おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
8月23日はこんな日です。
白虎隊の日、奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー
※【白虎隊の日】
1868(明治元)年、戊辰戦争で会津藩の白虎隊が城下の飯盛山で自刃した。
会津藩では軍を年齢により白虎・朱雀・青龍・玄武の4つの班に分けており、
最年少の白虎隊は16歳から17歳までの少年で編成されていた。
会津藩等の奥羽越列藩同盟が官軍と戦闘状態に入ると白虎隊も実戦に参加し、
越後戦争や会津戦争で死闘を繰り広げていた。
この日、飯盛山にいた白虎隊の二番士中隊員が、城下の町に火の手が上がったのを会津落が
落城したものと思い、16人の隊員全員が自刃した。
~補足~
自刃は、2人づつで向い合い、互いに相手の咽喉を短刀で突くと云う方法で行いました。
しかし、その内の1人は負傷が激しく刀を突き切れなかったため、その相手だった飯沼貞吉は一命を取り止めました。
現在伝わっている白虎隊の悲劇は、その飯沼貞吉が語り伝えたものです。
白虎隊のことは「悲劇」というキーワードでしか知らなかったのですが、壮絶な話でした…。
「白虎隊と二本松少年隊(幕末維新を駆け抜けた若獅子たち)」星亮一 三修社
白虎隊の本がありました。
奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー
「ある奴隷少女に起こった出来事」ハリエット・アン・ジェイコブズ 大和書房 2013年刊行
最初は匿名で出版されていたのでフィクションだと思われていたのが、実在の人物の実際の体験がつづられたノンフィクションであったとして注目を浴びた作品です。ある日、突然自分が奴隷だと分かったら…、その主人となる人物が、とんでもない趣味を持っていたら…。
自分が少女の立場だったらと思うと、背筋が寒くなる「出来事」。
「出来事」と言っていいのかどうか…。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。
また台風が来ております。
本の返却期限も予約がなければ延長できます。お電話でお名前をお伝えくださればお調べいたしますのでご連絡くださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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