おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、図書館で働いています。読書離れ、活字離れで本が売れなくなっている。書店が減り、図書館からも利用者が減っているということが言われます。
ボク自身は子どものころ、図書館によく通っていました。でも、大人になると、読む時間(余裕)がなくなるのと、おこづかいがちょっと増えたので、いいなと思う本は買うので、なかなか図書館に行かないということがありました。周りの人に聞いてみたら、結構そういう人が多いみたいです。
いい本を伝えていくのと、無理のない読書習慣の作り方、図書館のうまい利用方法とかも提案していくことも大事かなぁ、と思っています。
図書館に来たら、こんなにいいことがあるよ、ということを書ければいいですね。
まずは、図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。
さて、「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月4日はこんな日です。
官公庁御用始め、取引所大発会(初相場)、石の日、ストーンズデー、
金の鯱鉾の日
官公庁御用始め、の日なのですが、町村の役場は仕事納めが遅いので、まだお休みでした。
鹿追町図書館は6日から開館します。もう少々お待ちくださいね。
今日は「石」の日でした。
「石」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。
402件ありました。多いなー。
「石狩百話(風が鳴る河は流れる)」
「石の雨が降った日(有珠噴火と闘った子供の記録)」
「たきかわの石碑」
「十勝の石碑(温故知新)」
郷土資料がありますね。「十勝の石碑」は、鹿追の分だけでも、チェックしとこうかな・・・。
「漱石先生の手紙」出久根達郎
これは、夏目漱石さんからの手紙、ということでしょうか。昨日テレビで「坊ちゃん」のドラマが放映されていましたね。
「宝石の考古学(大英博物館双書)」ジャック・オグデン 学芸書林
大英博物館と書いてあると、なんだか説得力が増しますね。
「石」のつく人物シリーズが並びます。吉川弘文館の発行です。
「新井白石」
「石田三成」
「小石元俊」
「木内石亭」
「石川啄木」
「石田梅岩」
存じ上げない方もおります・・・。不勉強を恥じております。
「陸軍の異端児石原莞爾(東条英機と反目した奇才の生涯)」小松茂朗
この方、興味あるのですが、詳しく知らないのであります。
「石ころに語る母たち(農村婦人の戦争体験)」小原徳志
これは、語りつがなければならない話ですね。
「石狩川殺人事件」西村京太郎
西村先生、あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願い申し上げます。
「加賀百万石」津本陽
語呂がいいですよね。加賀百万石。
「女たちの百万石」橋田寿賀子/原作 日本テレビ放送網
橋田先生も百万石に目をつけていました。
「石の森」三浦綾子
何か気になります。
「闊歩する漱石」丸谷才一
漱石研究の書でしょうか。
「インディ・ジョーンズ(賢者の石)」マックス・マッコイ
映画でおなじみのインディ・ジョーンズですね。はい、これも観たことないのです・・・。
「妻の日記(夫・石原裕次郎の覚悟)」石原まき子
ボクは、石原裕次郎さんというと、顔くらいの大きさのグラスでワインを飲んでいるイメージなのですが、青春時代を裕次郎さんの映画で過ごした方ももちろん多いですよね。
「太古の北海道(化石博物館の楽しみ)」木村方一 北海道新聞社
石好きにおススメの本です。いえ、ほんとに。
「墓地墓石大事典」墓地墓石研究会 1981年刊行
こういう本もあるんですね。個人でお持ちの方はなかなかいないと思うので、これぞ図書館、といった感があります。
「夏目漱石全集」
「石川啄木全集」
ずらっとあります。
「手作り石けんのすべて」河辺昌子 合同出版 1991年刊行
ボクの友達にも、いろいろ手作りする人がいます。
「エゾクロテン(北の涯に生きる森の宝石)」冨士元寿彦
そういえば、鹿追にもいるって、一昨日当たりFacebookで写真みました。すごい。
「父の石楠花」原田康子
しゃくなげは鹿追の町花です。そうでなければなかなか読めないです、この字。
「北海道 化石としての時刻表」柾谷洋平
なにか、叙情的なタイトルですね。廃線になった路線の時刻表から歴史を追っているのでしょうか。
「夏目漱石が面白いほどわかる本(後世にその名を残す大作家の『人』と『作品』がわかる入門書!)」出口汪(でぐちひろし)
「ドラマの坊ちゃん、面白かったから、夏目漱石を読んでみよう!」という方は、「夏目漱石全集」から読み始めるより、こういう感じの本でさらっと夏目漱石の人物像をつかんでから読む方が、入りやすいかもしれませんね。
「石油で読み解く『完敗の太平洋戦争』」岩間敏
戦争については、いろいろな考察がありますが、だいぶ前にテレビ番組で、日本が家庭の鍋釜を集めて武器を作っているときに、アメリカは西海岸でビキニのお姉さんが日光浴をしていた、という光景を見て、「これじゃ勝てないよな」と思いました。
資源がないから戦うことになったのか、資源がないから負けたのか。歴史に学ばなければなりません。
まだ、200件くらいしか確認できてないのですが、また長くなりそうなので、今日はここまでにします。
「あ、なにか気になる本がある! さっそく図書館に行ってみよう」という方に残念なお知らせなのですが、当館は、1月5日まで休館となります。
もうしばらくお待ちください・・・。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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