Monthly Archives: 1月 2017

Previous Page

鏡開きの日でした。1月11日(2017)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月11日はこんな日です。

 

鏡開き(主に関東)、蔵開き、樽酒の日、塩の日、厚生省発足記念日、農事始め

 

※【鏡開き】

正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事。

武家社会の風習だったものが一般化した。

刃物で切るのは切腹を連想させるため、手や木鎚で割ったり、砕いたりする。また、「切る」という言葉をさけて、「開く」という縁起の良い言葉を使っている。

地方によって日が違い、京都では4日に、ほかに20日に行う地方もある。

 

お正月も終わりですね。つい3週間くらい前は、「クリスマスだー」と言っていたのにあっという間に時は過ぎ去ります。

 

今日にピッタリの本がありました。

「正月十一日、鏡殺し」歌野晶午 講談社

殺されるのは、鏡なのか、はたまた…。

 

 

※【蔵開き】

商売をする家で、新年初めて蔵を開き、商売繁盛を祈る。

江戸時代、大名が行った米蔵を開く儀式がその起源とされる。

 

「蔵の中」小池真理子 祥伝社

今日にピッタリの本がありました。蔵の中から出てくるのは、お宝なのか、はたまた…。

 

 

※【樽酒の日】

祝いの宴、喜びの場で酒樽の蓋を威勢良く開ける鏡開き。

良いことがあったら、良いことがありますようにとの思いから樽の酒をふるまい

飲み交わすこの風習を、日本の文化として次の世代に伝えていきたいと奈良県広陵町に本拠を置く長龍酒造株式会社が制定。

日付は年中行事の鏡開きの日に由来する。

 

「発酵道 (酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方)」寺田啓佐 スタジオK

微生物の活躍で、美味い酒ができたり、ダメになったりします。放っておけばできるわけではなく、微生物を生かす、ともすれば、「共に生きる」ということでしょうか。

 

 

※【塩の日】

1569(永禄11)年の、武田信玄と交戦中の上杉謙信が、武田方の領民が今川氏によって塩を絶たれていることを知り、この日、越後の塩を送ったとされている。

この話が、「敵に塩を送る」という言葉のもととなった。

新潟県糸魚川市と長野県松本市を結ぶ「塩の道・千国街道」によって塩が運ばれた。

 

「武田信玄と上杉謙信」加来耕三 ポプラ社

今日にピッタリの本がありました。マンガですいすい読み進められます。

 

「減塩のコツ早わかり(塩分を減らす食べ方がひと目でかわる)」牧野直子 女子栄養大学出版部

摂り過ぎに注意です。

 

 

※【厚生省発足記念日】

1938(昭和13)年、戦局拡大で国民の体力向上を図る為に厚生省(現在の厚生労働省)が発足した。

2001(平成13)年の中央省庁再編によって労働省と合併し、厚生労働省となった。

 

「舛添メモ(厚労官僚との闘い752日)」舛添要一 小学館 2009年刊行

去年の今頃はまだ都知事でしたよね。

 

 

今日はこの辺りで。

それではまた~。

今年は9日が成人の日でした。1月9日(2017)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

昨日は図書館で、本の紹介ゲームを行いました。

一人一冊持ち寄って面白かったところなどを話すのですが、「え、その本お読みでしたか。懐かしいですよね~」とか、「その本は知らなかった。読んでみたいな~」など、知っている本でも知らない本でも楽しいイベントです。

ボクは「ソードワールド短編集 レブラコーンの涙」を紹介。マニアックですが、大好きなシリーズです。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月9日はこんな日です。

 

◇成人の日(1月第2月曜日)

風邪の日、クイズの日、とんちの日

 

新成人のみなさま、おめでとうございます。

「二十歳(はたち)の法律ガイド」木村晋介 有斐閣 2001年刊行

成年と未成年では適用される法律が違いますので、注意してくださいね。お酒とたばこは二十歳から。

でも、選挙権は18歳からになっていますので、2001年の本はちょっと内容が古いかな…。

 

 

※【風邪の日】

1795(寛政7)年、横綱・谷風梶之介が流感であっけなくこの世を去ったことから。

風邪も恐ろしいですね。気をつけましょう。

 

「風邪とごはん(ひく前 ひいた ひいた後)」渡辺有子 筑摩書房 2009年刊行

現役の横綱すら時として死に至る病。油断しないで治しましょう。

 

 

※【クイズの日,とんちの日】

とんちで有名な一休さん(一休宗純)から、「いっ(1)きゅう(9)」の語呂合せ。

一休宗純禅師は室町時代中期の臨済宗の僧侶で、京都・大徳寺の住持だったが、

諸国を漫遊した。

 

「とんちの一休さん」今西祐行 講談社 1977年刊行

一休さんといえば、とんち。

面白がられるか、屁理屈ばかり言って、と怒られるかは本人の人柄次第かもしれませんね。

 

「脳トレ・認知症予防に役立つ昭和の〈思い出〉年表クイズ」今井幸充 自由国民社 2015年刊行

テレビのクイズ番組でも、最近のことから正解するたびにどんどん過去にさかのぼっていくクイズがありますよね。楽しみながら脳トレしましょう!

 

 

鹿追町図書館、普段は月曜日は休館日ですが、祝日の場合は開館して、翌火曜日が振り替え休館となりますので、よろしくお願いいたします。

 

それでは~。

今日は一か八かで勝負事の日でした。1月8日(2017)

こんばんは。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月8日はこんな日です。

 

平成スタートの日(1989)、勝負事の日、ロックの日、外国郵便の日、イヤホンの日、

学校始業、どんと焼き、どんどん焼き、正月事納め

 

昭和天皇が1月7日に崩御され、昭和64年から平成元年に変わった日でした。

 

「昭和天皇の『極秘指令』」平野貞夫 講談社 2004年刊行

なかなか気になるタイトルです。

 

 

『一か八か』から、勝負事の日でした。

「にっぽん! 馬三昧(戦後、すべての都道府県に競馬場があった)」鈴木慈雄 文芸社 2016年刊行

馬は、仕事でも娯楽でも人と共にありました。

 

 

エルヴィス・プレスリーの誕生日であることから、ロックの日でした。

「ロック・ドラムが叩ける本」

「ロック・ベースが弾ける本」

「ロック・キーボードが弾ける本」

いずれもヤマハ音楽振興会 1992年刊行

の本です。

楽器、一つでいいからできるようになりたいなーと思うのですが、練習一つしないので人が弾くのを横から見ているだけでした。

 

 

それでは~。

あけましておめでとうございます。1月1日(2017)

あけましておめでとうございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

1月1日はこんな日です。

 

元日、元旦、初詣、年賀、若水、若潮、若潮迎え、四方拝、新年、少年法施行の日、

初日の出、神戸港記念日、鉄腕アトムの日、七福神巡り、お年玉、年賀状

 

今日は元日ですね。ボクは10年くらい前までは元日と元旦の違いを知りませんでした。「旦」は日の出の様子を表すから、元旦は1月1日の午前中のことだ、とクイズ番組でやっていたを見て、大層びっくりした覚えがあります。と、同時に30年も間違ってたよ・・・、と恥ずかしくなりましたが、クイズ番組でやるくらいなので、意外と知られてないことジャンルなのかなと、思いました。今は大分有名になったんじゃないでしょうか。

 

元日、元旦はわかったのですが、分からない言葉が続くので、田中みのるさんのメールマガジンを読み進めました。

 

※【若水】  元日の早朝に井戸から水を汲んで神棚に供えること。またその水のことも「若水」と言う。  朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかないしきたりだった。  若水は一年の邪気を除くと信じられ、神に供えた後その水で家族の食事を作ったり、口を漱いだりお茶を立てたりした。 ※【若潮,若潮迎え】  元日の早朝、潮水を海から汲んで来て神に供える。 ※【四方拝】  天皇が、午前5時半(昔は寅の刻)に束帯を着て神嘉殿の南座(昔は清涼殿の東庭)に出御し、皇大神宮・豊受大神宮・天神地祇・天地四方・山陵を拝し、宝祚の無窮・天下太平・万民安寧を祈る儀式。

 

ふむふむ、井戸や海から水を汲んで神様に供える・・・。今は水道のおかげで井戸から汲まなくても蛇口をひねるだけですぐ水が出ますね。

神さまにも感謝ですが、水道の仕事に携わっている方にも感謝です。ありがたいですね。

 

四方拝は天皇陛下が日本のためにお祈りくださる儀式なんですね。知らないと怒られますね・・・。

 

※【お年玉】

(おとしだま、御年玉、年玉)は、正月に新年を祝うために贈答される品物のこと。

現在では子供に金銭を与える習慣及びその金銭の意で用いられることが多い。

年末に贈られる歳暮と異なり、目上の者が目下のものに贈るのが特徴。

これをもって年の賜物(たまもの)であるから「としだま」という名がついたという説がある。

また、古くは餅玉を与えたために「年玉」の名前がついたともいう。

「たま」とは、「たましい」のことであり、「としだま」とは新年を司る年神への供え物の下げられたもののことであると民俗学的には説明される。

供え物には祀った神霊の分霊が宿るとされ、それを頂くことにより、人々は力を更新して新たな一年に備えるのである。

年玉の習慣は中世にまでさかのぼり、主として武士は太刀を、町人は扇を、医者は丸薬を贈った。

 

お年玉って、おこづかい的な感じでとらえていましたが、すごい意味があるんですね。

 

 

※【年賀状】(ねんがじょう)

年賀状とは新年に送られる郵便葉書やカードを用いた挨拶状のことである。

新年を祝う言葉を以ってあいさつし、旧年中の厚誼の感謝と新しい年に変わらぬ厚情を依願する気持ちを添えることが多い。

親しい相手への場合などには近況を添える。

日本では多く取り交わされ、日本に近い韓国、中国、台湾にも似た風習がある。

欧州や米国などではクリスマス・カードで新年の挨拶も済ませてしまうので、年賀状の文化はない。

 

お年玉や年賀状は知っている単語ですが、詳しく聞くと、へー、そうなんだ、と思いますね。

 

※【鉄腕アトムの日】

なぜ1月1日がアトムの日なのか。それは…。

 

1963(昭和38)年、フジテレビで『鉄腕アトム』のテレビ放映が開始された。

初の国産アニメだった。

 

今は、お正月と言えば特別番組ばかりですが、このときは1月1日にアニメ番組がスタートしたんですね。

 

「鉄腕アトム」手塚治虫 講談社

手塚治虫漫画全集より。1~18巻までと、別巻の1~2巻があります。

 

子どものころ読んだなぁ。ボクの心に今も残っているのは、「アトム今昔物語」。

アトムが過去にタイムスリップするのですが、アトムを整備する技術も動かすエネルギーも開発途上で、そのままでは動かなくなるという、敵が強いとかそういうことではない、今までにないジャンルのピンチ。どうする、アトム。どうなる、アトム。

このラストは本当に忘れられないなぁ。子ども心に衝撃を受けた、名作「火の鳥」的な展開でした。

 

アトムが完成したのは作中で西暦2003年とか、アトムを作ったのはお茶の水博士ではなく天馬博士とか、思い出していたら、読みたくなってきました。

 

このほか、手塚治虫さんの漫画全集は、火の鳥、ブラックジャック、ブッダ、アドルフに告ぐなどなど、閉架書庫(図書館用語、一般開放していない書庫)にあり、貸し出しもできます。これは館内を探していても、巡り合えないのでスタッフまでお気軽に、「手塚治虫さんのマンガ、ありますか?」とお問い合わせくださいね。

 

「お、そうなのか! さっそく図書館に行ってみよう」という方に残念なお知らせなのですが、当館は、1月5日まで休館となります。

 

年明けは1月6日からでした。

ここまで読んで、なんか見たことあるなー、という方。

鋭い。

結構昨年のブログを使っています。

 

それでは~。