おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いています。
最近、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
というのは、面白そうな本、役に立ちそうな本でも、なかなか書棚から選ばれないものなのです。
あらゆるジャンルの本を収集するという使命が図書館にはあります。
当図書館所蔵の8万冊以上の本の中に、「これ、読んでみたかった!」「知らなかったけど、読んだら面白かったー」「役に立った」という、あなたにぴったりの本、必ずあるはずなのですが、なかなか巡り合えない。
(あ、すみません。正確には、映像資料等も含んで、「資料」というものが8万点以上、ということなのですが、ややこしいのでざっくり書いています)
少しでも、本との出会いのきっかけになれればいいな、とブログを書いてみています。
ただ、ブログを書くのに日々、ネタ切れと戦っている方も多いですよね。ボクは人のお力を借りることにしています。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めています。
以前から親交のある(とボクが思っている)田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月17日はこんな日です。
阪神・淡路大震災の日、防災とボランティアの日、おむすびの日、
今月今夜の月の日、湾岸戦争開戦の日、
安全の日(毎月)、いなりの日(毎月)
阪神・淡路大震災は、1995年の今日、発生しました。ボクはちょうど大学生で、寮の部屋で緊急ニュースに驚いていました。ヘリコプターからとらえた、高速道路が丸ごと横倒しになった映像は今も記憶に焼き付いています。
「阪神」のキーワードで、鹿追町図書館の蔵書を検索します。
15件ありました。その内、震災関連の書です。
「ボランティアはいかに活動したか(60日もうひとつの阪神大震災記録)」西宮ボランティアネットワーク 日本放送出版協会
「神戸新聞の100日(阪神大震災、地域ジャーナリズムの戦い)」神戸新聞社 プレジデント社
「大阪読売阪神大震災特別縮刷版(1995.1.15~2.17)」読売新聞社
「読売報道写真阪神大震災全記録」読売新聞社
「阪神・淡路震災下の看護婦たち」医学書院取材班 医学書院
「阪神・淡路大震災そのとき看護は」南裕子 日本看護協会出版会
「黒い虹よ、七色に(今も阪神淡路大震災とたたかう遺児たち)」今関信子 佼成出版社 2002年刊行
「がんばれや巴くん(阪神大震災ふたりの夢は?)」いずみだまきこ 汐文社
「まけるなしんちゃん(阪神大震災の子どもたち)」東海林のり子 ポプラ社
「雨の日は二人(阪神大震災を生きた一人の少女)」岸本真一 汐文社
「あの日(わたしと大吉の阪神大震災)」日比野克彦 講談社
東日本大震災のとき、鹿追町からも南三陸町の復興のお手伝いを、ということで震災から四か月後の7月に、JA職員さんと町職員7名で現地に入りました。
そのとき、ニュースでは何度も見ていた町の様子ですが、実際にこの目で見ると、衝撃の大きさが段違いでした。
毎日、微力ながら復興のお手伝いをする中で、道路を走るとすれ違う、各地からやってきた復興支援の車両。その中でも、「神戸市清掃局」と文字の入った作業車両によく出会いました。
「ああ、そうか、そういうことなんだな」と、心の奥で感じました。
自然災害は、とりわけ地震は、起きるのを食い止めることができません。阪神淡路の後、東日本大震災もありました。
普段から備えを、と思っていても、なかなかできないのですが、ボクも一つずつでも取り組みをしようと思います。
「防災」で蔵書検索をします。
「知っておきたい防災新常識大事典(災害前から災害後まで今年の災害に備える最新防災メソッド&グッズ)」国崎信江 洋泉社 2015年刊行
「防災ピクニックが子どもを守る!(災害時に役立つサバイバル術を楽しく学ぶ)」MAMA-PLUG KADOKAWA 2014年刊行
「耐震被覆による活動期の地震防災」五十嵐俊一 構造品質保証研究所 2012年刊行
「おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック(4コマでわかる!) 草野かおる ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014年刊行
「親子のための地震イツモノート(キモチの防災マニュアル)」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2011年刊行
「家族で学ぶ地震防災はじめの一歩」大木聖子 東京堂出版 2014年刊行
大災害から貴重な経験と教訓が、残されています。一度に全部は無理ですが、ボクも少しでも学ぶ日にしてみます。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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