おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
8月27日はこんな日です。
「男はつらいよ」の日、寅さんの日、日本に原子の火がともった日
※【「男はつらいよ」の日、寅さんの日】
1969(昭和44)年、山田洋次監督・渥美清主演の映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開された。
「フーテンの寅」が最初に登場したのはテレビドラマで、この時は最終回で寅さんは死亡した。
しかし、あまりの反響の大きさのため映画で復活し、以来48作にも及ぶ世界最長の長編シリーズとなった。
ということは、寅さんは実は世界最長のゾンビ映画だったわけですね。
怒られるかな…。
「車寅次郎の不思議(映画全45作品に隠された63のミステリー)」江戸川橋寅さん研究会 双葉社 1993年刊行
あ、この作品にはミステリーの一つにその事情も書いてありそうですので怒られないですね。きっと…。
「男はつらいよ(フーテンの寅さん25年の足跡)」広済堂出版 1995年刊行
合わせてこちらもどうぞ。
「寅さんのことば(風の吹くまま気の向くまま)」佐藤利明 東京新聞 2014年刊行
こちらは最近の本ですね。寅さんのことば、ハッとするものがたくさんありそうです。
往年の映画のファンの方には読んでみてほしいですね。
※【日本に原子の火がともった日】
1957年(昭和32年)のこの日、午前2時23分に茨城県東海村に所在する日本原子力研究所の研究用原子炉(JRR-1)が臨界実験に成功した日。
「隠される原子力・核の真実(原子力の専門家が原発に反対するわけ)」小出裕章 創史社 2010年刊行
「被ばく列島(放射線医療と原子炉)」小出裕章 KADOKAWA 2014年刊行
東日本大震災の前と後で、識者の話はどういう風に変わったか、変わっていないのか気になります。
「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし(『子どもから大人まで、原発と放射能を考える』副読本)」野村保子 クレヨンハウス 2012年刊行
こちらもあわせて読みたいですね。
「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか」矢部宏治 集英社インターナショナル 2014年刊行
別の意味でアンダーコントロールなのでしょうか。
気になる本ばかりです。
「誰も知らなかった小さな町の『原子力戦争』」田嶋悠起 ワック 2008年刊行
これも気になるタイトルです。
原子力が町を二分することになるのは間違いないと思います。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。よろしければ寄って行ってくださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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