おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
知らなかった面白い本に出会いたくて、「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を探しています。
以前から親交のある、田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホーム
ページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
8月4日はこんな日です。
箸の日、橋の日、ビヤホールの日、ゆかたの日、パチスロの日、ヤマヨシの日、吊り橋の日
※【箸の日】
「箸を正しく使おう」という民俗学者の提唱で、わりばし組合が1975(昭和50)年に制定。
「は(8)し(4)」(箸)の語呂合せ。
箸といえば奈良の吉野杉を使用したものが知られるが、これは後醍醐天皇が
愛用したことをきっかけに広く知られるようになったという。
東京・千代田区の日枝神社では、神前に長さ1mの大きな箸を供え、
古い箸を焼いて供養する箸供養祭が行われる。
「箸の本(箸の”あげ下ろし”から面白ウンチク話まで)」本田総一郎 日本実業出版社
これはまさに今日にぴったりの本がありました。箸の本は読んだことがないから知らないことがいっぱいわかりそう。
※【橋の日】
宮崎県の湯浅利彦さんの提唱により「橋の日実行委員会」が1986(昭和61)年に制定。
「は(8)し(4)」(橋)の語呂合せ。
私達の生活と文化に密接な関りを持つ川や橋に感謝し、橋や河川との触れ合いを
通して故郷を見つめ直す日。
ちなみに世界で最も長い橋はアメリカ・ニューオリンズの
「第2レーク・ポンチャートレイン・コーズウェイ橋」で、全長38.42kmもある。
水上に架けられた橋で世界最長。水の上を38kmも橋が続くのはスゴイですね。
「ヨーロッパ橋ものがたり」成瀬輝男 東京堂出版
人や物の移動のために、橋が架けられましたが、架ける前と架けた後、いろんなドラマがありますよね。こういうテーマの本、地味だけどなんか、いいなぁと思います。
※【ビアホールの日】
ビアホールチェーンのサッポロライオンが制定。
1899(明治32)年、東京・銀座の新橋際に、現存する中では日本で最も古いビアホール
「ヱビスビヤホール」(サッポロライオンの前身)が開店した。
「物語サッポロビール」田中和夫 北海道新聞社 1993年刊行
サッポロビールの物語もありました。
北海道でビールづくりが始まったとき、苦労してビールを作っても、それを入れる容器がなくて大変だった、ということを北海道の偉人の本で読みました。詳しい話はこれでわかりますね。
※【ゆかたの日】
兵庫県城崎町の城崎温泉観光協会が制定。
「城崎ふるさと祭り」の開催日。
【関連】
ゆかたの日 7月7日
ゆかたの日 8月第1土曜日
「素敵と言われる大人のゆかた美人練習帖」森荷葉 講談社 2015年刊行
夏のイベントで、気になる女性のゆかた姿にドキッとした経験、思い出しました。
※【パチスロの日】
パチンコ店などに設置されるスロットマシンのパチスロ。
正式名称を回胴式遊技機というこの大人の娯楽を広く社会にアピールし、
全国のパチスロファンに感謝する日をと、
業界団体の日本電動式遊技機工業協同組合と回胴式遊技機商業協同組合が制定。
日付は8と4で「パチスロ」と読む語呂合わせから。
「脳でシナジーする科学と社会(回転寿司、パチンコ、そしてキャラクター論まで)」篠原菊紀 オーム社
これはこの間から気になっていた本です。世の中で流行るもの、人気が出るものと脳の動き、働きを知っておくのはいいかも、と思いました。
※【ヤマヨシの日】
「わさビーフ」「マヨビーフ」などの人気のポテトチップスや、
スナック菓子を製造販売している山芳製菓株式会社が制定。
美味しい山芳ブランドの商品を大いにアピールするのが目的。
日付は8と4で「山芳(ヤマヨシ)」と読む語呂合わせから。
ちなみにホームページアドレスも8044.jpで「ヤマヨシ」となっている。
こ、これは…。
ヤマヨシさんの大好きな平田さんのところでは、今日はお祭りかも。
ヤマヨシさんの本は見つけられませんでした。不覚…。
※【吊り橋の日】
奈良県吉野郡十津川村には日本屈指の長さを誇る「谷瀬の吊り橋」から、
地域の人しか知らない小さな吊り橋まで約60カ所もの吊り橋があり、その数は日本一といわれている。
村の急峻な地形が生んだ吊り橋は、人々にとって切っても切れない命の道。
毎年この日は谷瀬の吊り橋の上で太鼓を叩く「揺れ太鼓」という「つり橋まつり」を行い、
吊り橋に感謝をする日としている。
日付は8と4で「橋」と読む語呂合わせから十津川村が制定。
「十津川村天誅殺人事件」西村京太郎 小学館
西村先生、おはようございます。
金田一少年の事件簿とかでは、主人公がその地を訪れるとあらしの夜の吊り橋が落ちて孤立するイメージがあります。
巨匠のミステリーでは、どうなのでしょう。その真実は、あなたの目で…。
読んでないのでこんな感じでお茶を濁してみました。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館になります。気になる本がありましたらぜひ寄って行ってくださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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