Showing all posts by 石川 誠

Previous Page · Next Page

ミュージックの日、カメラ発明記念日でした。『わたしたちの「撮る」教室』が一押しの本です。3月19日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月19はこんな日です。

 

ミュージックの日、アカデミー賞設立記念日、カメラ発明記念日

 

ミュージックの日でした。

「はじめてアコギをさわる人のためのギター安心講座」奥秋ユキエダ 2004年刊行

「初心者のドラム基礎教本(ドラムのリズムが叩けるように、手足の動きを1から丁寧に解説!)」枝川淳一 2011年刊行

「エレキ・ベースが弾けちゃった(楽譜が苦手な君でもOK!これは便利!!)『コード表』付き!!」江部賢一 2010年刊行

今日はバンドとダンスのイベント、ステージザウルスが鹿追町民ホールで行われます。16時30分からです。ぜひ!

 

 

カメラ発明記念日でした。

「わたしたちの『撮る教室』」小寺卓矢・石川晋・石川学級41名の生徒たち 学事出版

2016年刊行

奇しくも、こちらの本の刊行記念講演会が帯広の岡書で昨日行われていました。

岡書のドトールで。様々なイベントが行われていますが、本の著者のお話が聞けるのは、ボク的にとても嬉しいイベントです。

 

図書館ボランティアさんに誘われて行ってきました。

 

写真家で写真絵本作家の小寺卓也さんは、鹿追町でも文化講演や、写真絵本作りワークショップを開催してくれて、その中でボクもこの世で一冊の写真集を作りました。

「あ、来てくださったのですね」と声をかけてくれました。覚えていてもらって嬉しかったです。

 

さて、この本は、北海道上士幌町中学校の石川先生のクラスで一年間かけて生徒たちが、一年かけて一冊の写真集を作るという試みの記録です。

プロの写真家で写真絵本作家の小寺卓矢さん(芽室町在住)が指導したり、自由に任せたりして彼らをナビゲートしたりしなかったり(微妙なニュアンスですが)して、生徒たちが自分の思う「学校生活の価値」を写真に収めていきます。

 

最初はプロとして、技術の高い写真の撮り方を教えようとしていた小寺さん。作品作りの信条としてとにかく多くのもの、瞬間をカメラに収めることがあります。

数百枚、校内のあちらこちらで撮影する生徒もいれば、十分の一も撮らない生徒もいました。

「数を撮らないとダメだ!」と思っていたのですが、途中で、「そればかりが大切ではない」と気がついたそうです。それぞれのペースでいいじゃないか、と。

 

そして面白いことに、生徒の撮った写真を彼ら自身の手で本に載せる分を選ぶとき、「え、それを使わないの!」と思うことも多いかったそうです。でも、みんな違ってみんないい。

生徒が選ばなかった写真にも、多くの素晴らし写真がある、とのお話。
選ぶのが難しいんですよね。

 

石川先生は、「学校では生徒たちが『選ぶ』ということがあまりなく、決められたようにやることが多い。写真は、たくさん撮るより、その中から残すものを選ぶことが大変。でも、大切だよな、自分も中学生の時にこんな授業があればよかった」

と語ってくれました。

 

石川先生の教室の空間作りは、ボクの記憶にある学校とずいぶん違って、自由な発想がありました。全員同じところにいなくても、落ち着ける場所、一人になれる場所が必要と、教室の後ろを棚で仕切り、物陰を作っています。

「幸せの空間」と名付けられたこの部屋。「シャレでつけました」と石川先生。
まてよ、ここが幸せの部屋なら、教室の他のスペースは…。
かなりのブラックジョーク?

 

これはずいぶん異質な取り組みに見えますが、10年も前から文科省で推奨している空間作りだそうです。

「でも、みんなやらないんだけど」

 

ボクははじめてお話を伺ったのですが、授業も空間作りも異質に思えて、どうして公立の学校でこんなことができるのか、疑問に思ったので質問コーナーで率直に聞いてみました。

先生は、「一足飛びではこの形にはならない。少しずつ、今できることを一つずつ積み重ねていったら、『まわりも学校のためになっている』とだんだん認めてくれて、次の一歩が踏み出せる。最初からこの形にはできなかった」とお話してくださいました。

 

ボクも教育委員会にいますが、学校という空間はよくも悪くも形が決まっていて、その通りにしかできないと思っていましたが、そうではないということが同じ十勝の町で実証されていました。

 

鹿追町図書館でも、各小学校にご協力いただき本の読み聞かせを行っていますが、なにか学校の可能性は無限で、限界を作っているのはボクらサイドなんじゃないか、子どもたちのためにもっといろいろできるんじゃないか、と感じました。

大きな学びの時間でした。

左が石川先生、右が小寺さん。
ボクも笑ったつもりですが、やはり能面…。

 

そうかー、図書館も学校もいろいろできそうだなー、とテンションがあがり、三冊購入。家にある一冊を合わせて、4冊になりました。誰かにあげようかな。

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、日曜日は午前10時から午後6時までの開館です。

世間では土・日・月と三連休。図書館は三日間とも開いています。せっかくだから来てね。

 

それでは~。

点字・明治村・精霊・世界睡眠の日でした。3月18日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月18日はこんな日です。

 

点字ブロックの日、精霊の日、明治村開村記念日、世界睡眠の日

 

たまに、点字ブロックの上に自転車が停められているのを見かけることがあります。これはいけません。

「ルイ・ブライユ(点字を発明した19世紀のフランス人)」新井隆弘 小学館 2016年刊行

小学館の学習まんがシリーズより。

 

学習まんがは子どもの頃図書館で片っ端から読みました。ひみつシリーズや日本の歴史、偉人伝などをマンガで読んでおくと、学校での授業が、マンガの知識に自然と寄り付きます。

本を読むと、『知識の樹』が頭の中にひょっこり生えてきます。

織田信長の本を読むと、織田信長の『知識の樹』が生えて、先生の日本史の話がそこにくっついて樹が大きくなっていく感じです。

もちろん徳川家康や源頼朝など読みますから、樹がどんどん植えられて、話を聞いたりするたびにどんどん大きくなっていくイメージです。

しかし、大切なのは勉強のために読んでいたのではなく、単純に楽しくて、知りたくて読んでいたのであって強制的に読まされたものは一冊もなかったです。

こどもの読書推進のヒントはここにありそう。

ボク自身の読書での楽しさを子どもたちに伝えていけばうまくいくのかな、と思っています。

 

 

※【精霊の日】

柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられていることから。

暮春の満月の3日後を精霊の日とする習わしがあったためではと民俗学者の柳田國雄は記している。

 

「万葉集を学ぶ人のために」中西進 世界思想社 1992年刊行

日本の詩歌の文化は長く受け継がれてきました。ボクも少し学んだら品がよくなるでしょうか。

 

 

※【明治村開村記念日】

1965年(昭和40年)のこの日、愛知県犬山市に明治村が開村。

明治時代の建築物など、文化財を保存するために設立された。

ちなみに、大正浪漫漂う街並みを生かした“町おこし”でオープンした「大正村」は、岐阜県明知町にある。

また、昭和30年代前半の風景を再現した平成記念公園「日本昭和村」は、岐阜県美濃加茂市にある。

 

「明治ブルガリアヨーグルトレシピBOOK(おいしい103品)」明治 アスコム 2012年刊行

よつ葉乳業もよろしく!

鹿追で搾られる牛乳はほぼよつ葉の工場に運ばれます。ボクの実家の牛乳もよつ葉です。はい。

 

 

※【世界睡眠の日】

世界睡眠医学会が制定。

これとともに精神・神経科学振興財団と日本睡眠学会が協力し、年2回の「睡眠の日」を定めたと2010に発表。

「世界睡眠の日」としている3月18日と、「ぐっすり」の語呂合わせで9月3日を、春秋の睡眠の日として啓発活動を行う。

 

「朝5時半起きの習慣で、人生はうまくいく!(世界一の『睡眠の専門医』が教える!)」遠藤拓郎 フォレスト出版 2010年刊行

ボクもブログを書くようになってから、割と早起きになりました。たまに5時くらいから書いています。

 

 

今日はこの辺りで。

 

鹿追町図書館、土曜日は午前10時から午後6時までの開館です。

世間では土・日・月と三連休。図書館は三日間とも開いています。せっかくだから来てね。

 

それでは~。

マンガ週刊誌の日でした。3月17日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月17日はこんな日です。

 

漫画週刊誌の日、聖パトリックデー、みどりの日

 

今日はなんといってもこのテーマ。漫画週刊誌の日でした。

漫画週刊誌と言えば、ボクにとってはなんといっても少年ジャンプ。

「Dragon Ball」鳥山明 集英社

1~42巻まで。超有名な作品です。

最近は、テレビアニメの新作が放映されたり、カードゲームなどの展開があったりで、今の子どもたちも館内で読んだり、借りてくれたりしています。世代を超えた名作です。ボクは、ナメック星でのドラゴンボールの奪い合いのときの、野心でギラギラしたベジータが大好きです。

 

 

「デスノート」大場つぐみ/小畑健 集英社

1~13まで。こちらも映画になったりアニメになったり、小説になったり有名作品ですね。

この連載が始まったときは、「ジャンプにこんな話を載せていいの!?」と衝撃でした。

主人公の夜神月(やがみらいと)は成績優秀な正義感の強い高校生。ある日、一冊のノートを拾います。そのノートは書き込むと、名前を書き込まれた人間が死ぬ、死神のノートでした。

「このノートを使えば法で裁ききれない犯罪者を世の中から抹殺できる。平和で犯罪のない世界をボクが作れる!」との使命感に目覚めた主人公は、つぎつぎと犯罪者の名前をノートに書き続けます。

はたしてこのやり方で世界に平和は訪れるのでしょうか…。

次々おこる新展開に、まさに目が離せません。一度読みだすと最後まであっという間に読んでしまうと思います。ジャンプなのに、展開の引き延ばしがなく、濃い密度でストーリーが進みます。面白いです。

 

 

「ウイングマン」桂正和 集英社

こちらに出てくるのは「ドリムノート」。なんと、書いたことが現実になる夢のノートです。

この物語の主人公、中学生の広野健太は変身ヒーローに憧れていて、いつか自分もヒーローになりたいな、と思っていました。でも、中学生くらいになるとそんなヒーローはテレビの中だけということが分かってきます。

しかし、ある日、聞いたこともない異世界から現れた美少女と一冊のノートが彼の運命を大きく変えました。悪い奴に追われている美少女を助けるため、書けば自分の夢がかなうドリムノートに、自ら考えた夢のヒーロー『ウイングマン』を書き込みます。

ノートの力でウイングマンとなった主人公は、次々現れる敵の刺客と戦うのですが…。

 

だいぶ昔の作品ですが、桂正和と言えばボクの中では電影少女ではなくアイズでもゼットマンでもなく、この作品がナンバーワンです。1~13巻まで。

 

「キャプテン」ちばあきお 集英社

部活で野球に取り組む少年たち、ずいぶん影響を受けたのではないでしょうか。スゴイ魔球はでないし、怒りでパワーアップしたりせず、地道な練習を重ねて試合に臨んでいくので派手さはないですが、名作です。

 

「キャプテン翼」高橋陽一 集英社

でぃやー!

 

 

名作マンガ、まだまだありますよ。スペースの関係で古めのマンガは秘密の書庫にありますので、館内を何時間探しても見つからない本もあります。

スタッフに「○○○ありますか?」と気軽にお声かけくださいね。

取りに行ったり、一緒にお探しいたします。

 

鹿追町図書館、金曜日は午前10時から午後6時までに加え、一時間延長して午後7時までの開館です。

「仕事帰りに寄りたいけど、いつもすぐ閉まるんだよなぁ」とお思いの方、金曜日は7時まで開いています。

土日で読む本を探すのにちょうどいいかも?

 

それでは~。

今日は財務の日でした。そこでこんな本を。3月16日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月16日はこんな日です。

 

財務の日、国立公園指定記念日、万国赤十字加盟記念日、十六団子

 

いろいろありますが、今日はこちらのテーマで。

※【財務の日】

中小企業がもっと財務に目を向け、財務をより良くして健全に発展、繁栄を続けて欲しいとの願いから、財務コンサルティングの専門会社である株式会社戦略財務が制定。

日付は3と16で「財務」と読む語呂合わせと、所得税確定申告の期限である3月15日の翌日に、企業が財務状態を把握して欲しいとの趣旨から。

 

「絶対に会社をつぶさない強い社員の育て方(中小企業には『優秀な社員』いらない。)」小山昇 中経出版 2011年刊行

なんと、『一日小山さんのかばん持ちのできる権利』を30万円で売っているそうです。

いえ、「かばん持ちでもさせてもらって学ばせてほしい。30万円でも払う」という方が殺到して順番待ちだそうです。カリスマ経営者と一日一緒にいて学べるなら30万円など安いという方がたくさん…。

お金を払って学ぶのは、高校や大学だけではないですよね。わかります。

 

 

「お金の流れで見る戦国時代(歴戦の武将も、そろばんには勝てない)」大村大次郎 KADOKAWA 2016年刊行

武士は喰わねど高楊枝、とはいいますが、ソロバンは刀より強し、と言ったところでしょうか。

食い詰め武士よりお金を貸している商人の方が『強い』時代もあります。

 

「税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ(サラリーマン最強の蓄財術)」大村大次郎 中央公論新社 2015年刊行

こちらも著者は大村さん。ちょっと興味があります。

 

「お金があればしあわせなの?」大野正人 汐文社 2015年刊行

このシリーズ、おススメです。小学生から大人まで、イラストとともにお金についての考え方を学べます。お金がどういうものか、自分の中でしっかりした考え方ができれば振り回されることは無くなりますね。

シリーズの「夢はどうしてかなわないの?」は、すべての大人に読んでほしい大傑作です。ボクのおススメの鹿追町図書館の本の5本の指に入ります。

 

 

 

 

鹿追町図書館、木曜日は午前10時から午後6時までです。

遠くの方は、どこかで一冊でも手に取ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

それでは~。

今日は変な日、切腹最中の日。同期会の話とともに。3月14日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

東京で学んだエクスマという塾の同窓会に行きました。モノではなく体験を提供しようという塾です。

多忙の藤村正宏先生、佐藤ゆかり先生も時間を作ってきてくれました。仲間にも、先生たちにも、そして新たな仲間たちも駆けつけてくれて学び、一緒にご飯を食べました。嬉しい時間でした。

何度も聞いたあの言葉、2017年のエクスマでは死語になりました。既存顧客を死ぬほど大切にしていたら、本当に死ぬ目に遭ったお話。
緩やかな関係性にアップデートしましょう。

 

2年前からともに学んで友達になってくれた宮下さん。組織の論理で動くのがなんか嫌で、フリーターという立場を選ぶ。そしてお客さんを選ぶというスゴイ化粧品販売スタッフ。
ピノコも、既存顧客を死ぬほど大切にする手法に自らの体験から異を唱えています。

 

藤村先生は「ブログは読まれない時代になってきている。もちろん、しっかりした記事をちゃんと書くなら意味があるけど、専門性のない話ならツイッターでいいよ」とお話しされました。

さすが先生、心当たりがあって、ギクッ。

 

成熟した高度情報化社会の今日において、2年前に習ったことをいまやっとできるようになってもトレンドは先に進んでいるのです。

つまり、二年も経つと新しかったことが常識化して、他との差異が無くなるので効果が無くなるということです。トホホ。

 

そんなブログの読まれなくなった時代にこのブログへようこそ。

知的好奇心を刺激してつい本に手が伸びる…。なんて、なったらいいな。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月14日はこんな日です。

 

ホワイトデー、キャンディーの日、マシュマロデー、数学の日、円周率の日、国際結婚の日、切腹最中の日、美白デー、さーたーあんだぎーの日

 

あなたはどれが気になりましたか?

ボクは切腹最中の日が気になりました。

一体、なんなのでしょうか?

 

浅野内匠頭が吉良上野介に対し、激高して我慢の限界を超えて城の中であるにもかかわらず、刀を抜いてしまいました。

お殿様の城の中での抜刀。

『殿中でござる! 殿中でござる!』

 

もちろんそんなつもりはないのですが、浅野の行為は主君への反逆という形になり、無念にも切腹することに。

このあと、尊敬する浅野を破滅に追いやった吉良がのうのうと暮らしているのを許せず、部下たちが47人集まって復讐を誓います。

吉良邸への討ち入りです。

 

いろいろ省略しちゃいました。こんな感じが忠臣蔵の物語です。テレビドラマにすると少なくとも3時間くらい。長いと二日連続で放送とかしていました。

その忠臣蔵の話を語り継ごうと和菓子店が商品に『切腹最中』と名付けて、この日を制定したそうです。

 

うちの図書館には…。

「切腹(日本人の責任の取り方)」山本博文 光文社 2003年刊行

切腹の本がありました。以前も紹介していますね。

しかし日本人、責任感強すぎです。

 

『人間の命は地球より重い。死ぬくらいなら逃げたっていい。なにもかも捨てて逃げたらいい。とにかく死んじゃダメだ』とはボクの師匠の言葉です。

一昨日、兄弟子に教えてもらいました。

教えてもらえて良かったです。本当に、良かった。

 

国際結婚の日でした。

「ダーリンは、イギリス人(国際結婚レポート&エッセイ)」ウエイド美加 三修社 2004年刊行

イギリスと日本、環境も教育も違うので考え方や行動が様々な点で違います。

…、そのすれ違いが刺激になっていいのかも。

 

円周率の日でした。

『円周率は3.14とする。』という文を、学校のテストの時によく見たような記憶がよみがえりました。

 

「はてしない数の物語(平方根・無理数)」堀江千代子 国土社 1995年刊行

割り切れないことで有名な円周率。小数点以下の桁は無限に続く。とすると、その桁は最後までみることができません。見ることがないのに、なぜ無限に続くのか。本当はめっちゃ頑張って計算すれば、最後には割り切れるんじゃないの?

そんな疑問が湧いてきたとき、先生は答えてくれるでしょうか?

先生が答えてくれないときにこの本を読んでみましょう。

 

 

鹿追町図書館、火曜日は午前10時から午後6時までです。

切腹が気になったらおいでくださいね。

遠くの方は、どこかで一冊でも手に取ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

それでは~。

あの日から6年。3月11日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月11日は、忘れられない日です。

 

※【いのちの日】

2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災では多くの命が失われた。

命の尊さを思い、命の大切さを考え、震災で学んだことを風化させることなく災害に備えようと「災害時医療を考える会(Team Esteem)」が制定。

災害時医療の改善を図るとともに、9月1日に防災訓練が行われるように、3月11日には健康、医療、災害時の体制などを考える機会を設けたいとの思いから。

 

「前へ!(東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録)」麻生幾 新潮社

もしあの時…。自分が現場にいたら、何ができたのか。これからはそんなことはおきないでほしいけど、もし身近で起きたら何ができるのか。考える一冊です。

 

「ふくしま道徳教育資料集 生きぬく・いのち 第Ⅰ集」福島県教育委員会 2015年刊行

震災がおき、福島ではとくに原発事故が発生していまもなお解決できない大きな問題があります。命や未来について、これまで以上に考えなければならない、と発行されたのがこちらの資料集で、福島県教育委員会から、全国におくられました。

 

「地震イツモマニュアル」地震イツモプロジェクト ポプラ社 2016年刊行

もしものときのために備えておきたい品や、普段の家具の置き方など地震対策がまとめられています。備蓄品もなかなか全部はそろえておけないかもしれませんが、阪神淡路や東日本の経験からの書なので役に立ちます。

 

 

なんだか、いろいろなことを考えてしまってあまり書けませんでした。

 

鹿追町図書館、土曜日も開館しています。午前10時から午後6時までです。

それでは~。

東京大空襲の日でした。3月10日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

3月10日はこんな日です。

 

 

東京大空襲の日、東京都平和の日、農山漁村婦人の日、砂糖の日、佐渡の日、

水戸の日、ミントの日、ミルトンの日、サボテンの日、メントスの日

 

「東京大空襲を忘れない」滝井宏臣 講談社 2015年刊行

「写真で伝える東京大空襲の傷あと・生き証人」鈴木賢士 高文研 2007年刊行

「B-29日本爆撃30回の実録(第2次世界大戦で東京大空襲に携わった米軍パイロットの実戦日記)」チェスター・マーシャル ネコ・パブリッシング 2001年刊行

今もなお忘れえぬ東京大空襲。日本としての視点では、「された」側ですが、パイロットの側から見た資料も残されています。

大空襲に「携わった」という表現は違和感がありますが、あちらから見ればそうなるのですね。

 

 

※【農山漁村婦人の日】

農林水産省婦人・生活課が1988(昭和63)年に制定。

むかしから、各地域にある婦人だけの休息日が農閑期の10日であることが多かったことから。

農山漁村の各地域における女性の地位・役割の向上を目指す為に制定された。

「知恵・技・経験の3つの力をトータル(10)に発揮する」ことにちなんでこの日に。

 

「ヒメ、農民になる(農業をしたい女性に贈る初めての就農ガイド)」農山漁村女性・生活活動支援協会 2010年刊行

書棚で背表紙のタイトルを見て、気になった一冊でした。他の本を探していたので読む時間は無かったゆえ、まだ手に取っていないのですが…。農業に憧れている女性の方に。

 

 

※【砂糖の日】

「さ(3)とう(10)」の語呂合せ。

砂糖の優れた栄養価等を見直す日。

 

うーん、優れ過ぎていて、摂りすぎて太るんですね。気をつけたいです。

「砂糖百科」高田明和 糖業協会 2007年刊行

砂糖博士になれます。

 

 

 

※【水戸の日】

「み(3)と(10)」の語呂合せ。

 

「水戸黄門は旅嫌いだった!?(種明かし日本史20人の素顔)」楠誠一郎 朝日新聞社 2006年刊行

テレビドラマにだまされたー! という気分が味わえるかも。騙されたままの方が楽しいかも。

 

 

※【ミントの日】

2000年12月に「カネボウフーズ株式会社」が制定した日。

ミントのPRを目的とした日で、日付けは3月10日をミントと読む語呂合わせから。

クール、さわやか、といったイメージの「ミントな人」を芸能人、著名人、スポーツ界などから選び、表彰するイベントを行う。

 

「薄荷物語(北の華)」砂田明 北見観光協会 1986年刊行

ミント=薄荷といえば、北見市を思い出したのは、毎日Facebookに登場する北見市の職員のあの人の影響、あると思いました。

 

 

※【ミルトンの日】

赤ちゃんの健康と健やかな成長はママとパパの願い。

ママたちが赤ちゃんの衛生管理について考えるきっかけの日をと、哺乳瓶用の消毒剤として有名な「ミルトン」を発売する杏林製薬株式会社が制定。

日付は3と10で「ミルトン」と読む語呂合わせから

 

「ミルトン」ハイデ・アルダラン 朔北社 2001年刊行

これは猫のミルトンの物語でした。

 

 

※【サボテンの日】

サボテン類の生産額日本一を誇る岐阜県本巣郡巣南町にある「さぼてん村」を経営する岐孝園が制定。

「さ(3)ぼてん(10)」の語呂合せ。

また、サボテンは3月に花を咲かすためという意味も。

 

「ちいさいサボテンの寄せ植え」松山美紗 グラフィック社 2012年刊行

忙しいときも、パラパラページをめくるだけでなんとなく癒されます。もちろん、寄せ植えのテクニック、育て方も!

 

 

今日は金曜日。鹿追町図書館は普段は午前10時から午後6時までですが、週末金曜日はゆっくり本を選んで土日に読んでいただこうということで、一時間延長して午後7時までの開館をしています。

 

それでは~。

今日はサンキューの日でした。読んでくださってありがとうございます。3月9日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

39日はこんな日です。

 

雑穀の日、記念切手記念日、関門国道トンネル開通記念日、ありがとうの日、緑の供養日、佐久ケーキ記念日、レコード針の日、酢酸の日、3.9デイ、感謝の日、ざっくの日、緑の供養日

 

「『ありがとう』と言われる商い(価値を生み出し繁盛するワクワク系商人の道)」小坂裕司 商業界 2010年刊行

お客様にありがとうと言われる仕事ができると、ワクワクして仕事できますね。

あ、逆かも。ワクワクして仕事をするからお客様にありがとうと言ってもらえるのかも。

 

 

「ありがとうなんて絶対言わない」大黒摩季 祥伝社 1999年刊行

今年、鹿追での公演(7月15日開催)が決まった大黒摩季さん。楽しみですね。

前売りチケットはまずは315日から、鹿追在住の方のみの受付です。

そして一般販売は4月1日からになります。

当日は、「みんな、来てくれてありがとう!」 って絶対言わないかも。

 

「ありがとう上手の習慣(100人中99人に好かれる)」堤信子 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2013年刊行

うまくありがとうを言えれば、好かれます。でも、全員に、というわけでもないのがリアルです。

 

「右胸にありがとうそしてさようなら(5度の手術と乳房再建1800)」生稲晃子 光文社 2016年刊行

突然見つかったがん。摘出手術をするも、転移、再発。…大変な葛藤の中、自分だけの命ではない、娘のために生きようと、つらい選択をされました。

がんでも、とくに乳がんでの切除は、女性を苦しめます。

男のボクにはそのつらさについては、なんといってよいのかわからないのですが…。

同じ病に苦しむ方は、闘病記を読むことで勇気が出ることも、逆にしんどくなることもあるかもしれません。でも、気持ちの行き場が無くなった方には、読んでいただくといいかもしれません。

 

「『ドラえもん』への感謝状」楠部三吉郎 小学館 2014年刊行

ドラえもんは、国民的マンガとなっていますが、最初のアニメは人気が出ずに、放送を終了しました。ドラえもんに惚れ、あきらめなかったアニメ会社の社長さんの、ドラえもんへの愛のお話です。

 

「感謝の気持ちが伝わる新郎新婦のあいさつと手紙」岩下宣子 学研パブリッシング 2014年刊行

結婚式で一番好きな時間は、花嫁さんが親御さんへの感謝の手紙を読むときです。胸にジーンと来るものがあります。

 

 

 

ボクも、多くの方にご縁をいただき、なんとかご飯を食べていけています。

仲良くしてくれた方、助けてくれた方、大切なことを教えてくれた方…。

本当にありがとうございます。

 

感謝と共に、ボクも何か人の役に立てるようになりたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

天井裏のアイツ以外のすべてに感謝です。

うーん、当てはまってます。Facebookの避けたい使い方

友人のタイムラインから

タイムラインがこんな感じの人はボクは承認しません。なんとなく合わないだろうなーって思うから(笑)

自分のブログのシェアばかりの人

自分のお店、仕事のPRばかりの人



ダブルで当てはまります。まずいネ…。

サンバ・みやげ・国際女性デーでした。3月8日(2017)

おはようございます。北海道十勝鹿追町の公務員、図書館で働いている石川誠です。

 

さて、「へー、こんな本、あるんだ。ちょっと読んでみようかな」というきっかけになってほしいと思って「今日は何の日?」をテーマに図書館の本を紹介しています。

 

田中みのるさんのメルマガによると(田中さんのホームページでも調べられます)だいたい一年365日、「何かの日」になっているそうです。

 

38日はこんな日です。

 

三板(サンバ)の日、国際女性デー、みつばちの日、エスカレーターの日、みやげの日、ビール・サーバーの日、赤ちゃん&こどもカットの日、神のホアンの祝日、雅の日、鯖すしの日、さやえんどうの日、サワークリームの日、三矢の日

 

 

謎の日もあるのですが、今日は三つにしぼって…。

 

サンバの日でした。

「概説ブラジル史」山田睦男 有斐閣 1986年刊行

サンバといえば、ブラジルですよね。ふだんあまりうちの図書館では目立たないこの本、今日は注目してほしいです。

 

 

うってかわって、土産の日でした。

「矢島さとしのまるごと北海道みやげの歴史(北の名産品ファイル)」矢島睿 中西出版 2016年刊行

有名どころや、ちょっとマニアックなお土産も…。

マルセイバターサンドの知らなかった知識もいっぱいでした。

 

 

国際女性デーでした。

「女性が働き続ける会社のすごい仕組み(結婚・出産で辞めない制度・組織・雰囲気のつくり方)」雨宮健太 現代書林 2016年刊行

日本の人口減少、少子化の原因はこれだ、と一言ではいえないのですが、働くことと子育ての両立ができない世の中だと、減っていきますよね。こどもは社会の宝です。いい制度づくりも大事ですね。

 

「女性と子どもの貧困(社会から孤立した人たちを追った)」樋田敦子 大和書房 2015年刊行

やはり仕事も大きなカギではないでしょうか。

 

「幸せな女(ひと)の働き方(3%の女性しか知らない)」里岡美津奈 大和書房 2015年刊行

3%とは、ずいぶん少ないような…。こういわれると気になりますね。

 

「とっさのときにすぐ護れる女性のための護身術」伊藤祐靖 講談社 2015年刊行

働いていると、帰りが遅くなったりということがあります。もしものときのためにご一読を。

 

「新・女性のための運転術」徳大寺有恒 草思社 2014年刊行

運転が不安な方、ぜひどうぞ。

 

「女性アスリートは何を乗り越えてきたのか」読売新聞運動部 中央公論新社 2013年刊行

ハードなトレーニングは、女性のデリケートな心身に影響を及ぼすことがあります。選手も指導者も読んでおきたいですね。

 

「わたしはマララ(教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女)」マララ・ユスフザイ 学研パブリッシング 2013年刊行

タリバンは女性に教育を認めていません。

あろうことか、こんな少女まで銃で狙われる世の中なのです。

…女性の地位の向上の前に、まず人権が踏みにじられています。

市民の目から見たパキスタンの実情、テレビニュースだけではわからなかったことが伝わってきます。

 

 

今日、水曜日は午前10時から午後6時までの開館です。

それでは~。