おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。
9月1日に人事異動があり、図書館係に配属されました。これまでは、花や畜産の担当経験がありますが、また違ったジャンルの職場となります。町のため、町の人の役立てるように仕事を覚えていきたいと思います。
図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。こないだ思いついた「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
9月19日は、こんな日です。
苗字の日、トークの日(毎月)、クレープの日(毎月)、共育の日(毎月)、シュークリームの日(毎月)
「苗字の日」って、あるんだ。何をすればいい日なんだろう・・・?。
「苗字」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。
あ、三冊あるよ。
「日本の苗字ベスト10000」
こ、これは・・・。
素直に思ったことは・・・。
「ベスト」って、苗字にいい悪いはないのでは、ということ。この場合のベストは、単に数が多いか少ないかということなのかなー、と解釈もできるけど。
そして、「ベスト10000」って、10000まで順位のあるランキングは生まれて初めて見ました。そんな順番つけないよ、ふつう。
連休中、することがない方は自分の苗字が日本でベスト何位に当たるのか、調べてみてはいかがでしょうか。
果たして、一位は佐藤さんでしょうか鈴木君でしょうか。
そして、最後にギリギリランクインの一万位はだれなのか!?
さらに、あなたの名前はランキングに入っているのか!?
白熱のランキングはこの本で!!
無理やりテンション上げてみたけどそんなに興味ないです。はい。
さあ、貴重な三冊のうちの二冊目は、こちら。
「日本の苗字読み解き事典(先祖を知り歴史を知る)」
図書館の本らしくなってまいりました。
こういうことこそ図書館でお調べください。子どもの夏休みの自由研究にいかがでしょうか。9月ですけどね。
北海道は先住民の方とは別に、入植で入って歴史が始まっている面がありますので、その前のルーツを探る時は、土地からではなく、名前からですね。
図書館の役割の中に、「郷土の資料を保存する」ということもあります。党図書館には、2階に郷土資料室を構えています。
物品の管理のため、入り口は施錠していますが、お申し出があれば、開けて自由に見学をしていただけます。
お時間のある方はぜひ図書館にいらしてください(こればっかり)。
さあ、最後の一冊はこちら。
「苗字と名前を知る事典」
この事典があれば、あなたの苗字と名前を知ることができます。
・・・、いや、知ってるし。
なんでしょう、「石川」という苗字は明治の初期に、
「田吾作どん、これから、苗字というものがつくことになったみたいだぞ」
「与作どん、そりゃすげえな。今までお武家様とかしか、苗字はなかったから。どうやってつければいいんだ?」
「さてなあ、よくわからんから、和尚様にきいてみるべか」
・・・
「うむ、そうなのじゃ。国からのお達しで、みんな苗字をつけることになったのじゃ。そうじゃな、田吾作の家の近くにはいっぱい石が積んであって、川があるから、今日から『石川』、『石川田吾作』を名乗るがよいぞ」
「和尚さま、オラは?」
「うむ、与作の家の近くに池があったな。
(池田はさっきつけたばっかりだったな・・・)
あの池は、ゲンゴロウがいっぱいおるから、「源五郎丸」、「源五郎丸与作」を名乗りなさい」
「和尚様、ありがとう!」
・・・ということが書いてある本でしょうか。
鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と1万の苗字があなたをお待ちしています。気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね。本を読まなくても結構面白いですよ(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かりすます)。
それでは、また。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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