おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
5年前の3月11日、東日本大震災が発生した日でした。
※【いのちの日】
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災では多くの命が失われた。
命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを
風化させることなく災害に備えようと「災害時医療を考える会(Team Esteem)」が制定。
災害時医療の改善を図るとともに、9月1日に防災訓練が行われるように、
3月11日には健康、医療、災害時の体制などを考える機会を設けたいとの思いから。
今日は震災についての本を紹介いたします。
「Googleの72時間(東日本大震災と情報、インターネット)」林信行 角川書店
大規模災害時に、電話は回線がパンクしてつながらなくなる中、家族と連絡を取り合ったり、救援物資のありかなど、数々の情報がインターネットで手に入りました。
「あなたへ。(東日本大震災警察官救援記録)」講談社ビーシー
「証言自衛隊員たちの東日本大震災」大場一石 並木書房
「救命(東日本大震災、医師たちの奮闘)」海堂尊 新潮社
「心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師(思い出が動きだす日)」今西乃子 金の星社
プロたちの力で多くの方が助けられましたが、助けられなかった命もまた、彼らの心に大きくのしかかりました。
「ぼくは海になった(東日本大震災で消えた小さな命の物語)」うさ くもん出版
一番つらいのは、小さな子供の未来が失われることかもしれません。被災地で泥の中に埋もれていた、ランドセル。小さな子どもの、片方だけの靴。かわいいぬいぐるみ…。忘れられません。
「前へ! (東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録)」麻生幾 新潮社
他にも、東日本大震災というタイトルではなく、震災がテーマの本を集めてコーナーを作って3月21日まで展示しています。
どれか一冊でいいから、手に取ってみてほしいです。
図書館の性質上、一冊ずつしかありませんが、貸し出し中の場合、予約できます。本が返ってき次第、お取り置きしてご連絡いたします。
今日はこの辺りで。
本日は金曜日、一時間延長開館で、午前10時から午後7時まで開いていますので、お仕事帰りなど、覗くだけでもお立ち寄りいただければと思っております。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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