おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
7月17日はこんな日です。
漫画の日、喜びの日、東京の日
※【漫画の日】
1841年、イギリスの絵入り諷刺週刊誌『パンチ・ロンドン・シャリヴァリ』(通称「パンチ」)が発刊された。
1992年4月8日に財政難の為に終刊になるまで151年間発行されていた。
日本では、1862(文久2)年に日本語版の『ジャパン・パンチ』が刊行され、
「ポンチ絵」という言葉が生まれた。
漫画のことをポンチ絵と呼んだのは、このパンチがなまったため。
この日とは別に、手塚治虫の命日である2月9日も「漫画の日」になっている。
【関連】
まんがの日 11月3日
漫画の日 2月9日
漫画の日も何日かありますね。
「プラネテス」幸村誠 講談社
1~4まで。名作と呼び声高いこの作品、実はつい最近読みました。
今よりちょっと未来の話。地球の周りの宇宙空間には、ロケットやスペースシャトルの破片などがものすごいスピードでまわっています。スペースデブリと呼ばれますが、ネジ一本くらいのくらいのものでも鉄の固まりが秒速3キロメートルから10キロメートルで飛んでいるので宇宙船に衝突すると大ダメージ。
ともすると宇宙船が破壊され、それがまたスペースデブリとなり、何千何万の破片が散らばり、さらに宇宙船の航行を困難にする、という現象が「ケスラーシンドローム」という名で呼ばれています。
拳銃やライフルの弾が、秒速200メートルから1キロくらいなので、10倍くらいの速度で金属片などが地球の周りを飛び交っているわけです。
おっかなすぎる…。
これが増えると宇宙への進出ができなくなります。
そりゃいかん、とスペースデブリを回収するのも仕事になっています。それに取り組む回収業者が主人公のお話ですが、宇宙のスケールの大きさに、読んでいて魂を持っていかれそうになるというか、ポカーンとしてしまいました。
時間のある時にゆっくり味わってほしい、大人向けのマンガです。面白かった。
※【喜びの日】
「喜」を草書体で書くと七十七に見えることから(喜寿)。
道の駅きつれがわが制定。
「成熟のための心理童話 喜びと力をとりもどす15の物語」アラン・B・チネン 早川書房
喜びの本、ありました。
知識は検索するとすぐ出てくる時代、コンピューターにできないことの一つが、感情の動き度と思うので、心の中に多くの物語を宿しておくことは、これから一層大切になってくる気がしています。
※【東京の日】
1868(慶応4)年、明治天皇の詔勅により「江戸」が「東亰」に改称された
「十津川警部欲望の街東京」西村京太郎 徳間書店
西村先生、おはようございます。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。気になる本がありましたら、どうぞご利用くださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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