おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
図書館所蔵の本を紹介しています。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っています。
さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
3月6日はこんな日です。
世界一周記念日、スポーツ新聞の日、ジャンヌ・ダルクの日、弟の日、スマートストックの日、サロネーゼの日、スリムの日、
手巻きロールケーキの日(毎月)、電話放送の日(毎月)
※【世界一周記念日】
1967(昭和42)年、日本航空の世界一周路線が営業を開始したことに由来する。
それまでは日米航空協定により世界一周路線が持てなかった日航だが、
この日の羽田発西回り便の開設で、アメリカ、イギリス、オーストラリアとともに
世界一周線クラブのメンバーとなった。
ふむふむ、世界一周の日でしたか。
鹿追町図書館の蔵書を「世界一周」のキーワードで検索します。
14件ありました。
「はじめての世界一周(超短期で行く? じっくり長旅で行く?)」 吉田友和 PHP研究所 2011年1月刊行
いつか、豪華客船に乗って世界を回ってみたいものですね。
と、思ったら
「船旅への招待(豪華客船『飛鳥』でゆく世界一周の楽しみ)」斎藤茂田 PHP研究所 1997年刊行
さすが斎藤茂田さん、行かれておりました。
「わがはいは中村春吉である。(自転車で世界一周無銭旅行をした男)(くもんの児童文学)」横田順弥 くもん出版
豪華客船とは正反対の、凄い方がおりました。
「八十日間世界一周」ジュール・ヴェルヌ 角川書店
懐かしいですね。でも、世界一周と言われれば、この本を思い浮かべる方、多いんじゃないかな。
※【スポーツ新聞の日】
1946年(昭和21年)に日本初のスポーツ新聞『日刊スポーツ』が創刊した。
タブロイド判4ページからの構成で、1部50銭であった。
終戦後一年で、スポーツ新聞ができたのですね。鹿追町図書館では、一紙だけですがスポーツ新聞、毎日読めますよ。
※【ジャンヌ・ダルクの日】
1429年、イギリスとの百年戦争で苦戦するフランス皇太子シャルル7世のもとに、
神の命を受けたというジャンヌ・ダルクが現れた。
以後、彼女の活躍で戦況は一変したが、翌年イギリス軍に捕えられ、
宗教裁判にかけられて火あぶりにされた。
うちの図書館にもありました。
「ジャンヌ・ダルク」フィリップ・セギ ソニー・マガジンズ
ジャンヌ・ダルクは本に限らず、いろいろな媒体で取り上げられています。
かつて、各時代の英雄がタイムマシンで一堂に会し、格闘大会が始まるという、ビデオゲームがありましたね。
※【弟の日】
姉妹型、兄弟型の研究で知られる漫画家の畑田国男さんが提唱。
【関連】
兄の日 6月6日
妹の日 9月6日
姉の日 12月6日
いい兄さんの日 11月23日
※【スマートストックの日】
2011年3月11日の東日本大震災以降、災害時の資源の有効活用意識が
高まりを見せている。
無駄な買占めをせずに、災害時に必要な量を備えてストックすることを
啓発しようと「キリンアルカリイオンの水」が制定。
日付は震災からほぼ1年を経た3月6日を「み(3)なおす、む(6)だなく」
と読む語呂合わせから。
9月6日も「スマートストックの日」。
細いスキーストックの日かなと思ったら、違いました。確かに、災害が起きると慌てて食料とか水の確保に走ってしまいますね。
「ストック」で蔵書検索をしました。
「北海道再建への戦略(豊かな『ストック社会』に向けて)」平岡祥孝 北海道新聞社 2007年刊行
ビジョンが必要です。
「ギャル曽根さんといっしょにはじめての離乳食(フリージング ストック食材 フリージングミックス 取り分け 手間なし アイデアがいっぱい!)」飛石なぎさ 学研パブリッシング 2013年刊行
大食い界のカリスマ、どんなに大量の食事でも、最後まできれいに食べると評判の高いギャル曽根さんと、赤ちゃんの離乳食。「あんなに食べるような子になったらどうしよう。健康的だからそれもいいかな」というお母さんに読んでもらいたい(?)一冊です。
※【サロネーゼの日】
サロネーゼとは自宅の部屋などをサロンにして、趣味などの教室を主宰する人のこと。
女性の新しい生きかたのひとつとして注目を集めているサロネーゼを、より多くの人に知ってもらい応援する日にと、サロネーゼに関する企画などを手がける有限会社ハッピーキューブス代表のローズ麻生育子さんが制定。
日付はこれから花開く早春であり、ひなまつり(3月3日)と国際女性デー(3月8日)の同時期であることと、3と6でサロンの語呂合わせから。
なるほど、これはこれで大事な日ですね。しかし、「サロネーゼ」がタイトルに入った本は鹿追町図書館にはありませんでした…。
※【スリムの日】
京都市に本社を置く女性用下着などのトップメーカーである株式会社ワコールが、
これから徐々に薄着になっていくシーズンを迎えて、ボディシルエットを整えるアウターやインナーに注目してもらい、体型の変化による健康増進を意識してもらいたいと制定。
日付は春からの薄着のシーズンインと、3と6で「スリム」と読む語呂合わせから。
ボクもスリムになりたいですが、ワコールさんとはあまり縁のない生活を送っていました。
「スリム」で蔵書検索します。
「アラブ・ムスリムの日常生活(ヨルダン村落滞在記)」清水芳見 講談社 1992年刊行
中東情勢は、25年ほど前からだいぶ変化がありますが、日常生活の方はどうなのでしょう。
「スリムなママになるための産後のダイエットブック」学研
出産後には体質が変わるということを聞いたことがありますが、気になる方はぜひ。
今日はこの辺りで。
本日は午前10時から午後6時まで開館です。
8万冊ほど本がありますので、まだ見ぬ一冊に出会ってみませんか?
それではー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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