いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。

図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。

 

まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。

 

 

さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

1月1日はこんな日です。

 

元日、元旦、初詣、年賀、若水、若潮、若潮迎え、四方拝、新年、少年法施行の日、 初日の出、神戸港記念日、鉄腕アトムの日、七福神巡り、お年玉、年賀状 省エネルギーの日(毎月)、安全衛生総点検日(毎月)、家庭塗料の日(毎月)、水天の縁日(毎月1日,5日,15日)、妙見の縁日(毎月1日,15日)

 

今日は元日ですね。ボクは10年くらい前までは元日と元旦の違いを知りませんでした。「旦」は日の出の様子を表すから、元旦は1月1日の午前中のことだ、とクイズ番組でやっていたを見て、大層びっくりした覚えがあります。と、同時に30年も間違ってたよ・・・、と恥ずかしくなりましたが、クイズ番組でやるくらいなので、意外と知られてないことジャンルなのかなと、思いました。今は大分有名になったんじゃないでしょうか。

 

元日、元旦はわかったのですが、分からない言葉が続くので、田中みのるさんのホームページを読み進めました。

 

※【若水】
元日の早朝に井戸から水を汲んで神棚に供えること。またその水のことも「若水」と言う。
朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかないしきたりだった。
若水は一年の邪気を除くと信じられ、神に供えた後その水で家族の食事を作ったり、口を漱いだりお茶を立てたりした。

※【若潮,若潮迎え】
元日の早朝、潮水を海から汲んで来て神に供える。

※【四方拝】
天皇が、午前5時半(昔は寅の刻)に束帯を着て神嘉殿の南座(昔は清涼殿の東庭)に出御し、
皇大神宮・豊受大神宮・天神地祇・天地四方・山陵を拝し、宝祚の無窮・天下太平・万民安寧を祈る儀式。

 

ふむふむ、井戸や海から水を汲んで神様に供える・・・。今は水道のおかげで井戸から汲まなくても蛇口をひねるだけですぐ水が出ますね。

神さまにも感謝ですが、水道の仕事に携わっている方にも感謝です。ありがたいですね。

 

四方拝は天皇陛下が日本のためにお祈りくださる儀式なんですね。知らないと怒られますね・・・。

 

さて、お正月的なことは置いておいて、「鉄腕アトム」の日ということでした。昭和38年の1月1日、初の国産アニメである「鉄腕アトム」が放映開始されたということで、このキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。

「鉄腕アトム1~18 別巻1~2」

「鉄腕アトム55の謎」布施英利 日本放送出版協会

「鉄腕アトムワールド(アニメ全193話+52話&キャラクターグッズ一挙掲載)」 ぴあ

 

手塚治虫漫画全集の、鉄腕アトムがずらっと並びます。子どものころ読んだなぁ。ボクの心に今も残っているのは、「アトム今昔物語」。

アトムが過去にタイムスリップするのですが、アトムを整備する技術も動かすエネルギーも開発途上で、そのままでは動かなくなるという、敵が強いとかそういうことではない、今までにないジャンルのピンチ。どうする、アトム。どうなる、アトム。

このラストは本当に忘れられないなぁ。子ども心に衝撃を受けた、名作「火の鳥」的な展開でした。

 

アトムが完成したのは作中で西暦2003年とか、アトムを作ったのはお茶の水博士ではなく天馬博士とか、思い出していたら、読みたくなってきました。

 

このほか、手塚治虫さんの漫画全集は、火の鳥、ブラックジャック、ブッダ、アドルフに告ぐなどなど、閉架書庫(図書館用語、一般開放していない書庫)にあり、貸し出しもできます。これは館内を探していても、巡り合えないのでスタッフまでお気軽に、「手塚治虫さんのマンガ、ありますか?」とお問い合わせくださいね。

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「お、そうなのか! さっそく図書館に行ってみよう」という方に残念なお知らせなのですが、当館は、1月5日まで休館となります。

 

お正月明けは6日から開館しますので、今日紹介した本が気になった方は、メモを取っていただけるとありがたいです。ごめんなさいー。

 

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と物語がつづられた本が、あなたに手に取ってもらえる日を待っています。

 

 

気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かります)。

 

それでは、また。

 

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。