おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
8月30日はこんな日です。
富士山測候所記念日、マッカーサー進駐の日、冒険家の日、ハッピーサンシャインデー
※【富士山測候所記念日】
1895(明治29)年、富士山頂に野中測候所が開設した。
大日本気象学会の野中至が私財を投じて建設したもので、
現在の気象庁富士山測候所の前身となった。
「富士登山ハンドブック(富士の自然を楽しむ)」富士自然動物園協会 自由国民社
日本人なら一度は上っておきたいと言われる富士山、はじめての登頂はまわりの風景に気がつく余裕がないかも。チャレンジされる方は、予習してはいかがでしょうか。
※【マッカーサー進駐記念日】
1945(昭和20)年8月28日、150人の進駐軍第一陣が沖縄から厚木に到着し、
横浜のホテルに向かった。
マッカーサー元帥が連合国軍最高指令官でトレードマークのコーンパイプとサングラスが
日本人に強い印象を与えた。
戦争に敗れ、相手国の司令官があの姿で現れたのを見た当時の人の受けたインパクトはいかばかりか、と思います。
「マッカーサーへの100通の手紙(占領下北海道民の思い)」伴野昭人 現代書館 2012年刊行
占領下、最高司令官マッカーサーにあてて書かれた日本国民からの手紙は、54万通に及ぶということをはじめて知りました。目安箱というわけではないのですが、戦中・戦後の社会の激変によってこんなに多くの方が訴えざるをえなかった。その中から厳選された100通、読みごたえがあります。
※【冒険家の日】
1970(昭和45)年に植村直巳がマッキンリーに単独登頂し、
1965(昭和40)年には同志社大学南米アンデス・アマゾン遠征隊が
アマゾン川の源流から130kmを世界で初めてボート下りし、
1989(平成元)年に堀江謙一が小型ヨットで太平洋を横断した日。
「太平洋ひとりぼっち」堀江謙一 筑摩書房 1977年刊行
小型ヨットで見渡す限り、海、海、海…。一日くらいなら耐えられるかもと思いますが、が、太平洋を制覇するまでひとりというのは、本当に大冒険ですね。
※【ハッピーサンシャインデー】
「ハッピー(8)サンシャイン(30)」の語呂合せ。
太陽のような明るい笑顔の人のための日。
「アンパンマンになりたい私(笑顔の達人になる法)」戸田恵子 風雅書房
アンパンマンの声優さん、戸田さんのエッセイです。アンパンマンのおかげでたくさんの人と笑顔に出会いました。
「長嶋茂雄笑顔の言葉」長嶋茂雄 文芸春秋 2001年刊行
ミスタージャイアンツ、長嶋さんには周囲を笑顔にするエピソードがいっぱいです。
長嶋さんの話ですぐ思い出すのが、「魚編にブルーと書くと、鯖だよ」という言葉です。
おかしいと指摘するのが野暮で、それはそれでいいか、と思ってしまいます。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は午前10時から午後6時までの開館です。よろしければ寄って行ってくださいね。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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