今日は何の本? 7月7日(2016) 七夕にちなんで大忙しの日でした。

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。

 

以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム

ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

7月7日はこんな日です。

 

 

七夕,七夕の節句、ラブ・スターズ・デー、サマーラバーズデー、サマーバレンタインデー、川の日、竹・たけのこの日、ゆかたの日、乾麺デー、恋そうめんの日、ギフトの日、カルピスの日、香りの日、冷やし中華の日、ポニーテールの日、恋の日、笹かまの日

 

 

すごいですね…。だいたい七夕から来ていますよ。

 

「秋田湯沢七夕美人絵灯ろう殺人事件(赤かぶ検事)」和久俊三 角川書店

こんな日にも、赤かぶ検事は大忙しです。

 

 

※【七夕,七夕の節句】

旧暦の7月15日の夜に戻って来る祖先の霊に着せる衣服を機織して棚に置いておく習慣があり、

棚に機で織った衣服を備えることから「棚機」という言葉が生まれた。

その後仏教が伝来すると、7月15日は仏教上の行事「盂蘭盆(盆)」となり、

棚機は盆の準備をする日ということになって7月7日に繰り上げられた。

これに中国から伝わった織女・牽牛の伝説が結び附けられ、

天の川を隔てた織姫(織女星、こと座のベガ)と

彦星(牽牛星、わし座のアルタイル)が年に一度の再会を許される日とされた。

 

「黒の七夕」樋口京輔 講談社

いいですね。悪意と悲劇と事件と香りがするタイトルです。

 

 

※【ラブ・スターズ・デー】

銀座と有楽町のデパート7店が1988(昭和63)年に、七夕の日を「ラブ・スターズ・デー」

と命名して共同宣伝をした。

 

「ラブソファに、ひとり」石田衣良 角川書店

いいですね。寂寥感あふれるタイトルです。

 

 

※【サマーラバーズデー】

新宿地区のデパートが1990(平成2)年に制定。

七夕に因んで意中の人にプレゼントをする日。

 

「バイバイ、サマータイム」エドワード・ホーガン 岩波書店

いいですね。燃え盛る夏の終わりを感じて秋や冬を目の前に、ちょっとさみしくなるタイトルです。

 

 

※【サマーバレンタインデー】

サマーバレンタイン実行委員会が1986(昭和61)年に制定。

 

「二階堂警部バレンタインの謎」斎藤栄 光文社

いいですね。いまや国民的イベントのバレンタインに潜む謎。事件性を感じるような、感じないようなタイトルです。

 

 

※【竹・たけのこの日】

全日本竹産業連合会が1986(昭和61)年に制定。

日本缶詰協会等の産物関係者の話し合いの席上で

「竹取物語のかぐや姫が竹の中から生まれた日は7月7日ではないか」

という話になり、この日に決定された。

 

「1000年女王 新竹取物語」松本零士 小学館

いいですね。巨匠、松本零士先生の作品。氏の作品には銀河鉄道999のメーテルといい、謎めいた女性が登場しますよね。

 

 

※【ゆかたの日】

日本ゆかた連合会が1981(昭和56)年に制定。

七夕の日、女の子は色の附いた糸を結び、7本の針と瓜を供え、裁縫の上達を祈り、

衣類に感謝していたという中国の故事に因んで。

若い人たちにも、ゆかたの美しさを見直し親しんでもらうきっかけにしてもらおうという狙いもある。

 

「子供のゆかたとじんべい」雄鶏社

いいですね。子供が縁日で親御さんに手を引かれて歩いている風景、和みます。

 

 

※【乾麺デー】

全国乾麺協同組合連合会が1982(昭和57)年に制定。

七夕の日に、素麺を天の川にみたてて食べる風習があったことから。

 

「大好き! みんなの麺レシピ」講談社

いいですね。ボクも大好きです。

 

 

※【恋そうめんの日】

古くから七夕の日には、そうめんを食べて無病息災を願う風習がある。

また風水では麺類は「恋愛運を高める食べ物」とされている。

この七夕の日とそうめんと恋愛のステキな関係を結びつけて、

自社製品の「恋そうめん」のPRにも役立てようと記念日を制定したのは、

日本を代表するそうめんメーカー、株式会社三輪そうめん山本。

 

「めんのひみつ」吉野恵美子 学研パブリッシングコミュニケーションビジネス事業室

いいですね。ちびっ子に大人気、学研のまんがシリーズです。

 

 

※【ギフトの日】

全日本ギフト用品協会が1987(昭和62)年に、同協会が社団法人化されたことを記念して制定。

七夕は牽牛と織女が年に一度出会う日ということから。

 

「ターシャ・テューダーの手作りギフト」ターシャ・テューダー メディアファクトリー 2012年刊行

 

この方は園芸家かと思っていたら、絵本作家であり、人形作家であり、実に多才な方でした。

今日読み始めて製作開始すると、七夕が終わってしまうと思うので、来年にプレゼントするのはいかかでしょう。

 

 

※【カルピスの日】

1919(大正8)年、ラクトー(現在のカルピス)が乳酸菌飲料のカルピスを発売した。

 

「カルピス社員のとっておきレシピ(すっきりと、まろやかに、おいしい!)」カルピス株式会社 池田書店

いいですね。カルピス、大好きです。

 

 

※【香りの日】

全国化粧品小売協同組合連合会中部ブロックが1991(平成3)年に制定。

七夕に因んで「化粧品を買ってプレゼントしよう」と販売促進の為に提唱した。

 

「〈香り〉はなぜ脳に効くのか(アロマセラピーと先端医療)」塩田清二 NHK出版

なるほど、アロマセラピーは効果があるのですね。知識がないのですがハーブティーの香りでホッとするのもその効果かな。

 

 

※【冷やし中華の日】

この日が二十四節気の「小暑」となることが多く、夏らしい暑さが始まる頃であることから。

 

本州はすでに真夏の暑さですが、鹿追は夜、寒いですね…。

「ラーメン冷し中華」旭屋出版

はじまりました。

 

 

※【ポニーテールの日】

日本ポニーテール協会が1995(平成7)年に制定。

7月7日が「七夕」「ゆかたの日」であり、織姫がポニーテールであることと、

ポニーテールが浴衣に似合うこと等から。

 

織姫様はポニーテールだったんですね。今日一番納得した知識です。

 

「ポニーテール」重松清 新潮社

そのものズバリのタイトルの小説を発見。人気の重松先生でした。

 

 

※【恋の日】

織姫と彦星のためだけの七夕と違い、恋をがんばる全ての人 それぞれが主役になれる日

 

「人類最強の初恋」西尾維新 講談社

こちらはどういうテーマで書かれているのでしょう。「人類」「初」のキーワードでアダムとイブを思い浮かべましたが、予想が全く当たらないのが西尾先生の小説です。

 

 

※【笹かまの日】

株式会社紀文食品と宮城県蒲鉾組合連合会が共同で制定。

笹かま(笹かまぼこ)の全国的な普及推進から

練り製品市場の活性化を図ることが目的。

日付は七夕に「笹の節句」という呼び名があることから。

また、「笹かまぼこ」の名称は宮城県仙台市の

蒲鉾メーカーが仙台藩主伊達氏の家紋

「竹に雀」に因んで命名したもの。

 

「日本一短い手紙とかまぼこ板の絵の物語」日本一短い手紙とかまぼこ板の絵の物語実行委員会 中央経済社

かまぼこの本を発見。こちらも内容の予測ができません。

 

 

※【川の日】

建設省(現在の国土交通省)が、近代河川制度100周年にあたる1996(平成8)年に制定。

七夕伝説の「天の川」のイメージがあり、7月は「河川愛護月間」であることから。

 

『建設省、お前もか!』と、思わずシーザーの気分で叫びたくなりましたが、激しい七夕商戦に建設省もまさかの参戦をはたしておりました。

 

各業界が、七夕の行事にちなんでそれぞれ制定しているのでボリュームたっぷりでした。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、本日10時から午後6時まで開館です。よかったら、寄って行ってくださいねー。

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。