今日は何の日? 2月3日(2016) 大岡越前の日とか、絵手紙の日とか

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

現在、ボクは図書館で働いています。

 

 

 

最近、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。

というのは、面白そうな本でも、なかなか書棚から見つけられないんです。

 

あらゆるジャンルの本を収集するという使命が図書館にはあります。

 

当図書館所蔵の8万冊以上の本の中に、「これ、読んでみたかった!」「知らなかったけど、読んだら面白かったー」という、あなたにぴったりの本、必ずあるはずなのですが、なかなか巡り合えない。

(あ、すみません。正確には、映像資料等も含んで、「資料」というものが8万点以上、ということなのですが、ややこしいのでざっくり書いています)

少しでも、本との出会いのきっかけになれればいいな、とブログを書いてみています。

 

「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めています。

以前から親交のある(とボクが思っている)田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

 

2月3日はこんな日です。

 

大岡越前の日、ジュディ・オングの日、節分、まめまき、のり巻きの日、絵手紙の日、乳酸菌の日

 

 

今日は、大岡越前の日です。

 

へー、そんな日があるんだー。

 

大岡越前といえば、大岡裁きだよなー。

 

そういえば最近テレビで時代劇やらないよなー。

 

なんて、気軽に田中さんのメルマガを読み進めたんですよ。

 

すると、今年一番の衝撃が走りました。

 

※【大岡越前の日】

1717(享保2)年、大岡越前守忠相が南町奉行に就任した。

 

ふむふむ。

 

「大岡裁き」と呼ばれる名裁判で有名であるが、19年間の在任中の裁判は3回だけで、

そのうち忠相が執り行ったのは1回だけだった。

 

えー! そうなのー! 三方一両損とか、二人の女が「自分の子どもよ」と子どもの手を引っ張り合って子どもが「痛い痛い」とか、すくなくともどちらかの話はなかったってこと?

 

ショックです。

 

このショックは・・・、あの時以来。そう、子どもの頃、アニメ「一休さん」を毎日夕方五時ごろから見ていて、一休さんが好きになったボク。図書館でちょっと難しめの一休法師の本を見つけて、読むと、そこには、

 

壮年になった一休法師に、町の人がお正月に「あけましておめでとうございます」とあいさつをすると、「何がめでたいものか、年をとるということは、死に近づくということ。めでたくなんかないわ」と、とんちが効きすぎてひねくれ爺さんになっていたというエピソードがありました。アニメのイメージと違い過ぎて、このショックで、幼いボクまでひねくれてしまいました。

 

あと、最近話題の本を買ったら、いろいろ実在の人物が自分の名ぜりふで登場しているマンガと、文章が交互に載っている本でした。

 

主人公が仕事に悩んで歩いていると、ふと目についた喫茶店。そこのマスターに勧められたナポリタンを食べながら、マスターとの会話で仕事のヒントをもらったというエピソードがありました。

そのマスター、坪井さんは実在の人物なのです。でも、坪井さん自体は喫茶店のマスターをやったことがなかったということが本人のブログで明らかになっています。

坪井さんもこの本も知らない人には説明しがたいのですが、これもプチ衝撃でした。衝撃でもないか。

 

 

 

伝わってますか?

 

 

何が言いたいか自分でもわからなくなってきたので、本を探しましょう。

 

 

「大岡」で鹿追町図書館の蔵書を検索します。

4冊ありました。

 

「大岡越前守」堀和久 講談社

「大岡越前」吉川栄治 講談社

正しいエピソードが明らかになるのでしょうか。

 

「大岡昇平(群像日本の作家)」金井恵美子 小学館

「上大岡トメの常識のアナをふさげ!!(『私ってヒジョーシキ!?』そう思ったときに読みたいトメ流40のヒント)」上大岡トメ 主婦の友社

こちらは大岡越前の本ではないですし、最後の本だけテンションが違うなと思いました。

 

 

あ、大岡越前について、メルマガの続きがありました。

 

しかし、いろは組町火消しの創設、小石川養生所の建設、通貨統一などを成し遂げた、

江戸時代を代表する有能な行政官であった。

8代将軍吉宗の信頼が厚く、享保の改革に協力した。

 

良かったー。危うく、どんな人だかわからない感じて終わるところだったけど、すごい人だった。

 

 

そして、絵手紙の日でした。

「絵手紙」で蔵書検索。

17件ありました。

 

「小ちゃな金メダル物語(絵手紙世界展作品集)」

「季節の絵手紙彩るやさしい消しゴム印入門」上村旺司 日貿出版社

「心のこもった絵手紙」小池恭子 フレーベル館

「そこが知りたい絵手紙質問箱」花城祐子 マール社

「心をつなぐ愛の絵手紙(第三回がまごおり絵手紙大賞)」愛知県蒲郡市 日刊工業新聞社

「絵手紙入門」小池邦夫 日貿出版社

「花の絵手紙入門」尾見七重 日貿出版社

「初心者のための絵手紙講座」小池恭子 日貿出版社

「戦場から妻への絵手紙(前田美千雄追悼画文集)」前田美千雄 講談社

「心を贈る絵手紙の本(ヘタでいい、ヘタがいい)」小池邦夫 祥伝社

「絵手紙ズウさんの痛快・駅前探見」渡辺俊博 北海道新聞社

「絵手紙365日作品集(初めての人でもすぐかける)」辰巳出版

「笑顔をはこぶ花の絵手紙」小池邦夫 小学館

「もっと楽しむ私の絵手紙(基本のおさらいから絵手紙小物づくりまで)」辰巳出版

「心をつむぐはじめての四季の絵手紙」小池邦夫 パッチワーク通信社

「戦地から愛のメッセージ(400の絵手紙にこめられた家族の絆、平和の尊さ)」伊藤半次 文芸社

「季節の絵手紙」寺西恵理子 汐文社

 

絵手紙、もらったら嬉しいですよね。絵手紙の得意な方が頭に浮かび、17冊全部紹介してみました。

 

 

今日はこの辺りで。

 

午前10時から午後6時まで開館です。気になりましたらぜひ。

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。