おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いています。
最近、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
というのは、面白そうな本でも、なかなか書棚から見つけられないんです。
あらゆるジャンルの本を収集するという使命が図書館にはあります。
当図書館所蔵の8万冊以上の本の中に、「これ、読んでみたかった!」「知らなかったけど、読んだら面白かったー」という、あなたにぴったりの本、必ずあるはずなのですが、なかなか巡り合えない。
(あ、すみません。正確には、映像資料等も含んで、「資料」というものが8万点以上、ということなのですが、ややこしいのでざっくり書いています)
少しでも、本との出会いのきっかけになれればいいな、とブログを書いてみています。
「今日は何の日?」方式で、紹介する本のテーマを決めています。
以前から親交のある(とボクが思っている)田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月4日はこんな日です。
銀閣寺の日、西の日(ウエストデー)、ぷよの日
◇立春
銀閣寺、高校の修学旅行で見に行った覚えが・・・。
高校生のボクは、一休さんに出てくる金閣寺は、金色なので、銀閣寺は銀色だと思ってました。
見に行ったら、じみーな感じでした。わびとかさびとか感じる年頃でもありませんでした。「日本の文化」とか、そういうものもよくわからずに、ただ、自分の思い込みと違った現実のたたずまいを見て、「面白くないなー」と思いました。
書いてみたけど、まったく盛り上がることのない、地味なエピソードでした。
読み進めると、
※【銀閣寺の日】
1482(延徳元)年、足利義政が銀閣寺(東山山荘・慈照寺)の造営に着手した。
当初、金閣寺(鹿苑寺)に倣って銀箔を貼る予定だったが、実現されなかった。
と、ありました。なんだ、ほんとに貼る予定はあったんですね。
「銀閣寺」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書を検索します。
一件だけ、この日を待つようにひっそりとありました。
「銀閣寺の惨劇」吉村達也 徳間書店 1993年刊行
小説ですが、フィクションくらい派手にいきましょう。
そして、西の日でした。
※【西の日】
「に(2)し(4)」の語呂合せ。
この日に西の方へ向かうと、幸運に巡会えるとされている。
西へ行くと幸せに・・・。そうだ、京都へ行こう。
地味に銀閣寺と符合しました。
「西」で蔵書検索をしてみます。
204件ありました。
「神秘学の本(西欧の闇に息づく隠された知の全系譜)」学研
あ、好きなタイプの本でした。
「武四郎蝦夷地紀行(渡島日誌1~4西蝦夷日誌7~8)」松浦武四郎 北海道出版企画センター
明治の初期に北海道の調査に来て、150冊の記録書を残したすごい人です。
移動するだけでも大変なのに・・・。道路が整備され、自動車で動き回れる今でも、北海道中なんて見て回るのは大変なのに、明治の初めに全道を歩いたとは、大変さが想像の外です。
「勇のこと(坂本龍馬、西郷隆盛が示した変革期の生き方)」津本陽 講談社
現代も、人口減少社会の入り口で、変革期といえるかもしれません。なかなか視点を変えたり行動を変えたりするのは難しいかもしれません。が、必要なことですね。
「温泉百話 西の旅」種村季弘 筑摩書房
なにか、ホッとしそうなお話が読めそうです。
「西洋占星術(科学と魔術のあいだ)」中山茂 講談社
これも好きなジャンルの本です。
なぜ好きなのか・・・、思い起こすと、堀井雄二さんのドラゴンクエストが面白かったからですね。そこで影響を受け、ファンタジー小説、トールキンの「指輪物語」、マイケル・ムアコックのエルリックサーガ、「メルニボネの皇子」、水野良さんの「ロードス島戦記」、富士見書房の「ドラゴンマガジン」、清松みゆきさんとグループSNEの「ソード・ワールドPRG」に、どっぷり浸かったなぁ。
「指輪物語」はうちの図書館にもあります。
映画、「ロードオブザリング」の原作、というタイトルの方が「ああ、あれね」と伝わりやすいのかも。
たまに、好きな本について書いてみようかな、と思いつつ。
そして、ぷよの日でした。
?
※【ぷよの日】
株式会社セガが国民的な人気ゲーム「ぷよぷよ」シリーズのPRのために制定。
2と4で「ぷよ」の語呂合わせから。
「ぷよぷよ」はやったことがあります。
「ぷよぷよ」で蔵書検索をしてみます。
0件でした。
まあ、そんな気はしました。
今日はこの辺りで。
午前10時から午後6時まで開館です。気になりましたらぜひ。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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