おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
9月1日に人事異動があり、図書館係に配属されました。これまでは、花や畜産の担当経験がありますが、また違ったジャンルの職場となります。町のため、町の人の役立てるように仕事を覚えていきたいと思います。
図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。こないだ思いついた「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
9月15日は、こんな日です。
老人の日、ひじきの日、シルバーシート記念日、大阪寿司の日、石狩鍋記念日、スカウトの日、 シャウプ勧告の日、マスカットの日、 イチゴの日(毎月)、お菓子の日(毎月)
今日は多めで一安心。老人の日か。書名の中に「老人」が入る本といえば、あの小説だろう。
よし、蔵書検索・・・。
「ぼくに「老後が」くる前に(老人体験レポート)」1999年刊行
「老人介護常識の誤り」2000年刊行
「老人介護の知恵」1995年刊行
一番上の方に出てくるのは、いかに支えていくかという方向の本ですね。
続いて、
「老人力のふしぎ」
「老人力」
なるほど、齢を積み重ねたプラス面にフォーカスした本のようですね。
ん?
「老人よ、花と散れ」
大胆なタイトルです。大丈夫かな、これ。
そして、
「老人と海」ヘミングウェイ
うん、やはりこのタイトルですね。図書館に行かなくてもうちの本棚にもありました。教科書に載るクラスの名作です。
ぼくは最初にこの作品を知ったのは、直接この作品ではなく、パロディの方からでした。
「三十年の歩み (鹿追町老人クラブ連合会創立三十周年記念誌)」鹿追町老人クラブ連合
これは、うちの図書館ならではの本が出てきました。果たして国会図書館でも読めるかどうか。
こうしてまとまっていると気になります。1996年刊行です。
「まだ老人と呼ばないで」日経プレミアシリーズ
うん、年をとっても「わしは今日から老人じゃ」と覚悟して受け入れる区切りは、なかなかないでしょうね。まわりから、そう思われて、だいぶ後からその領域に達したことを受け入れるのでしょう。ぼくは41歳になりますし、「立派なおじさん」なのですが、自分で子どもたちの前で「おじさんはねー」と言いますが、人から「おじさん」と言われると、ちょっと素直に受け入れがたい自分がいます。
かといって、「お兄さん」と言われても、「何か気を使われて、悪いなぁ」と思いこちらも素直に受け取れない。
複雑で難しいお年頃です。はい。なんだこれ。
まあ、それはいいとして、これからの少子高齢化社会、いかに老後を幸せに過ごすかはこれまで以上に大きなテーマとなります。そんな思いを抱いたところでこの一冊。
「それでも「老人力」(年を取るほどに、毎日を面白くするヒント)」2014年刊行
良さそうな本、おすすめです。
でも、このタイトル、老人と自分で思うのはいくつになっても抵抗があるだろうから手に取られにくいのでは、とちょっと思いました。
鹿追町図書館は、8万冊の知恵と知識があなたの毎日を面白くします。気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね。本を読まなくても結構面白いですよ(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かりすます)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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