おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
7月16日はこんな日です。
虹の日、国土交通Day、駅弁記念日、外国人力士の日、籔入り、
※【虹の日】
7と16で「ナナイロ=七色」と読む語呂合わせと、
梅雨明けのこの時期には空に大きな虹が出ることが多いことから、
この日を人と人、人と自然などが、
七色の虹のように結びつく日にしようとデザイナーの山内康弘氏が制定。
「虹の谷のアン」モンゴメリ ポプラ社
赤毛のアンシリーズがありました。赤毛のアンはテレビアニメでしか見てなかったな…。
※【国土交通Day】
国土交通省が2000(平成12)年に制定。
1999(平成11)年、国土交通省設置法が公布された。
国土交通行政に関する意義、目的、重要性を理解する日。
「いやでも物理が面白くなる(交通信号『止まれ』はなぜどこの国でも赤なのか?)」志村史夫 講談社
なぜなのでしょうか。
血の色だから危険を感じさせる?
物理の本だから、昼でも夜でも見やすい色だからかな?
答えは、読んでみたらわかりますね。
※【駅弁記念日】
1885(明治18)年、この日開業した日本鉄道東北本線の宇都宮駅で、日本初の駅弁が発売された。
宇都宮市で旅館業を営んでいた白木屋嘉平が、たまたまその旅館に宿泊していた
日本鉄道の重役の薦めで販売した。
握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだもので、値段は5銭だった。
当時はうな丼1杯10銭だったとか。
※補足
それより前に他の駅で駅弁が売られていたとの説も(それも複数説)あって、
どこが「日本初」なのかという決着はまだついていません。
ただし、現在のような折詰に入った駅弁は、1889(明治22)年に姫路駅で発売されたものが
最初、というのは間違いないようです。
【関連】駅弁の日 4月10日
あれ、うな丼がおにぎり二個の倍の値段なら、安いですよね。
「駅弁女子(日本全国旅して食べて)」なかだえり 淡交社 2013年刊行
全国の駅弁を食べる旅、うらやましいなぁ。
「ビジネスのヒントは駅弁に詰まっている」堀内重人 双葉社 2016年刊行
これも中身が気になります。
値段も気にせず買ってしまうのはなぜか?
地元の名物を食べる楽しみか、食べやすい工夫が評判につながるのか、通り過ぎる一瞬で目にとめてもらうネーミングか…。
※【外国人力士の日】
1972(昭和47)年、大相撲名古屋場所で、ハワイ出身の力士・高見山大五郎が
外国人力士として初めて幕内優勝した。
「ガイジン力士物語(小錦と高見山)」R.ホワイティング 筑摩書房 1989年刊行
今日のこの日におあつらえ向きの一冊。今は横綱を筆頭に外国人力士が強いですが、高見山の時代は伝統の世界の中で、土俵の外でも苦労も多かったことでしょう。
※【籔入り】
昔、商店に奉公している人や、嫁入りした娘が、休みをもらって家に帰った日。
この日と1月16日だけ実家に帰ることが許されていた。
「六歳からの奉公人で泣き浮浪児で涙(母と子の悲哀実話)」遠藤浩一 牧歌舎
六歳といえば小学校に上がるか上がらないかの年齢ですね。タイトルからして悲劇の予感です。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。気になる本がありましたら、どうぞご利用くださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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