おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
好きなテーブルトークRPGは、ソードワールドです。
現在、ボクは図書館で働いています。
最近、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
というのは、面白そうな本でも、なかなか書棚から見つけられないんです。
あらゆるジャンルの本を収集するという使命が図書館にはあります。
当図書館所蔵の8万冊以上の本の中に、「これ、読んでみたかった!」「知らなかったけど、読んだら面白かったー」という、あなたにぴったりの本、必ずあるはずなのですが、なかなか巡り合えない。
(あ、すみません。正確には、映像資料等も含んで、「資料」というものが8万点以上、ということなのですが、ややこしいのでざっくり書いています)
少しでも、本との出会いのきっかけになれればいいな、とブログを書いてみています。
ただ、ブログを書くのに日々、ネタ切れと戦っている方も多いですよね。ボクは人のお力を借りることにしています。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めています。
以前から親交のある(とボクが思っている)田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
1月25日はこんな日です。
日本最低気温の日、中華まんの日、ホットケーキの日、左遷の日、お詫びの日、主婦休みの日
※【日本最低気温の日】
1902(明治35)年、北海道旭川市で、日本の最低気温の公式記録・-41.0℃を記録した。
上空の強い寒気の通過と放射冷却現象によるものと考えられている。
記録は午前2時ごろのものと推定。
1978(昭和53)年2月17日に幌加内町母子里の北大演習林でこれより0.2℃低い
-41.2℃を記録したが、気象庁の公式記録の対象から外れていたため、
旭川の記録が公式の日本最低気温となっている。
ちなみに世界記録は、南極のボストーク基地(当時ソ連)で、1983年7月21日にマイナス89.2度を記録している。
寒いと思ったら、こんな日でした。マイナス41.2℃って、死んじゃいます。
中華まんの日と、ホットケーキの日は、最低気温の中でも食べてあったまってほしいとのことで制定されたそうです。
「左遷の日」は、菅原道真が九州の大宰府に左遷された日ということでした。道真は彼の才能をねたむ藤原時平に陥れられ、左遷後2年で無念の思いをかみしめながら亡くなったそうです。
「菅原道真」で鹿追町図書館の蔵書検索をしてみます。
一件ありました!
「菅原道真」坂本太郎 吉川弘文館
彼の才能と思いがこの中に。
ちなみに、「左遷」で検索したら、0件でした。左遷がテーマの話はたくさんありますけどね。
今日はいろいろ気になる日です。次はこれ。
※【お詫びの日】
1077年、神聖ローマ皇帝がローマ教皇に「お詫び」をした。
神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世はイタリアの支配を目指し、ミラノ大司教等を次々と任命した。
教皇グレゴリウス7世がこれらの教皇を無視した皇帝の行為を激しく非難したのに対し
ハイリンヒは激怒し、直ちに諸侯を集めて教皇の廃位を決定した。
これに対して教皇も、1076年2月に皇帝の廃位と破門を宣言した。
破門の知らせを受けた諸侯たちは、次々とハイリンヒに叛旗を翻した。
そこでハイリンヒは、教皇から破門を解いてもらう為に、グレゴリウス7世が滞在している
北イタリア・カノッサ城を訪れた。
しかし、グレゴリウスはなかなか会おうとせず、カノッサ城外で悔恨の心を示すことを要求した。
ハイリンヒは1月25日から3日間、雪の中、裸足に粗末な修道衣だけの姿で城の前に立ち続け、
ようやく教皇の赦免を受けることができた。これを「カノッサの屈辱」と言う。
しかし、赦免を受けた皇帝は巻き返しを謀り、教皇との対立は再び激化して行った。
この争いは以降約半世紀も続いた。
むしろ、「カノッサの屈辱」の日でした。
言葉は知っていましたが、由来はよくわかっていませんでした。また全国に自らの無知をさらしてしまった・・・。
「お詫び」で蔵書検索すると、一冊ありました!
「すぐ役立つお詫びの作法と勘どころ(お詫び文書の実例つき)」野村正樹 法研
これを読んでいれば、ハインリヒ皇帝も三日も待たされなかったはず!
そして、忘れちゃいけないこんな日です。
※【主婦休みの日】
年中無休で家事や育児にがんばる主婦が、
ほっと一息ついて自分磨きやリフレッシュするための休日が「主婦休みの日」で、
1月25日、5月25日、9月25日が記念日。
女性のための生活情報紙を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が中心となり制定。
日付は年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みなどの主婦が忙しい時期のあとの年3日を設定したもので、
日頃は家事や育児を主婦に任せがちなパパや子供たちが家事に取り組み、
その価値を再認識する日との提唱も行っている。
パパや子どもたちの出番でした。
「『働くパパ』時間術(仕事も家事も育児もうまくいく!)」栗田正行 日本実業出版社
「13歳からの家事のきほん46」アントラム栢木利美 海竜社
ちょうどいい本がありました。ぜひ、お役立てください。
そして、今日は月曜日でした。主婦のみなさまだけでなく、鹿追町図書館もお休みとなります。明日以降、お待ちしております!
投稿者プロフィール
-
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
最新の投稿
- 未分類2020.11.01【リモートや動画の時代こそ『離見の見』】
- エクスマ2020.09.25「ブログ書けない病」にかかっていました。
- 橋本亨さん2020.05.22自分のことより相手のことを先に、という考えはうまくいかない。
- ブックカバーチャレンジ2020.04.24ブックカバーチャレンジ1日目 メルニボネの皇子