おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
7月23日はこんな日です。
カシスの日、米騒動の日、文月ふみの日
※【カシスの日】
大暑の頃に収穫される果実のカシス。その成分であるカシスポリフェノールには末梢血流の改善作用があるという。
人々の健康に寄与するカシスへの関心を高めてもらおうと、日本カシス協会が制定。日付は大暑となることが多い7月23日に。
「果実酒と薬用酒」石田穣 グラフ社 1997年刊行
カシスといえば、カシスソーダとか、カシスオレンジを思い出します。
※【米騒動の日】
1918(大正7)年、富山県魚津の漁家の主婦たちが米の県外移出を阻止する集団行動を起こし、全国にまで広がった米騒動の始まりとなった。
米の需要拡大に生産が追いつかなかったことや、米の輸入が自由化されなかったこと等により米価が急騰した。
また、民本主義の普及に伴って反政府的気分が高騰し、異常な米価の高騰をきっかけに
全国的な騒動が激発した。
魚津の運動を皮切りに富山湾沿岸一帯で米価引き下げ・困窮者救済の要求運動が発生した。
これが新聞で報道されると、8月10日に名古屋と京都で大騒動が起こるなど全国に波及し、
騒動は9月17日まで続いた。
警察だけでは鎮圧できずに軍隊まで投入され、30人の死者と多数の負傷者を出した。
「北前の記憶(北洋・移民・米騒動との関係)」井本三夫 桂書房
お米大好きなボクは、いつでもお米が手に入る現代はありがたいです。
※【文月ふみの日】
郵政省(現在のJP日本郵政グループ)が1979(昭和54)年から実施。
毎月23日は「ふ(2)み(3)」の語呂合せから「ふみの日」となっているが、7月の旧称が「文月」であることから、特別に「文月ふみの日」としてさまざまなイベントを実施している。
「1945←2015(若者から若者への手紙)」室田元美 ころから 2015年刊行
現代の若者が、戦争を体験した当時の若者たちの証言などを読み、思ったことを手紙にしたためるという内容でした。これは多くの方に読んでもらいたいと感じました。
「イラストお手紙365日(誰でもかわいくすぐ描ける!)」mizutama 日東書院本社
手紙といえば文字で綴るものではありますが、絵、イラストで伝えるのも楽しいですね。
「最後の手紙(戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙)」重松清 講談社
タイトルだけで涙の予感。
「サド侯爵の手紙」サド 筑摩書房
スゴイ人から手紙が届いていました。この人の作品はあまり多くの方にはおススメしません。
「サディスト」の語源となった人で、巷で言われる『ドS』どころではない御仁です。
「花の絵手紙入門」小池邦夫 日貿出版社
とんでもない人からの手紙の後は、心を和ませましょう。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。学校はそろそろ夏休みが始まるころかな。
読書感想文を書くのに何を読んだらいいかなー、と本を探しているみんなのために、おススメコーナーを設置しました。
良い子は本のセレクトを間違えて夏休みの読書感想文に、「『サド侯爵の手紙』を読んで」とか書いて提出すると問題になるので気をつけてね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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