今日は何の日? 9月19日(2015)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、石川誠です。

 

9月1日に人事異動があり、図書館係に配属されました。これまでは、花や畜産の担当経験がありますが、また違ったジャンルの職場となります。町のため、町の人の役立てるように仕事を覚えていきたいと思います。

 

図書館は、読書する人、時間を増やそう、ということが一つの方向性だと思うので、図書館所蔵の本を紹介していきます。こないだ思いついた「今日は何の日?」方式で、今日のテーマを決めてみます。

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

9月19日は、こんな日です。

 

苗字の日、トークの日(毎月)、クレープの日(毎月)、共育の日(毎月)、シュークリームの日(毎月)

 

「苗字の日」って、あるんだ。何をすればいい日なんだろう・・・?。

「苗字」で鹿追町図書館の蔵書検索をします。

 

貴重な三冊です。

貴重な三冊です。

あ、三冊あるよ。

 

「日本の苗字ベスト10000」

こ、これは・・・。

素直に思ったことは・・・。

 

「ベスト」って、苗字にいい悪いはないのでは、ということ。この場合のベストは、単に数が多いか少ないかということなのかなー、と解釈もできるけど。

 

そして、「ベスト10000」って、10000まで順位のあるランキングは生まれて初めて見ました。そんな順番つけないよ、ふつう。

連休中、することがない方は自分の苗字が日本でベスト何位に当たるのか、調べてみてはいかがでしょうか。

果たして、一位は佐藤さんでしょうか鈴木君でしょうか。

そして、最後にギリギリランクインの一万位はだれなのか!?

さらに、あなたの名前はランキングに入っているのか!?

白熱のランキングはこの本で!!

 

無理やりテンション上げてみたけどそんなに興味ないです。はい。

 

さあ、貴重な三冊のうちの二冊目は、こちら。

「日本の苗字読み解き事典(先祖を知り歴史を知る)」

 

図書館の本らしくなってまいりました。

こういうことこそ図書館でお調べください。子どもの夏休みの自由研究にいかがでしょうか。9月ですけどね。

北海道は先住民の方とは別に、入植で入って歴史が始まっている面がありますので、その前のルーツを探る時は、土地からではなく、名前からですね。

図書館の役割の中に、「郷土の資料を保存する」ということもあります。党図書館には、2階に郷土資料室を構えています。

物品の管理のため、入り口は施錠していますが、お申し出があれば、開けて自由に見学をしていただけます。

お時間のある方はぜひ図書館にいらしてください(こればっかり)。

 

さあ、最後の一冊はこちら。

「苗字と名前を知る事典」

この事典があれば、あなたの苗字と名前を知ることができます。

・・・、いや、知ってるし。

 

なんでしょう、「石川」という苗字は明治の初期に、

「田吾作どん、これから、苗字というものがつくことになったみたいだぞ」

「与作どん、そりゃすげえな。今までお武家様とかしか、苗字はなかったから。どうやってつければいいんだ?」

「さてなあ、よくわからんから、和尚様にきいてみるべか」

 

・・・

 

「うむ、そうなのじゃ。国からのお達しで、みんな苗字をつけることになったのじゃ。そうじゃな、田吾作の家の近くにはいっぱい石が積んであって、川があるから、今日から『石川』、『石川田吾作』を名乗るがよいぞ」

「和尚さま、オラは?」

「うむ、与作の家の近くに池があったな。

(池田はさっきつけたばっかりだったな・・・)

あの池は、ゲンゴロウがいっぱいおるから、「源五郎丸」、「源五郎丸与作」を名乗りなさい」

「和尚様、ありがとう!」

 

・・・ということが書いてある本でしょうか。

 

 

 

鹿追町図書館では、8万冊の知恵と知識と1万の苗字があなたをお待ちしています。気が向いたら、気軽に書棚をながめに来てくださいね。本を読まなくても結構面白いですよ(でも、図書館もいろいろ事情があるので借りてもらえると助かりすます)。

それでは、また。

 

投稿者プロフィール

石川 誠
北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。

About

北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。 物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。 こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。