おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
現在、ボクは図書館で働いていて、図書館所蔵の本をブログで紹介しています。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っています。
「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
2月13日はこんな日です。
名字制定記念日、銀行強盗の日、地方公務員法施行記念日
1875年、明治政府が、すべての国民に姓を名乗ることを義務づけた日ということでした。
江戸時代には、苗字があるのは貴族と武士だけだったのです。ふーん。
それで、1870年に、「平民苗字許可令」を出したのですが、当時国民は明治の新政府を信用していない。
苗字をつけたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒して、なかなか苗字を名乗ろうとしなかった。
それで、義務化した、ということでした。
「苗字」のキーワードで鹿追町図書館の蔵書検索をします。
「日本の苗字ベスト10000」新人物往来社
ベストテンとか、ベスト100とか聞いたことありますが、ベスト10000って、スゴイですね。
「日本の苗字読み解き事典(先祖を知り歴史を知る)」丹羽基二 柏書房
「苗字と名前を知る事典」奥富敬之 東京堂出版
これぞ図書館という感じの本ですね。なかなかご家庭にはないと思いますので、ご自身の苗字について、土日に時間があれば調べてみるのも面白いのではないでしょうか。
今日は、1866年にアメリカで、世界で初めて銀行強盗が発生した日です。
銀行強盗が書名に入った本は、鹿追町図書館では、0件でした。
『銀行』で検索してみます。
38件ありました。
「ぼくたちは、銀行を作った。(ソニー銀行インサイド・ストーリー)」十時裕樹 集英社インターナショナル 2001年刊行
今の日本の家電産業の様子を見ていると、大企業も変化しないと生き残れないということなのでしょうね。もう、15年前の本になります。
「妄想銀行」星新一 新潮社
ボクの好きな星新一さんの作品です。
「破戒者たち(小説・新銀行崩壊)」高杉良 講談社 2012年刊行
高杉良さんの、たくさんある銀行ものの著作から、新しめの物を。
「銀行総務特命」池井戸潤 講談社 2002年刊行
銀行ものといえばドラマで有名になった「半沢直樹」の「おれたちバブル入行組」以外にも、こちらもありました。下町ロケット、面白かったなー。
「家族のお金が増えるのは、どっち!? (銀行支店長が教える、お金に好かれる『親子』と『夫婦』の法則)」菅井敏之 アスコム 2015年刊行
ぜひ。
「銀行のひみつ」田川滋 学研コミュニケーションビジネス事業部教材資料制作室
最近の、「ひみつ」シリーズです。読みやすくてわかりやすい!
あ、公務員の記念日もありました。あるんだ…。
1951年(昭和26年)、地方公務員法が施工された日でした。
なにか、いやな予感がしますが、「公務員」で蔵書検索してみます。
6件ありました。
「ドロボー公務員(日本を喰い物にする優雅な特権階級)」若林亜紀 ベストセラーズ 2011年刊行
そ、そんなことないやい!
いやな予感が当たってしまいました。公務員としては隠しておきたいようなタイトルですが、図書館はいろんな本を収集します。
「みるみる仕事が片づく! 公務員の時間術」定野司 学陽書房 2013年刊行
「ストレスゼロで成果を上げる公務員の係長のルール」秋田将人 学陽書房 2013年刊行
「肚が据わった公務員になる! (新しい仕事哲学と自分の鍛え方)」中野雅至 朝日新聞出版 2013年刊行
これで勉強して、ドロボー扱いされないようにしなければ・・・。
ちゃんと、公務員向けの本、ありますね。
今日はこの辺りで。
本日は、午前10時から11時まで人形劇のイベントがあります。
午後6時まで、開館しております。気になる本がありましたら、ご来館くださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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