おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
7月28日はこんな日です。
なにわの日、第一次世界大戦開戦記念日、菜っ葉の日、乱歩の日
※【なにわの日】
「な(7)に(2)わ(8)」(難波・浪速)の語呂合せ。
「ナニワ・モンスター」海堂尊 新潮社
『チーム・バチスタの栄光』などのシリーズが人気の海堂さんの医療小説です。テーマは新型インフルエンザ。
※【第一次世界大戦開戦記念日】
1914(大正3)年、オーストリアがセルビアに宣戦布告し、第一次世界大戦が始った。
『開戦記念日』というところにいささかの違和感が…。
「第三次世界大戦」桧山良昭 実業之日本社
これはフィクションの世界だけにしてもらいたいです。
※【菜っ葉の日】
「な(7)っ(2)ぱ(8)」の語呂合せ。
キャベツ、ハクサイ、ホウレンソウ、レタスなどの葉ものの野菜を食べて夏バテを防ごうというもの。
8月31日の「野菜の日」とともに、青果商関係者が、野菜の消費拡大を目的にキャンペーンを展開する動きもある。
「ドラゴンボール」鳥山明 集英社
ナッパといえば、ドラゴンボールに出てくる敵の『ナッパ』しか思い浮かばなくなりました。この語呂の良さ。
宇宙人が地球にせめてくるのですが、それがはるか宇宙の彼方から地球まで宇宙船で飛んでくる科学力を持ちながら、肉弾戦を好む二人組。
彼らの鋼の肉体の前に軍隊の力は通用しないため、地球の武術の達人たちが立ち向かうというストーリーです。
まじめにまとめるとなんだかドラゴンボールじゃないみたいですね。
その宇宙人の1人、ナッパの強さは当時は大変衝撃でした。
※【乱歩の日】
1965(昭和40)年、日本の推理小説の生みの親、江戸川乱歩が亡くなった。
『D坂の殺人事件』『怪人二十面相』『パノラマ島奇談』『黄金仮面』『押絵と旅する男』
などの作品が有名。 明智小五郎の生みの親。享年71。
彼のペンネームが、アメリカの怪奇小説家のエドガー・アラン・ポーのもじりなのは有名な話。
「怪人二十面相」江戸川乱歩 講談社
『明智』『小五郎』といえば、いまや名探偵コナンの方を思い出す子どもたちが多そうですが、こちらをよろしく。
※【日本人、オリンピックで初の金メダル】
第9回オリンピックがオランダで開催。日本選手は43人が参加。三段跳びで
織田幹雄、200m平泳ぎで鶴田義行が初の金メダル。800m走で人見絹江が銀メダルを獲得。
「なみだの金メダル(山下泰裕物語)」手島悠介 講談社
柔道日本の立役者、山下選手の物語がありました。
山下選手は、学生時代に小説『姿三四郎』に出会い、大きな感銘を受けて柔道に取り組み金メダルにまで到達したそうです。
山下選手の本を読み、感動したこどもたちがまた金メダルを、そしてまた…、というすばらしい連鎖が楽しみです。
リオのオリンピックでは、物騒なことが起こらないように願いたいです。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。
いろんな本がありますので、本棚をながめていると気分転換になりますよ。よかったら、おこしくださいねー。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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