おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
6月18日はこんな日です。
考古学出発の日、海外移住の日、おにぎりの日
※【考古学出発の日】
1877(明治10)年、大森貝塚を発見・発掘したアメリカの動物学者、E.S.モース博士が来日した。
6月20日、モース博士が汽車で横浜から新橋へ向かう途中に貝殻が堆積しているのを発見し、まもなく発掘調査が行われた。これが日本で初めての科学的な発掘調査で、日本の考古学の出発点となった。
「ヒトの考古学」アンドリュー・チェンバレン 学芸書林
「動物の考古学」ジェイムズ・ラッカム 学芸書林
「宝石の考古学」ジャック・オグデン 学芸書林
「コインの考古学」アンドリュー・バーネット 学芸書林
「『黄泉の国』の考古学」辰巳和弘 講談社
圧倒的に気になったのは、黄泉の国でした。他のものは化石とかがあるだろうけど、地獄で罪人を煮込む鍋の化石とか、鬼の金棒とか、出土していないですよね。きっと。
人間の生と死に関する思想を辿っているのかな。
「鹿追町考古学研究報告1」十勝川流域史研究会 鹿追町考古学研究会 1976年刊行
むむ、一度は目を通しておきたい書物を発見。
「地域学のすすめ(考古学からの提言)」森浩一 岩波書店
これも気になりました。地域学、ですね。
※【海外移住の日】
総理府(現在の内閣府)が1966(昭和41)年に制定。国際協力事業団移住事業部が実施。
1908(明治41)年、本格的な海外移住の第一陣781人を乗せた笠戸丸が、ブラジルのサントス港に到着した。
「北海道移住の軌跡(移住史への旅)」中村英重 高志書院
「北海道の村落祭祀研究(-母村と移住村の比較研究-)鷹田和喜三 人間の科学社
海外ではないですが、原野を切り開く北海道の開拓団の奮闘、信じがたいものがあります。現代で育ったボクは、木を切り倒して抜根していくことができるでしょうか。
できないなぁ。
じいちゃんのじいちゃんたちは、偉大だなと思います。
※【おにぎりの日】
石川県旧鹿西町(ろくせいまち)の竪穴式住居跡の遺跡から、
日本最古のおにぎりの化石が発見された事で、
鹿西町が「おにぎりの里」としての町興しの為に制定した。
鹿西のろく(6)と、毎月18日の「米食の日」から6月18日が選ばれた。
おにぎりの化石って、よく調べたものですよね。化石になるんだ。不思議。
「太古の北海道(化石博物館の楽しみ)」木村方一 北海道新聞社
今日はどのテーマも昔のものに寄って行きますね。
「おにぎりがしま」やぎたみこ ブロンズ新社
これはタイトルが気になっていました。今日こそ読んでみようかな。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、午前10時から午後6時までの開館です。
そして、来週20日月曜日から24日金曜日までは、蔵書点検を行いますので休館となります。
この土日でいつもより多く借りておいてくださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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