おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。
「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。
田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。
9月12日はこんな日です。
宇宙の日、水路記念日、マラソンの日、とっとり県民の日
労働省発足記念日
※【宇宙の日】
科学技術庁(現在の文部科学省)と文部省宇宙科学研究所が1992(平成4)年に制定。
日附は一般公募で決められた。
1992(平成4)年、毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ飛びたった日。
「毛利衛、ふわっと宇宙へ」毛利衛 朝日新聞社 1992年刊行
このタイトルは、本人のアイディアなのか、出版社がつけているのか、ちょっと気になります。
「宇宙が始まるとき」ジョン・バロウ 草思社 1996年刊行
「宇宙最後の3分間」ポール・デイヴィス 草思社 1995年刊行
サイエンス・マスターズというシリーズです。この2冊で宇宙の始まりと終わりを知ることができる…。うーん、面白そう。
「奇妙な42の星たち(宇宙の秘密教えます)」岡崎彰 誠文堂新光社 1994年刊行
このタイトルも、うまいなと思います。読みたくなります。
「銀河鉄道999」松本零士 小学館
奇妙な星めぐりと言えば、巨匠のこの作品。鉄郎と謎の美女、メーテルが星と星をつなぐ銀河鉄道に乗って広大な宇宙を旅する物語です。いろいろな星に一日停車しますが、その星の自転の時間、が違うので停車時間が異なることで、「ふーん、星の自転の時間ってちがうんだ」とおぼえた記憶があります。
※【水路記念日】
海上保安庁が1947(昭和32)年に制定。
1871(明治4)年7月28日(新暦9月12日)、
兵部省海軍部水路局(海上保安庁水路局の前身)が設置された。
戦前は5月27日の「海軍記念日」に含まれていた。
「あばれ天竜を恵みの流れに(治山治水に生涯をささげた金原明善)」赤座憲久 PHP研究所
水の流れというのは、時として本当におそろしいものだとあらためて知りました。
※【マラソンの日】
紀元前450年、ペルシャの大軍がアテネを襲いマラトンに上陸したのをアテネの名将ミルティアデスの奇策でこれを撃退し、フェイディピデスという兵士が伝令となってアテネの城門まで走りついてアテネの勝利を告げたまま絶命したと言われる日。
1896(明治30)年アテネで第1回オリンピックが開かれるに当り、この故事を偲んでマラトンからアテネ競技場までの競走が加えられ、初めてのマラソン競走が行われた。
【42.195kmの由来】
以前は、マラソンの距離は約40kmで一定していなかったが、
第8回オリンピック以後、42.195kmで定着した。
第4回オリンピック時の42.195kmが、そのまま採用されたのである。
ロンドンで行われた第4回オリンピックは、国王の住むウインザー宮殿から
シェファードブッシュ競技場の約40kmで行われた。
この際、時の王女アレキサンドラが、「スタート地点は宮殿の庭で、ゴール地点は競技場のボックス席の前に」と注文したために半端な数字になったとする逸話がある。
ちなみに、この大会で最初に競技場に到達したイタリアの選手ドランドはゴール直前で倒れ、役員の助力でゴールしたため、のちに失格となった(ドランドの悲劇)。
「楽しくマラソンが走れる本!(今日からはじめられるマラソンBOOK)」川越学 日東書院本社
苦しそうなイメージがあるマラソンですが、でも、好きな方はいろんな大会を楽しみにしていますので、楽しんでるんですね。ふむふむ。
「人生が変わる!フルマラソン完走法(メタボでも運動オンチでもシニアでも)」坂本雄次 主婦の友社 2014年刊行
サブタイトルがだいぶボク向けでした。
※【とっとり県民の日】
鳥取県が1998(平成10)年に制定。
1881(明治14)年鳥取県が再び設置され、現在の鳥取県が誕生した。
「鳥取・出雲殺人ルート」西村京太郎 講談社
西村先生、おはようございます。鳥取でも事件がおこっていました。
※【労働省発足記念日】
1947(昭和22)年、労働省が発足した。
2001(平成13)年に厚生省と合併し厚生労働省となった。
労働省は、労働者の福祉と職業の確保を図り、経済の興隆と国民生活の安定に寄与することを目的として設置されていた。
「賃労働と資本」マルクス 角川書店 1984年刊行
なかなか読み解くのに手こずる本です。世界中で読まれています。
今日はこの辺りで。
鹿追町図書館、本日は月曜日で、休館日なので返却は自動ドア横の返却ポストにお願いいたします。
投稿者プロフィール
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北海道鹿追町の図書館で働いています。心に残っている本は、一冊というのはとても難しいのですが、小学校高学年で読んだ「がんくつ王」です。
物語を心に宿すことのできる、読書の魅力を伝えていきたいです。
こちらのブログは、個人の意見を書き連ねています。
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