おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
今日も、鹿追町図書館所蔵の本を紹介します。
「なんだか気になるなー」という本との出会いのきっかけになれればいいなーと、思っていました。
さて、「今日は何の日?」をテーマに紹介する本を選んでいます。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
3月30日はこんな日です。
マフィアの日、国立競技場落成記念日、
みその日(毎月)
や、やばい日がありました。
マフィアの日…。
※【マフィアの日】
1282年、マフィアの名前の由来となったとされる「シチリアの晩鐘事件」が起こった。
当時のシチリア島はフランス国王の叔父であるシャルル・ダンジューの苛酷な支配下にあった。
1282年のこの日は復活祭の翌日の月曜日であり、晩祷の為に教会の前に市民が集まっていた。
そこへフランス兵の一団がやってきて、その土地の女性に手を出そうとしたため、
その女性の夫はいきなりその兵士を刺した。
その場に居合わせたほかの市民もフランス兵に襲いかかり兵士の一団を全員殺してしまった。
そのとき晩祷を告げる晩鐘が鳴ったことから、「シチリアの晩鐘事件」と呼ばれる。
この叛乱は全島に拡大し、フランス人は見つかり次第に殺され、その数は4000人以上に及んだ。
この叛乱の合言葉
「Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」
の各単語の頭文字を並べると「マフィア(mafia)」となり、
これがマフィアの名前の由来であるという説がある。
シャルル・ダンジューのアンジュー王家はシチリアから追放され、代ってシチリアの
支配者となったアラゴン王家との間に20年に及ぶ戦争が起こった。
これだけ見ると、マフィアもワルの集まりというだけではなかったのかー、という感じです。すごい事件ですね。初めて知りました。
ボクのイメージの、コートに帽子、葉巻にサングラス、紫煙をたゆらせながら、黙って銃の引き金を引く、というマフィアとはだいぶ違いました。
そんなマフィアの成り立ちが分かるかもしれない一冊を。
「マフィアの興亡」タイム・ライフ 同朋社出版
気になる方はどうぞー。
※【国立競技場落成記念日】
1958(昭和33)年、神宮外苑に国立霞ヶ丘陸上競技場が完成した。
敷地面積は22000坪で、1964(昭和39)年には東京オリンピックの開閉会式の
会場になった。
収容人員は60,057人。皇族室も設置されている。
2020年の東京オリンピック準備で話題になった新国立競技場ではなく、いま現役の国立競技場の落成記念日でした。
東京オリンピックのキーワードで探したら、2冊ありましたので、紹介。
「幻の東京オリンピック」橋本一夫 日本放送出版協会 1994年刊行
「私の東京オリンピック(過去から学び、未来へ夢を)」北野生涯教育振興会 ぎょうせい 2014年刊行
最近出た本がありますね。サブタイトルの『過去から学び、未来へ夢を』。図書館としてもとても重要なことです。
※【みその日】(毎月30日)
全国味噌工業協同組合連合会が1982(昭和57)年9月に制定。
みそ健康づくり委員会が実施。
「みそ(三十)」の語呂合せ。
マフィアの日と、うってかわって平和なテーマでお送りします。
「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」椎名誠 本の雑誌社 1981年刊行
平和なテーマだと思ったら、地獄が待っていました。油断ならん。
「お味噌汁の話(日本の心をあたためる、とっておきレシピ)」生活情報センター 2006年刊行
あ、平和でした。良かったー。
「味噌料理(体と心にしみわたる)」浜内千波 実業之日本社 2003年刊行
こちらも、ホッとしますね。
今日はこの辺りで。
午前10時から午後6時までの開館です。気になる本がありましたら、お越しくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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